iPadの可能性を掘り下げたい
最近iPadをイマイチ活用しきれていないなーとふと思いました。
現行のiPad Pro(第3世代11インチ、2021年モデル)は
2022年春に4代目のタブレット・サブPCとして買いました。ちなみにこれまでの遍歴は
ASUS「Eee PC T91MT」(2011年)→初代iPad Air(2013年)→初代Surface Go(2019年)と来ています。
携行できるサブPCとしてカウントすると
購入時点でデスクトップPCが現役だったMacbook Pro(2021年)も入ってしまうのですが、
こちらはデスクトップを凌駕するスペックで名実ともにメイン機扱いなのでノーカウントとしています。
iPad Pro自体の満足度は非常に高く、少なくとも過去3世代のガジェットとは比べものになりません。
その用途は多岐にわたり、高精度のペンタブレットとして手書きのノートやイラストを作ったり、
Macbookのサブディスプレイとして接続したり(よくDevToolを表示するのに活用してます)、
スマホの小さい画面では満足できない漫画や動画などの視覚コンテンツを楽しんだり、
「Mini Metro」などのタブレットならではのゲームを遊んだり、
キーボードを接続すればちょっとした執筆作業等の軽作業もできたりします。
あとはその気になればデスクトップPCとリモート接続して実質Windows機として運用できたりも……。
ただ、ここまで高機能の割には持て余していて、カバンの中に眠ったまま1日以上放置される日も少なくありません。
せっかく15万円も出して買ってこれはちょっと宝の持ち腐れ感がある。
iPad Airの時代からこれを最小の開発環境にできないかと試行錯誤したことがありました。
「DraftCode for PHP」、Clound9などの有料クラウドIDEサービス、リモートデスクトップアプリなど
いろいろ試しましたが当然ながらMacbookには勝てないという結論。
現状は上述のMacbookのモバイルサブディスプレイとしての活用と、
あとは唯一と言ってもいいiPadならではの活用がデジタル入力ではなくあえて手書きで情報整理したい際、
無限キャンバスの機能がある手書きメモアプリを使って書くと言う使い方ですね。
これはアナログメモ帳と比べて明らかに利便性が高く、iPhoneにもMacbookにも真似できない芸当。
ただ、これだけで値段的にデスクトップPC並みの価値があるかと言われると……。
というわけで手書きメモアプリ界隈の現状についてざっと調べてみましたが、
Evernoteが覇権だった頃からある競合アプリ「Notability」を今更DLしてみたところ、かなり良い感じです。
このアプリ、有料版にあるOCR(手書き文字のデジタル認識)がかなり高精度らしく、
手書きで書いてそれを全文検索するといった芸当もこれなら可能になり若干気になっています。
またプランナーなどのテンプレートも無数にあるので事実上の手帳として運用することも可能。
11インチiPadは手帳としてはちょっと大きすぎる感はありますけどね……。
ある意味自分の場合はiPad miniがベストサイズなのかもしれない。
個人的にはiPadは創作系の情報整理(キャラ設定など)を書き込むツールとして期待はしています。
なぜなら、その手の作業はもっぱらアナログメモで書くものだったから。
学生時代の終了と同時にアナログノートからも完全に卒業してしまいましたが、
創作が停滞しているのはそのせいも若干あるのかなと。
であれば、アナログノートにかなり近いiPadの手書きメモ環境はそれを復活させる可能性はあるのかなと。
まあ、最終的にはそれをやりたいかという気持ち次第なところはありますが、
いずれにしろiPhoneと違ってiPadはまだまだ掘り下げる余地があることを忘れないでおきたいものです。