Chrononglyph

世界情勢

#8216

イラン戦争停戦合意

泥沼化しているイラン戦争が、とうとう「本当に」停戦合意に達したとの報道がありました。
この戦争では、アメリカ-イスラエルの攻撃に対する報復としてホルムズ海峡を全面封鎖したイラン側の措置により、
石油を中東各国に依存する日本を含むアジアは大打撃を被ることに。
初っ端からイランの指導者の暗殺に成功したとかで早期に終結するかと思いきや謎の泥沼戦争に突入し、
原油価格は高値で安定。石油産出国のアメリカを含め、世界中がその悪影響を受けています。
日本でも、足元では原油から作るナフサが足りずポテチの袋がモノクロ化して話題になったり、
一方で政権はナフサは足りていると断言し、実態を正しく理解していないのではないかと批判されたりしました。


そもそも世界各国は昔からイランの核兵器開発を阻止したいという共通認識があります。
一方イランは敵国が多い地理的・歴史的条件から、
自国防衛のために「いつでも核兵器を作れる」という強力なカードを持っておきたいという思惑があるそうです。
アメリカのオバマ大統領が在任中にイランや諸外国と合意を取り付けた「JCPOA(包括的共同作業計画)」は、
核兵器の開発スピードを制限することに同意するなら経済制裁を緩和するという内容でした。
外交だけで核兵器の開発をやめさせるのは難しい。
ならばせめて核兵器1発作るのにかかる時間を遅らせることで、仮にイランが核兵器を作ってしまったとしても、
国際社会がそれに十分対応できる時間を稼げるようにしよう、というのがざっくりした方針です。
しかしこれでは対応が不十分だと、かねてよりイランから核を手放させたい勢力から批判されてきました。


そこで「俺ならもっと良いディール(取引)ができる」とJCPOAを一方的に離脱したのが第1次トランプ政権です。
2026年イラン戦争はそうした伏線を経て、JCPOAよりも強い制裁をイランに課し、
かつ核兵器開発を完全にストップさせるという大義名分があります。
が、実際はそれは表向きで、裏では株価操作やら中間選挙対策のためだとか、
要するにトランプ大統領に利するさまざまな事情がうごめいているのではないかという疑惑があります。
実際、これまでにトランプ大統領は20回以上停戦するする詐欺をしてきたそうですが、
そのたびに米株やコモディティ先物は大きく翻弄されてきました。
これは、発言をすることをあらかじめ知っている者であればそのボラティリティで大儲けできることを意味します。
また、この戦争はイスラエルの都合も相当含んでいますが、
トランプ大統領の岩盤支持層であるキリスト教福音派にとってイスラエルは「聖地」であり、
だからこそ この戦争は中間選挙を有利にするためにも推進させられているという疑惑もあります。
あとはエプスタイン問題とかアメリカ国内の経済悪化から目を背けるためだとか……
とにかくこの戦争は核問題ですら氷山の一角で、内部にはさまざまな闇がありそうです。


そういうアメリカ側のさまざまな事情もあって停戦合意はなかなか難しいとされてきたわけですが、
かといってずっとホルムズ海峡を封鎖し続けていると世界経済が大ダメージを受けてしまいます。
それはインフレが進むアメリカにとっても都合が悪く、
可能なかぎり早く海峡封鎖が解かれることに越したことはありません。
そうして世界中がトランプ大統領の(SNSの)発言に右往左往されてきたというのがここ3ヶ月半ほどの世界情勢です。


自分はもう少し早く停戦合意に至ると思っていて、停戦すればいったんリスク資産は上向くと思っていました。
だからこそ小銭を拾うつもりで仮想通貨のロングポジションを取ったのですが、
アメリカの05月のPPI(生産者物価指数)が予想をぶち抜いたことで一気にインフレ懸念が広がり、
特に仮想通貨はETFの純流出につながって売りの連鎖となってしまい大幅な含み損に。
要するに読みを間違えたわけですが、ここにきてETFフローもようやく回復が現実的になってきました。
途中両建てしてショートポジションでそこそこ儲かっているので、これでプラマイゼロ以上で利確できれば御の字です。


ここまで停戦するする詐欺を見せられると、
両国+仲介国が「停戦に合意する」と言ってもなお、どちらかが突発的に攻撃するんじゃないかという疑念があるし、
そもそも停戦案の文書では核開発のことはすべてがうやむやになっているそうなので、
だったらこの戦争は何のためにやったのかという話にもなってしまいます。
結局また「合意できなかったので戦争再開します」とかやりかねないので、まだまだ油断できないですね。
一方で日本株は絶好調。まさか、今年の投資先の最大の勝ち組は国内株だったとは……。


#8111

投機的なリスクオフ資産

仮想通貨の先物取引はポジションを持っていると常にチェックしていなければならないため、
日々の活動リソースのうち少なくない割合をそれに持っていかれ、他の活動が停滞しがちです。
まぁ、そういう言い分も自分の意思の弱さを踏まえたものなのかもしれませんが、
ともあれ先月01月末にテザーゴールドに手を出した直後に数十年ぶりクラスの大暴落が発生。
大量の含み損を抱えてしまった自分はもちろん気が気でなかったわけですが、
このたび逆に大幅増収となってポジションを解消することができました。


