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#8203

センスについて

今日の出来事言葉の定義

個人的には、AI時代の到来によって「語彙力」「言語化能力」はかなり価値が上がったかなと思います。
自分のやりたいことを正確に言語化できれば、あとはAIがなんでもやってくれるような時代。
しかし個人の「やりたいこと」を言語化するまでのプロセスはAIはまだ十分にアシストできません。
それをも丸投げすることはできなくはないですが、そうすると成果物に対して自分が生み出したとは言えなくなり、
ある意味では言語化能力は人間に託された最後の役割のようなところがあると思います。
この最後のプロセスは、「センス」などと呼ばれることもあるでしょう。
センスだけは、AIに任せられない最後の砦のような気がします。


しかし改めて考えるとセンスという言葉も簡単なようでよく分からない概念です。
辞書で引くと、以下のように書いてあります。



センス【sense】


物事の微妙な感じや機微を感じとる能力・判断力。感覚。(大辞林第三版)




きび【機微】


表面からは知りにくい微妙な心の動きや物事の趣。(同上)




びみょう【微妙】


① なんともいえない味わいや美しさがあって、おもむき深いこと(さま)。
② はっきりととらえられないほど細かく、複雑で難しいこと(さま)。
〔自分の意見や判断をはっきり言いたくない場合や、婉曲に断ったり否定的に言ったりする場合に用いられることがある。〕
(同上)



個人的には、センスという概念はこうした辞書的意味だけでは説明しきれない側面があると思っています。
確かに、物事や人間心理の機微を正確に読み取って
それを芸術作品等のアウトプットに反映するのを「センスがある」と言うことに異論はありません。
しかし一方で、コンテキスト(文脈)を正確に読み取った上で、
「この部分にはこういう表現が一番しっくり来る」と多くの人が納得するようなアウトプットができることも、
個人的にはセンスがあってこそなせる業なのかなとも思います。
前者はアウトプットする対象概念を読み取って反映することを言うのに対して、
後者は対象概念の前後・周囲にある概念との相対的な位置関係を考慮しているという点で、大きく異なります。
文学で言えばある〈微妙〉な事象を説明するのに巧みな表現を使っていればそれは前者の意味のセンスだし、
前後の文脈を踏まえて物語を流れるように展開し読者を引き込むのは後者のセンスでしょう。


音楽でも、すぐれた作品は「ここでこの音源を使うのは分かってるね!」と思わずうなるような展開をするものです。
それは作曲家の音源的なボキャブラリーが豊富だからこそ為せる業なのでしょう。それもセンスだと思います。
こういうことは文学や音楽に限らず、ゲームや漫画、ファッションや家電製品までさまざまな芸術にも言えることです。
webデザインにだって言えると思います。
デザイン的にすぐれたwebサイトは、余白、色使い、フォント、レイアウトに統一的なコンセプトが感じられ、
あらゆるデザインパーツがその文脈を逸脱しないように設計されているものです。
実際にサイトを作っていると、
「このフォントはしっくり来ないな……」「この色はこのサイトらしいかも!」などといった試行錯誤をするものです。
webサイトは(芸術とみなした場合)どちらかというと後者的なセンスを重んじるものなのかもしれません。


この「文脈」というのは必ずしも作品内の関係性だけで言えるものではなく、
その芸術を味わう人の世界観にも大きく影響されます。
大衆文化ならその時代の大衆にとって「しっくりくる何か」を表現することが求められるし、
あるクラスタに向けた作品であれば、その属性のコンセンサスをしっかり守っていることが求められるわけです。


直感的には、消費する人に迎合できればセンスがあると言い切れるものでもないような気がしますが、
少なくとも従来世界は「機微な情景」を表現できる人はセンスがあるとみなされてきたと思います。
しかし今後、コンテキストを読み取って答えを出すのはAIの仕事になると思われ、
そういう意味ではAIで生み出せば従来型のセンスはあって当たり前の時代になるのかもしれません。
特にwebサイトのような簡単にAIが量産できる分野は、逆に大衆迎合的なデザインは忌避される可能性さえあります。
AIイラストの世界はただめちゃくちゃハイクオリティなだけで没個性な顔は「マスピ顔」と言って忌避されており、
すでにそこからいかに崩して個性を盛り込むかという世界になってきています。
もしかしたら、20年後くらいには「センス」という辞書的意味も大きく変わっているのかもしれません。


#8204

寝起き改善施策

今日の出来事身体の問題

台風接近に伴い、今日と明日は強制的に在宅勤務ということになりました。
こういうとき、テレワークを選べるのはなんだかんだでIT系の強みなんじゃないかと思います。
逆に言えば、台風が来ようが休めないということでもあるのですが。


そして自分は寝違えたのか03時に目が醒めるほどお腹〜腰回りの痛みに悩まされ、
せっかくの強制テレワーク日なのにあらゆる物事が進展しませんでした。
おそらく横になったときの姿勢が悪く肋骨を圧迫したことによる痛みで、3年ぶり2回目です(#07215 / 2023年09月18日)。
ストレッチなどをして脇腹を伸ばして改善しようとするのですが1日ではなかなか効果が出ず。
座っているだけでそこそこツラいのであらゆる作業をする気になれず、
かといって横になっても、特定の角度以外は痛みを感じるのでひたすら痛くない角度を追求していました。
立って歩いている分にはツラくないので、いっそ出社の方が楽だったかもしれません。


