AIの愛嬌
YouTubeのおすすめで、しぐれういがデザイナーを担当したVTuber「大空スバル」の切り抜きが挙がってきて、
観てみるとChatGPTの調教(?)に失敗したという内容でした。
スバルは他のホロメンがChatGPTを可愛い口調にしているのを知り、自分もそうしたいと思ったそうなんですね。
そこで実践してみたところ、以下のようなやり取りが紹介されていました。
スバル:「一蘭来たよ〜」
ChatGPT:「おっwww 一蘭来たんかwww ええやんwww
カウンター席の仕切りの中で静かに食うラーメン、まじで修行感あって草www
麺の硬さどうしたん?バリカタ?かため?それともふつう派?🍜」
この会話が完全にその辺のインターネットにいる人、
というより「なんJ民」みたいということで話題になっているわけですが、
個人的にはこれはこれで「AIらしい愛嬌」がいくつか含まれていて微笑ましいと感じました。
理由は最後に添えられた絵文字「🍜」です。
普通の人、ましてなんJ民的なノリの人であれば、わざわざ絵文字を添えることはしません。
一方、ChatGPTは物事の説明のために自然な範疇で絵文字を活用する傾向にあり、
スバルに対する反応にラーメンの絵文字を使ったのもそういうChatGPTのアルゴリズムによるものと思われます。
自分はこれが「AI特有の愛嬌」のように思えるんですよね。
人間が理解しやすいように配慮しようとしていることが端的に表現されているからでしょうか。
「麺の硬さどうしたん?」とこちらに積極的にボールを投げるのもAIらしいです。
あくまでも会話主体は人間にあり、AIは人間から会話を引き出すためのポジションに徹する。
それがこの一蘭のやり取りにも滲み出ていて、これもAIにありがちな愛嬌として解釈できそうです。
リアルのなんJ民ならたぶん麺の硬さなんていちいち聞いてきません。
聞いてもいない謎の自分語りを始めたり、
一蘭の悪いところを列挙していかにこちらがダメで揚げ足取りする側が偉いかを誇示してくるでしょう。
まぁそれはさておき、絵文字というのはある種「AIにとっての表現手段」として確立したように思います。
であればこそ、今後はますます絵文字の充実を期待したいところですね。
人間には活用しきれない量でもAIなら適切に選出することができるだろうし、
絵文字プールの広さがそのままAIの表現の豊かさに繋がるなら充実するに越したことはない。
そしてAIが柔軟に絵文字を活用すればするほど、「AIらしい絵文字の使い方」は人々の間に浸透していき、
それがAIの愛嬌として受け入れられていくのではないでしょうか。