ダンドリ検定開催発表
昨日、突如として『ピクミン4』のオフラインイベント「ダンドリ検定 in 東京」が発表されました。
これはオフライン会場で指定されたステージを遊び、一定のスコアを超えると記念品がもらえるというもの。
いわゆるガチ勢向けのスコアアタック大会というよりは、
ピクミン初心者がピクミンに親しむためのエンジョイ勢向けイベントといった趣です。
ダンドリ検定はもともと去年末発表された「Nintendo Live 2024」のブースのひとつとして開催予定だったものの、
並行開催されるスプラトゥーンのイベントを名指しにしたテロ予告により中止(#07297 / 2023年12月09日)。
その後、単独イベントとしてまず福岡で開催されたという経緯があります。
そして満を持して東京でも開催されるということですね。11月23〜24日開催、場所は東京ドームシティ。
ここで個人的に気になっているのが、課題ステージは10月下旬に改めて発表することになっている点です。
「ダンドリ検定 in 福岡」のケースでは、Nintendo Live 2024に先立って2023年11月30日にイベント開催が発表され、
そのときにステージが「テキパキ水族館」であることが発表されました。
そしてイベントはいったん中止となり、
4ヶ月後の03月05日に改めて同ステージを課題として福岡で開催することを発表、03月30〜31日に開催されました。
福岡の場合は中止になったイベントを流用した単独開催という特殊なケースなため単純比較はできませんが、
前回は4週間前に開催発表だったのが今回はなぜか2ヶ月も前に告知。
そしてステージだけは開催1ヶ月前に改めて発表するという段取りは、
「追加DLCによる新ステージを課題ステージとする」というシナリオをどうしても妄想してしまいます。
そして任天堂はここ数年東京ゲームショウに合わせて09月には必ずNintendo Directを放送しており、
追加DLCを発表する舞台も整っている。
そして11月は『ピクミンブルーム』3周年なので、当然それに合わせたイベントを開催するでしょう。
こう考えるとかなり条件が揃っているように感じます。
ただ、一方で近年の任天堂タイトルは1年以上の間を空けていきなり追加DLCを発表した事例はなく、
普通に考えれば発売から1年経ってアップデートも音沙汰なしの『ピクミン4』も、
ここまで放置されていきなり追加DLCが配信されるとも思いがたい。
ざっと調べた感じSwitch初期〜コロナ禍までは追加DLC込みで開発していたと思われるタイトルは多くありましたが、
コロナ禍辺りから追加DLCの対象タイトルは明らかに減っています。
オンラインサービスの屋台骨である『スプラトゥーン3』や
看板タイトルの『ゼルダの伝説 ティアーズ・オブ・キングダム』のような例を除けばDLCはなかなかありません。
そしてDLCがある場合はどんなに遅くとも発売半年以内には発表されているイメージ。
というわけで基本的に期待はできないのですが、一方で『ピクミン4』には特別な事情もあります。
『ピクミンブルーム』は非ゲーマー圏の支持をかなり集めていて位置情報ゲームのシェアを伸ばしています。
周りでも『ポケモンGO』は辞めてしまったが『ピクミンブルーム』は続いているという人は多い。
そういう人がコンシューマーゲームを遊ぶとしたらピクミンシリーズが入り口になると考えるのは自然で、
任天堂もその辺の層を囲いたいという思惑があってこそ
「ダンドリ検定」のようなイベントを企画しているのではないでしょうか。
とすれば、その最新作である『ピクミン4』を追加DLCでブラッシュアップする意義は大きいように思います。
どう頑張っても妄想の域は出ませんが、
前向きに考えれば1年音沙汰が無かったのもDLC制作に注力していたからという可能性はそこそこありそう。
追加DLCは「ステージ追加!」「プレイアブルキャラ追加!」みたいな誰でも思いつくものではなく、
事実上『ピクミン4.5』と言えるようなデカいコンテンツをぶっ放してくれるものと期待しています。
オリマー遭難記のような追加のミニ本編や追加の収集要素、
あるいは『ピクミン1』のチャレンジモードのようなめちゃくちゃ難しいコンテンツが来ると嬉しい。
が、それはそれとしてバグ修正はもとよりダンチャレ、ダンバトの追加ステージはやっぱり欲しいし、
翻って、追加されるからこそ今回のダンドリ検定で課題ステージの発表を後回しにしているのではないか……と。