こういうことが起きるたびに、そろそろ睡眠環境も本格的に改善しようかなという気持ちにもなります。
いまの睡眠環境は、まず前提として都内の単身向け賃貸マンションなので部屋が1部屋かつ狭いです。
それでも1人で過ごす分にはまったく困っていません。
ただ、来客があるとさすがに狭すぎるので、入居時はベッドは買わず、
来客時に片付けられる敷布団を実家から持ってきてずっと運用しています。
もう丸6年以上この睡眠環境で寝ているので今更軽率に変えたくないという事情もあるのですが、
ただ、床+敷布団だとどうしてもマットレス+敷布団の柔らかさには劣るので、
この反発力の低さが肋間神経痛みたいな症状をまれに引き起こす要因になっているのかもしれません。
まぁでも、実家に帰るとマットレスがちゃんとある実家のベッドの方が寝にくいと感じることもあるので、
単にマットレスを敷けば解決するという問題でもないような気もしますが。


おそらくですが自分はかなりの頻度で寝返りを打っており、それが直接的な要因になっている気もします。
ただ、無意識下で行われる寝返りを制御するのは土台無理な話。
できるとしたら、どんな寝返りを打っても朝起きたらどこか痛くならないような姿勢を心がけるとかでしょうか。
寝返りの制御という観点では、マットレスよりもむしろ抱き枕の方が適しているのかも?


#8205

一年の余暇をどう使うか

「1年のうち余暇は何%で、それをどう活用しているか?」みたいな話が某所で盛り上がったので、
自分の場合はどうなんだろうということをざっくり計算してみようと思います。


まず、ここでの1年は2026年度として、うるう年ではなかったので1年を365日(=8,760時間)と定義します。
そして2026年度の休日は121日ですが、年末年始やGWに有給を使うことを考慮して125日とします。
また昨今の通勤形態が今後も続くと仮定すると、テレワーク日は96日、出勤日は144日となります。
休日・在宅勤務・出社でそれぞれ生活リズムは異なるので、
それぞれで睡眠時間、勤務時間、移動時間、食事等の時間を足し合わせていきます。
また、自分の場合はブログにざっくり1日1.5時間かかっているものとして計上します(これは余暇活動ではないとします)。


以上をすべて足し合わせて、残る時間は2,047時間。1日平均で5.6時間と考えると結構多いような?
ただ、これには微妙に体調が悪くて動けない時間、交流関係の束縛時間、各種作業時間、
ネットサーフィンなど暇つぶしをしている時間などもすべて含んでいます。
体感ではこの2,047時間のうち何もしていない時間だけで少なくとも3分の1、682時間は浪費している気がする。
残る1,364時間のうち半分くらいは交流時間、残りは開発系の作業時間でしょう。
おそらくもっとも時間を無為に捨てていた大学時代は3分の1どころかほとんどだったと思うので、
これでも本来怠惰のモンスターである自分の歴史を振り返るとだいぶマシになっていそうではあります。
しかし、現状では時間が「余っている」という感覚はまるでありません。


とはいえ残業続きというわけでもなく、年間休日も比較的恵まれている業種だと思っているので、
これで「プライベートの時間が少なすぎる」はさすがに舐めていると批判されかねません。
確かにブログで1日平均1.5時間取られているのは特殊な事情かもしれませんが、
年間の余暇2,047時間というのは現代社会人のアベレージからすると決して少なくないはずです。
とすれば、この切迫感は浪費している時間があまりにも多いのを自覚していることに他なりません。
ここを具体的に改善すれば、時間的な余裕感はだいぶ出てくるんじゃないだろうか。
そして先日書いたゲームの話もしかり、QOLを上げるためにはいよいよここに切り込む必要があるのではないかと。
タイパがどうのこうのと言われて久しい世の中ですが、それに逆行する必要があるのではないかと。
せめて日曜日はまったり何も考えずにゲームをする日にしたい。


ただ、そのために「何もしていない時間」を戒め、時間を捻出しようとするのは本末転倒のような気がします。
有意義な時間を捻出するというのは意外と一筋縄ではいかないものなのかもしれない……?


#8206

野次馬順張りスタイル

今日の出来事暗号資産

04月末〜05月中旬まではCodex開発がノっていたので好調だったと言えそうですが、
ここに来て明確に低迷期に突入してしまいました。
原因は、PPI発表直前にスケベ心でロングを入れてしまった仮想通貨SOLです。
狙い澄ましたかのように自分がロングしてから実にBTC=30,000ドル分ほどの大暴落を記録しており、
油断していたらロスカットされていたと思います。
今回は両建てしているため破産は免れていますが、それでもショートは慎重かつ段階的に入れたのもあって、
ショート目線の機会損失もあって現時点の含み損はかなりのものです。
しかしまさか、ここまで下落するとは……。