ゴールドはリスクオフ資産とみなされており、世界情勢が悪くなればなるほど値が上がると言われています。
先の暴落は急激に上がりすぎた反動(利確売り)と見られますが、
世界情勢そのものは基本的に悪化する一方なのでまあ値上がりはするだろうと思っていました。
するとイランの核開発問題をめぐってアメリカ(トランプ政権)が空母を派遣するなど大規模な軍事行動に。
数日以内に攻撃を開始するだろうと言われ、昨日とうとうそれが現実になりました。
当然ゴールドは値上がりし、一時5,466.7ドル(Bybit XAUT現物)をつけてその後は下落。
自分はもともと5,300ドルで捕まっていましたが、
大底でのナンピンに成功したこともあって5,080ドルを超えればプラスで抜けることができる情勢でした。
しかし、状況的におそらくイランの件で5,200〜5,300ドルまでは短期で伸びるだろうと思い、
5,300ドルを超えたら「直近最高値より50ドル落ちたら利確する」というトレーリングストップ注文を仕掛けました。
そしてそれは見事にはまり、急落に反応しておよそ5,416ドルで利確できたというわけですね。
その後ゴールドは落ちて5,300ドル近辺をうろうろしているので、5,400ドル台で利確できたのは上手くできたと思います。


長い目で見れば今後もゴールドは上がりそうですが、自分はひとまずここで退却します。
原資を全部抜いて円に替え、残ったドルはステーキングシステム(年利8.8%)に預け入れておきました。
おそらく仮想通貨市場はまだ大底ではないような気がするので、
アルトコイン積み立てはもう少し値が下がったらやろうかなと思っています。
ただ、最近の仮想通貨のあまりにもひどい状況を見ると、本当に将来復帰するのか怪しいところがありますが……。
結局世界情勢がこれほど悪くなっても、無国籍通貨としての魅力は世界に認知されてなさそうですしね。
あるいはもっと情勢が悪くなっていよいよ核戦争か、というときになったらまた状況が変わるのだろうか。
まぁ、いよいよとなったらそもそも通貨自体に意味がなくなるかもしれませんが。


ともあれ、自分はこれで年初から立て続けに発生した懸念事項を今後こそ払拭しきったと思います。
03月は少なくとも01〜02月よりは精神的に自由な状況下でタスクをこなすことができそう。
新年度からは仕事がガラッと変わってそれによる影響も懸念されるため、
いまのうちにできることは行けるところまで片付けておきたいところです。


#7851

中東情勢再び悪化

一昨日の記事で仮想通貨取引におけるフィボナッチ・リトレースメントを基準としたレバレッジ設定の話を書きましたが、
舌の根も乾かぬうちに本当に有事に突入して大幅下落、ロスカットの危険性に晒されています。
ここを凌いだらレバレッジを下げようという最悪のタイミングでなんという展開……。


下落の要因はイスラエル軍がイラクの核施設へ攻撃したことで中東情勢が悪化していること。
超ざっくり経緯を説明すると、そもそもイラクはNPT(核拡散防止条約)によって核は作っていないとする立場ですが、
基準値以上の濃縮ウランを作ろうとしているなど、過去に隠れて作ろうとしたことがあります。
イスラエル(や米国)にとって敵国の核保有は大変な脅威なので、
基本的にその可能性がある場合は芽から摘むという方針でずっとやってきており、今回もその一環と思われます。
他にもイスラエル国内の政治的な意図や米国の思惑もあるなどと言われています。


イラクは直ちに報復として弾道ミサイルを発射しており、
これで終わればまだ良かったのですが、執筆現在は「事実上の交戦状態にある」との報道も見られます。
形式的な報復までで済めばいつもの中東じゃんで済むのですが、本格的な戦争がスタートすると大変なことに……。
少なくとも原油価格は高騰すると思いますが、金融市場はどうなるのでしょうか。
間の悪いことに土日なので、この結果の市場への反映は月曜日の夜になってからドカッと来ます。非常に怖い。


一般に、無国籍通貨であるビットコインは「デジタルゴールド」とも言われ、有事に強いとされています。
しかし実際にはこういう有事の際は米株などと連動していったん下がる傾向にあります。
そして自分は直前までATH寸前ということもありロングポジションを持っていたので刺されたというわけですね。
ポジティブな情報としては、アメリカの購買力と世界の購買力を比較するCoinbase Premium Indexがかなり高いため、
中東と直接関係ないアメリカの資産家たちはビットコインへ資産を退避しようと考えているかもしれません。
もしそうなれば、むしろ値は上がります。
ロシアのウクライナ侵攻の際も、最初ドカッと暴落しましたがその後全戻しどころか値を上げたという実績もあります。
「有事は買い」という意見も根強くありますが、結局どう転ぶかはわかりません。
ビットコインがただのリスク資産なのか、無国籍通貨としての強みを発揮できるのか……
通貨としての本質が問われている場面だと思います。


ただ、個人的には強いジンクスがあってあんまりそういう自分有利な情報は信用できません。
まずなによりも前回イスラエル-イラクが衝突したときの大暴落でロスカットしているという事実があるんですよね。
それで40万円以上失ったという否定できない事実があります。
だからこそレバレッジは再調整した方がいいか……と思っていた矢先にこれですよ。
ちなみにもうひとつジンクスがあって、ブログに現在の純利益を書くとこういう事態に陥りやすい気がします。
そろそろ自分も頭にアルミホイルを巻いた方がいいんでしょうか?


とっくに原資抜きはしているのでそういう意味での実損の可能性はありませんが、
いずれにしても年内の仮想通貨取引としてはここが最大の正念場ということになりそう。