もしこれを乗り越えたら、やはり仮想通貨は寝る前利確の超短期取引、
もしくは日足EMA200に対して機械的に順張りできる長期スイングトレードだけにしようかなと。
あとはテクニカルのみを根拠に積み上がったアルトコインの下落を狙う2022年スタイルを、
AIアシストを使ってリベンジしてみるというのもアリかもしれない。
いずれにしろ、「もう少しで終戦だろうからロング!」「アメリカ政府の封鎖が解除されるからロング!」
といった単独のニュースを根拠にした野次馬順張りスタイルはあまりにも危険だということです。
実際自分はこれで2回煮湯を飲んでいます。
ただ、単独のニュースをきっかけにフィーバーすることもあるので難しいところではあるんですよね。
しかもそういうのは乗り遅れたら終わりなので、少しでも早い判断が求められます。
ビットコインETF開始当時やトランプ大統領の2期目就任当時はまさに仮想通貨界隈全体がお祭り騒ぎでした。
いまでいうと、国内株のキオクシアがそんな感じです。
こういうのはものすごい利益が出ることもありますが、その分撤退が難しいので見た目ほど簡単ではありません。


とにかく自分は仮想通貨は常時やっているわけではなく、つまり経済ニュースも常に追っているわけではありません。
そういう人間が単発ニュースで便乗すると、他のこと、
たとえば今回では仮想通貨全体の低迷からETFフローが純流出をしているといったより重要なニュースを取りこぼし、
結果的に痛い目に遭いやすいのではないかと思います。
やはり、やるからには影響範囲のある分野はちゃんとチェックする必要があるのではないかと。
そこまでやってなお、勝てるかどうか分からないのがこの世界ですからね。


下手すると今回のこれはかなりの長期間塩漬けすることになりそうで、その時点で憂鬱です。
まもなくビットコインは年初来最安値にタッチしますが、果たしてそこを突き抜けてさらに下を目指すのか、
それともさすがにここまで落ちれば反発するのか。
とにかくETFフローやマイクロストラテジー株が回復しなければどうにもならず、
これからOpenAIやAnthropicの上場でさらにAI関連に資本が流れることも予想され、
しかも世の中はインフレが続いていてリスク資産には不利な局面。
さまざまな要素が重なり合い、いま仮想通貨界隈は正念場を迎えています。


#8207

本心に沿うための貯蓄

今日の出来事金銭関係

06月といえば夏のボーナス。
正直言うと自分は毎期ごとにボーナスというのは貯蓄やら返済やらすでに使途が決まっているやらで、
これまでのボーナスは必ずしも満額が余剰金というわけではありませんでした。
しかし今期については諸事情で現時点で「ほとんど余剰金として使ってもいい」ということが確定しており、
そういう意味では支給日がかなり楽しみです。
当初、さすがにもう限界が近いスマホの買い替えに注ぎ込む予定でした。
具体的にはこのタイミングで2年以内にサブ機になる前提でiPhone Airを買ってしまおうと。
現状、スマホを恒常的に2台持ちしたいニーズがかなりあるのでサブ機がなるべく早くほしい状況ではあるんですよね。
しかし当初からサブ前提で半端な格安スマホを買っても長持ちしないので、
それならばそこそこスペックの端末を買ってしばらくメインで使いつつ現行機をサブ落ちさせ、
2台持ちしながら本命の超ハイエンド折りたたみiPhoneを待つ、という計画です。


ただ、そうするとボーナスのうち20万円をすぐに切り崩すことになるわけです。
それでも最悪半年で使い切ってもいい余剰金としてはかなりの金額が残る想定ですが、
本当に2台持ちのために使っていいのかについては十分考える必要があるでしょう。
10万円以上の買い物候補としては、秋に延長サポートが切れるデスクトップPCの存在もありますしね。
本来であればサブスマホなんかよりもこっちを優先しないといけないわけで……。


思うに、「ある程度自由に使ってもいいお金」は想像以上に心理的余裕を生むのではないかと最近改めて思います。
自分は実家時代にあまりにも散財しすぎたこと、その他諸々の金銭トラブルの反省などもあり、
近年は逆にお金については徹底的に使わない主義を貫いてきました。
しかし、それによって生活にマンネリ感が漂いあらゆる方面でなかなか進展を見れていないのは事実です。
メイン活動がいずれも基本的にはお金を消費しない活動ということもあって、
「お金を使わないこと」はこれまでほとんど問題視してきませんでした。
それよりも時間や体調の方がはるかに重要なリソースだったという認識です。
しかし、ある程度の散財が心理的余裕に寄与し、それがクリエイティビティに影響を与える可能性も否めないかなと。
あと単純に、もうそこそこいい歳なのにずっとルーチンワークから抜け出さないのももったいないなと。
グルメにしろレジャーにしろその他エンタメにしろ、楽しめるときに楽しんでおいた方がいいのではないかと。
それを行使するために、手元に「いくらでも使っていいお金」をある程度ストックしておくことは、
実はかなり重要なのではないかと思っています。


もちろん、その方針が常に正しいとは限りません。むしろ間違っているときの方が多いと思われ、見極めが重要です。
これまでも、本心から楽しめる見通しも無いのに「お金を出せばきっとそれ相応に楽しめる」などと思って、
結局すべてが中途半端な体験として消化してしまった娯楽は枚挙にいとまがありません。
そういうことは2010年代に数多く体験してきました。
お金があるとこの辺の判断はどうしても緩くなりますが、この方針は「積極的に緩くしよう」というものではありません。
ここぞというときに躊躇しない。
そのときにそれなりの額でもポンと出せるためのお金をいつでも用意しておく、というような感じですね。
いわゆる将来のための貯蓄等とは別に、そのための積立をしておいてもいいんじゃないかと。


まぁ、「結局デスクトップPCは買わないのか」と言われるとそれも良くないのは承知していますが……。
ともあれ、とりあえずボーナスが入ったらこの辺は改めて吟味しようかなと思っています。


#8208

羊のいらないマットレス

今日の出来事睡眠環境

ホロライブ所属の「角巻わため」さんが生誕ライブを行った……
のですが、諸々のトラブルで中断されて延期になり、生誕記念に発表予定だった諸々のコラボが先に発表されました。
その中に羊つながりで「羊のいらない枕 」という枕とのコラボがあり、気になって公式サイトを眺めていました。


羊のいらない枕シリーズの主な特徴は、素材にTPE(熱可塑性エラストマー)を採用し、
体を支えるポイントを無数に配置することによって体が沈む際の負荷をとことん分散させていること。
TPEは簡単に言うとゴムみたいな質感だそうで、さらに効率よく負荷分散する形状にすることで頭を支えています。
人気なのか、枕だけでなく抱き枕、マットレスなどなどいろいろな商品が展開されています。


枕の難しいところは、単に固ければ良い、柔らかければ良いというわけではないということです。
同じ固さでも素材によって寝心地はまったく異なるため、一度定着した枕は軽々に変えることができません。
自分は実家時代(〜2007年)からすでにパイプ枕を使っていて、一人暮らしでもずっと同じ枕を使っていました。
上京時にその枕は実家帰省用に置いてきたのですが、同時にニトリでほぼ同等の形状のパイプ枕を買い、
以後もそれを使い続けています。
これが本当にベストフィットかと言われると正直分かりませんが、
ホテルなどで羽毛などの枕で寝ざるを得ないときは必ず枕元に違和感を感じて眠れないので、
まあ自分がパイプ枕に慣れていて、羽毛などの柔らかい枕に適正が無いのは確かです。


そういうわけなので、「羊のいらない枕」それ自体はいまのところ買う必要を感じていません。
が、「羊のいらないマットレス」はかなり興味があります。
ここ最近の起床時に感じている体の負荷は、同じ姿勢で体が硬直してしまっていること、
その際にマットレス(敷布団)と接している部分に圧が集中しているのが原因なのはおそらく間違いないんですよね。
なので枕は高反発でいいかもいいかもしれませんが、マットレスは低反発の方が睡眠の質を高められる可能性がある。
その点、このマットレスは徹底的な体圧の負荷分散をうたっているのでニーズにも合ってそうです。
従来の敷布団に重ねて使用できる薄型タイプなので、取り回しが楽そうなのも良いポイント。
ただ、66,000円とまあまあな値段がするのでお財布と相談という形にはなりそうです。


最近、睡眠の質を真面目に改善したいという気持ちがあり、これはある意味ウィッシュリストの筆頭候補です。
対抗馬はASMR用の寝ホンのワイヤレス化、具体的には「Anker Soundcore Sleep A30」(29,990円)ですね。
自分にとって睡眠導入音源の重要性は変わらないので、これもマットレスと同じくらい重要です。
あとはより安価なレンジではリポビタンDXのような睡眠の質向上サプリを飲んでみようかなとも思っています。
自分にとってこの夏は、睡眠の質の維持・向上を目指す季節という位置付けです。


#8209

開発をしない開発者

今日の出来事仕事

いま参画しているプロジェクトで丸2ヶ月経って改めて思うのは、
(おそらくwebエンジニアも含め)システムエンジニアの主な仕事はやはりコミュニケーションだということです。
つまり、決してコーディングがメイン業務というわけではない。
むしろおまけみたいなものです。


いまのプロジェクトも、いちおうやっていることはwebサイトのシステム改修という位置付けです。
そして自分は実装担当なので実際にプログラミングをする立場でもあります。
ただ、実際にやっているのはひたすらドキュメント作成とe-learning、
そして日次定例、内部定例、顧客折衝、グループ定例……などなど、ミーティングの山々。
これらに費やしている人件費から比べると、実際のコーディングなんてオマケみたいなものです。


これは日本のIT企業、とりわけ技術的なことは下に丸投げする独特な商流のせいだと言われています。
つまり、委託する側とされる側で所属している企業が異なるため、責任の所在を厳密に分けなければならず、
そのために「私はこう言いました、あなたは知っていますよね?」
みたいなやりとりを綿密に繰り返して一歩ずつ確認せざるを得ないところがあるわけです。
この業界にいて「認識」という言葉を聞かない日はありません。
委託する側はやりたいことは明確だが技術的なことは分からないので、できれば丸投げしてしまいたい
(あと、できるかぎり発生する費用を抑えたい)。
委託される側はその無茶振りを躱しつつ、業務的なことは分からないので、それを十分引き出す必要がある
(あと、できるかぎりお金をたくさんもらいたい)。
そうした立場の違いが根本にあるので、些細なことも大議論になることがよくあります。
しかも現場は大企業なほど意味不明な人事異動があってプロジェクトの途中で人が入れ替わったりするので、
そうした説明は何度も繰り返さなければならないこともあります。


いまの現場は、矢面に立って顧客折衝を行い内部にそれを共有する人と、
ベテランなのに表に出ない代わりに技術的なことならなんでもござれという人で明確に役割が分かれています。
いままでキャリア面談などで何度も耳にした、
技術特化かマネジメント特化かという選択の先にはこういう棲み分けがあるんだなぁと実感しています。
そして自分はぼんやりとマネジメントの方に適性があるんだろうなと思っていましたが、
マネジメント業務なら専門特化スキルが要らないというわけではなく、なによりも業務知識が必要になります。
業務知識、つまりその現場特有で他に持っていけない知識というのは基本的に長期で居座らないと溜まりません。
もし最速最短でその地位に上り詰めたいなら、いまの現場で頑張り続けるのが合理的のような気がします。


いまのところ、この現場に定年までいるビジョンはまったく浮かびません。
仮に自分が地位向上を狙っていたとしても、そもそも上の意向で退場させられる可能性も十分あるわけです。
そう考えるとここであれこれ長期視点に立って考えても仕方ない気がするので、
まずは足元を固めることだけ考えるのが無難ということになるわけですが……
この「将来を考えてもしょうがない」という状況が相当モチベーションを下げているんだろうなというのは薄々感じます。
日本のIT企業の生産性が悪いと言われているのはこういう特殊事情によるところも大きいと思いますが、
かといって今更業界全体がすぐに変われるとも思えないので受け入れていくしかないんでしょうね。


#8210

全自動巡回サイトの可能性

もはや生活に欠かせなくなっているAIアプリですが、
個人的には今後、ChatGPTは従来のGoogleみたいな使い方がメインになっていき、
それよりも複雑で前提となるコンテキストが大きな作業は基本的にCodexを使っていくことになると思われ、
OpenAIの方針にも依存しますが基本的にはCodexを使う比率が高まっていくのではないかと予想しています。


基本的に、ChatGPTが持つ前提知識はパーソナライズのための知識という建前があります。
自分は何歳でどういう職業で、どういう活動をしていて、どういうことに興味があるかなどなど。
あるいは、ChatGPTにどういう振る舞い方をしてほしいかといった情報もインプットすることになります。
これは調べ物やちょっとしたやりとりをするのには有用ですが、
そもそもChatGPTは中立的に調べてほしいニーズがある以上その場限りの知識のみで回答を生成してほしいので、
前提知識をメンテする必要があるような、ひたすら深掘りしていくような使い方は向いていません。


一方、Codexは回答する前にプロジェクト内全体を検索して必要な情報をコンテキストに含めることができるので、
「どこに何の情報があるか」をしっかり明示できれば、コンテキストを都度最適化できるポテンシャルがあります。
また複数ファイルの生成なんかもお手のものなので、情報整理にも向いています。
最大のネックはモバイルからアクセスできないことでしたが、それも最近のアプデで克服しました。
まぁ、これについてはまだまだ不安定なところがありますが……。


自分は2010年に、ブログでもなく特定テーマに特化したサイトでもない特殊な位置付けのサイトとして、
新本家サイトなるものを開設、運営開始しました。
2014年の事実上の更新停止を経て今年2026年、全運営サイトのハブとして復帰していまに至るわけですが、
このプロジェクトをCodexで駆動する汎用のナレッジベースにできないか、ということをぼんやり構想しています。
つまりChatGPTを使った調べ物があくまでもその場限りの調査であるのに対して、
情報を蓄積したいテーマについてはちゃんとフロントエンドを用意しておいて、
AIによって「育てる」余地を持っておきたいという意図です。
webサイトなら情報をハイパーリンクで繋げられるので人間が閲覧するにも便利だし、Codexにとっても編集しやすい。
Automation機能を使えば能動的にメンテしなくてもネットを巡回してくれるため、
人が見切れない規模でもとりあえず着手することはできそうです。


それを踏まえると、鮮度が大事な株取引のための情報収集なんかに向いている気はします。
長期投資の指針になるようなファンダ収集サイトを作ってみるのも面白そう。
あとは、個人的には人力では巡回しきれない電子音楽の新譜リストを自動で作るサイトなんかも作ってみたいところ。
とにかく、Codex開発はいろいろと夢が膨らみます。
他にもタスクが目白押しなので新本家サイトに本格的に着手できるのはまだ先になりそうですが、
これも今後の楽しみのひとつと考えると、web制作は本当にいまがピークといわんばかりの勢いです。


#8211

Nintendo Direct 2026.6.9

今日の出来事Nintendo-Direct

23時からNintendo Directが放送されました。
06月のニンダイはかつて世界最大のゲーム見本市だった「E3」に合わせて行うという位置付けで、
ゲームの新作情報の濃度としては1年の中でもっとも注目度の高いイベントだったと思います。
しかしいまはE3も無くなってしまい、単に年3〜4回あるニンダイのひとつというイメージですね。


正直言うと自分はもうピクミン以外のタイトルへの熱意はかなり厳しいものがあり、
今回ピンと来た新作タイトルは残念ながらゼロでした。
そしてピクミンも直前に「『ピクミン4』のNintendo Switch 2 Editionが出る」という噂が飛び交ったものの、
実際にはそれも無く肩透かしを食らう内容だったことは否めません。
世間的には時のオカリナリメイクやキングダムハーツ完全新作で沸いていると思うので、
これはひとえに自分自身がゲームへの情熱を失いかけていることの現れです。


しかしそれはそれとしてピクミン新作を期待する気持ちは嘘ではありません。
任天堂はSwitch 1でリリースしたタイトルを順次Switch 2に対応させる措置を行なっていて、
Switch 1版とSwitch 2版が併売される場合は後者を「Nintendo Switch 2 Edition(NS2E)」と呼び、
後付けでNS2Eが追加される場合は数百円のDLC「アップグレードパス」を発表するのが通例です。
そして、タイトルによってはアップグレードパスと同時に大型追加DLCを発表することがあり、
これまでリリースされたタイトルのうち、『星のカービィ ディスカバリー』『スーパーマリオパーティ ジャンボリー』
『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』の3作品は後者に該当します。


これまでの傾向として、
アップグレードパスのみのリリースは発表して即日配信開始するケースがあるのに対し(『ゼノブレイド2』など)、
大型追加DLCを伴うケースでは必ずNintendo Directで発表するのが通例となっています。
また、上記3作品はオリジナルタイトル自体の発売がNintendo Switch 2の発売にほど近く、
もっとも古いタイトルでも2022年となっています。
おそらく、Switch 1末期のタイトルはNS2E対応でDLCを発表する前提で開発が進められていたのでしょう。


ここまでを考えると、2023年発売でIP的にも重要なポジション、かつそこそこ売れたタイトルとして、
4番目の大型DLC付きNS2E配信タイトルとして『ピクミン4』が選ばれてもまったく不自然ではないんですよね。
最大の競合だった『スプラトゥーン3』はスピンオフ作品を出すことが決まったのでDLC発表候補からは抜け、
あとは「知恵のかりもの」、『マリオ vs. ドンキーコング』、『マリオ&ルイージ ブラザーシップ!』、
『Nintendo World Championships ファミコン世界大会』辺りが近いですが、このメンツならピクミンが有力のような。
しかし2025年09月のNintendo Direct以降、2回連続で大型DLCの発表は皆無という現状があります。
そういう意味では今年に入ってからのニンダイに失望を感じていないかと言われると嘘になります。


まぁ、最近の任天堂の広報戦略を見ているとDLCを伴いつつも急にNS2Eを発表するケースもなくはないと思われ、
ニンダイだけに期待を全ベットする必要も無いのかもしれません。
そういう意味でも、日頃の情報収集は気を緩めないでいきたいところですね。


#8212

音楽探しのボトルネック

最近自分の中でエレクトロニカの株が高騰しつつあります。
2009年に出会ったエレクトロニカ(および周辺ジャンルの電子音楽)は、
黎明期はAphex TwinやAutechre、Telefon Tel Avivにハマり、2013年前後はTaylor Deupreeなどのアンビエントに耽溺し、
2016年ごろはOPN『R Plus Seven』に衝撃を受けて似たような音楽を探しまわり、
2021年にはその音楽性を表すジャンルとしてヴェイパーウェイヴというものがあることを知って再びハマり、
2023年前後の低迷期を経て2024年からはサブスク加入によって既知のジャンルを横断的に掘り進めています。
個人的なイメージではヴェイパーウェイヴ方面を突き詰めすぎると前衛的すぎて嫌悪感を感じるため
(実際、下品な題材を音源やジャケットに採用した作品は結構多い)、
もともと前衛的とされるこの種の電子音楽の中でもほどよいバランスを求めています。
前衛的すぎるとダメとはいえ、前衛的な刺激を求めて聴くジャンルなので保守的すぎると意味がなく、
「ほどよいバランス」を体現したアルバムを見つけるのはそう簡単ではありません。
それでも、ジャンル自体の世界は広く新譜自体は把握しきれないほど大量にあるので、
その中で比較的無難そうなアルバムを探し当てていくことになります。


そんな中、先月の統計日で探し当てたBaalti & Lapgen『Threads』 というアルバムが個人的に久々のヒットで、
通勤途中に、作業中に、いろいろなシーンで聴いています。
従来の自分は、前衛的すぎると自分がエレクトロニカに求める何かから逸脱してしまうという考えもあり、
基本的に既知のアルバムの関連から辿るという方式で新譜を探していました。
これはiTunes Storeの時代からずっとそうなので、15年以上続いています。
しかし今回ヒットした先述のアルバムはApple Musicのジャンル別ニューリリース一覧から探し当てました。
Apple Musicではホームリスニングを目的とするエレクトロニカ、IDM、実験音楽、アンビエントも、
クラブミュージックとしてのテクノやハウスなどもすべて「エレクトロニック」で統一されています。
ニューリリース一覧という項目はあるものの、基本的にサブジャンルでは絞り込めないので
ピンポイントで好みのサブジャンルだけを探し回るのは容易ではありません。


ただ、従来型の探索は15年以上続いているだけあって相当マンネリ化しており、
安定的に新しいヒットを見つけられないと探索範囲が広がらずマンネリが悪化するという問題を抱えています。
そのことを考えると、ニューリリース一覧にしろプレイリストにしろDJミックスにしろ、
Apple Musicが用意している仕組みに沿って探す方法にも適応していった方が有意義なのかもしれません。
いずれにしろ、音楽という文化については触れてきた歴史も将来性も安定性も申し分ないものの、
ただ1点「新譜の探し方」というボトルネックによって十分に楽しみきれていないと感じています。
興味が復活しつつあるいま、ここを掘り下げて音楽をより楽しめるようにしたいところ。


#8213

ブログ最初期の記憶

今日の出来事高校時代

元プロボクサーチャンピオンで日本に「ガッツポーズ」を流行らせたガッツ石松さんが今月肺炎で亡くなりました。
よく知っている有名人の訃報に接するたびに昭和や平成が失われていく喪失感があるもので、
そういう意味ではガッツ石松さんは世の中的には昭和の象徴として語られる伝説の男なのかもしれません。
しかし、自分にとっては実は平成の思い出でもあったりします。
これは迂闊に書くと身バレの危険性がゼロではないのでここでしか話しませんが、
実はブログ黎明期、高校の文化祭の講演で来た著名人のうち1人がこのガッツ石松さんでした(#00010 / 2004年09月10日)。


正直言うと、どういう話をされていたのかまっったく覚えていません。
昭和の人間であるはずの親に「ガッツ石松が来たよ」と話しているとは思いますが、
それで驚かれたような記憶もまったくありません。
当時のことで唯一覚えているのは、当時高校1年生だった自分たちはクラスの出し物としてドミノをやったのですが、
それがガッツ石松の講演会のあとの表彰式で自分たちの出し物が優秀賞か何かを受賞したことですね。
その発表の瞬間、クラスメイトの女の子が嬉しさのあまり悲鳴を上げたのをよく覚えています。
この女の子は確か、2年・3年とずっと同じクラスだったと思います。


高校1年生当時の自分は、少し遅れた厨二病の全盛期でもあった黒歴史の時代です。
そんな時代にスタートしたブログがいまもなお続いているというのも改めて不思議な話ですが、
当時は大人になってからの諸課題とはまた違う、より根本的な人間関係の課題を多く抱えていたように思います。
とりわけ致命的だったのは協調性が皆無だったことで、
この文化祭についても基本的にはバカなので「手伝わないオレかっけー」と思っていました(たぶん)。
しかし、当時の担任に丁寧に説得されたあと、「ちょっとやってみようかな……」と手のひらを返し、
結局終盤では積極的に居残りをするなど自分なりに貢献しようとしていた記憶があります。
ある意味、あれが人生初の「仕事」だったし、他人と協働することは楽しいと思えた初めての瞬間だったと思います。
そういう意味では2004年の文化祭はのち人生に大きな影響を与えたと言えると思うし、
のちに3年間お世話になる担任はなんだかんだで自分にとって恩の大きな人物なんだろうなとは思います。


このブログは高校1年2学期の始業式の日にスタートを切り、
始業すぐに文化祭準備が始まったので、文化祭はこのブログにとってもっとも古い歴史です。
高校1年1学期以前については、途中思い出して書いたこと以外はもうほとんど忘れてしまいました。
その「もっとも古い歴史」にゆかりのある人物の訃報に接し、
あの日から流れてきた年月のあまりの長さについて、改めて思いを馳せた一日でした。


#8214

非効率なギフトカード

出社日だったのですが、勤務時間中にヤマト運輸から不在票メールが届きました。
直近でAmazonなどで何か買い物をしたわけでもないし、実家などから荷物を送ったという話も聞いていない。
以前実家がいわゆる送り付け詐欺のターゲットになったことがあることもあり(#07192 / 2023年08月26日)、
身に覚えのない宅配は真っ先に詐欺を疑わざるを得ません。
ただ、そうでなかったら大変なのでいちおう調べてみるとクロネコヤマトの公式アプリから発送元を特定でき、
それによると自治体の「市民生活特別支援事業」なる組織から送られようとしていることが判明。
そこまで低収入ではないけどなぁ、などと思いつつさらに調べていくと、
昨今の物価高に対する自治体の支援として、全世帯に「バニラVisaギフトカード」を配布していることが分かりました。


バニラVisaカードとは、クレジットカードと同じように使えるプリペイドカードのようなものだそうです。
期限は短く(1年未満)、金額のチャージも不可。
また、実質プリペイドカード扱いなのでこれ自体で他の金券類を買えないなどの制約もあります。
今回支給された金額は5,000円と、なんとも言えず反応に困る微妙な金額。
まぁでも、日本の最新コアCPI(生鮮品・エネルギー除く物価上昇率)が1.9%らしいので、
ざっくり毎月の食費+日用品の消費額を6万円とすると物価上昇の影響は1,140円/月。
地方自治体の緊急の支援策としてはまあまあ妥当な額なのではないでしょうか。


ただ、バニラVisaカードはリチャージ不可なので、ぴったり使い切ることが要請されます。
その時点で普段使いのカードの代替として使うにはやや取り回しの難しい事情があります。
自分はとりあえず、Amazonポイントとの合算で買うための手段として消費してしまおうかなと思っています。
不足金額はあらかじめAmazonポイントカードか何かを買ってポイントを補充しておけば、
5,000円を大きく超えるモノを買うこともできると。
いまのところこれよりも有意義な使い方はあまり思いつかないですね。


少し前に東京都としても物価高支援策(というよりアプリ普及キャンペーン?)が行われ、
それは東京都公式アプリとマイナカードを紐づけると11,000円分のコード決済系ポイントがもらえるというものでした。
自分はこれをdポイントに紐付け、ドコモ側の追加施策で10%増えたので最終的に12,100円分のポイントが入りました。
dポイントならコード決済で使えるので、この12,100円分はシンプルに生活費として消費しました。
この東京都のやり方と比較すると「強制対面受取のヤマト便でバニラVisaカードを配る」というやり方は
やたら手間賃がかかっているうえに受け取る側も使途が限られる不便があるように感じますが……
とはいえ、地方自治体がすぐに東京都公式アプリに匹敵するものを作れるかと言われると厳しいだろうし、
単なる郵送では一斉配布のタイミングで窃盗が多発するかもしれないし、
そうした諸々の事情を考えるとなかなか難しい事情があるんだろうなとは思います。


#8215

イライラ感情を克服する

今日の出来事認知の問題

自分はここ5年くらいの紆余曲折を経て、感情コントロールに関しては確実に一皮剥けたと思っています。
そのおかげで、どうでもいいこと(=自分に直接実害が無いこと)に対してイライラすることが激減しました。
それゆえに、どうでもいいことにイライラしている人を見かけるにつけ、
なんで彼ら/彼女らはこんなにイライラしているんだろうと不思議に思って仕方ないわけですが、
この辺の持論について改めて整理しておきたいと思います。


まず、イライラする原因にはいろいろあると思いますが、
単に実害を受けている場合や体調不良など、ネガティブ感情を伴って当然の状況はここでは考慮しません。
そういう状況で根本原因を取り除かずに「イライラしてはならない」と考えるのは不条理なだけです。
ここで考察対象としているのは、超ざっくり言えば「思い通りに事が進まないことに対する不満」を指しています。
おそらく世間のコンセンサスとして、大人になってもこれを統制できないのは未熟と見なされるでしょう。
そういう意味では自分がこれを克服できたタイミングはあまりにも遅すぎたと言わざるを得ません。
しかし周囲を見ていると、自分よりもはるかに若いのにすでに統制できている人もいれば、
もう残りの人生少なそうな老人にも関わらず統制できていない可哀想な人もいて、
克服しようと思わなければ一生克服できない類のスキルであることが推測されます。


基本的に、思い通りに事が進まなかったらイライラするのは当たり前で、それ自体に問題はありません。
ここで必要な感情統制について具体的な方策を提案するとしたら、
その対象に対して抱いている期待が、不当でないかどうかを点検するプロセスを噛ますことだと思います。
つまり、思い通りに事が進まないとイライラするということは、
対象に「こうなってほしい」と想定しているビジョンと負のギャップが生じているということに他なりません。
ここでいう対象は他人だったりモノだったり、あるいは自分自身だったりします。
要するにイライラする人は、その対象に対して期待を高く見積りすぎているんですね。
「〇〇なのだから××してしかるべき」みたいなことを、自分を棚に上げて期待している。
あるいは自分の正直ベースのスキルを見て見ぬふりをして、
「よくわからんけど自分ならこれくらいできるでしょ」という甘い見積もりによって現実とのギャップを作っている。
それは楽観というよりは、自分にしろ他者・モノにしろ、
対象のバックグラウンドを事実ベースで理解することを怠っているからだと思います。


もちろん、文脈的に「さすがにこれは期待してもいいでしょ」という状況もあり、
そういう場面で理不尽に裏切られるとイライラしてしまうのはやむを得ないと思います。
期待が妥当かどうかという線引きについては一概に言えないのでかなり難しいところではありますが、
往々にしてイライラしやすい人は、そのボーダーラインが不適切に高い傾向にあると思います。
少なくとも自分は、「自分は思っているほど能力が高くない」「他人には基本的に干渉できない」
という考え方を徹底的に刷り込むことによってイライラする頻度が激減したという実績があります。
これが処世術として正しいのかどうかは何とも言えませんが、
思春期までの生き方によっては自尊心の高さと本人の本当の能力が釣り合っていないケースというのが間々あり、
その場合大人になってから矯正が必要になるというのは確かです。


他人への期待の見積りが下手でイライラしやすい人は、基本的には周囲を幸せにしないと思います。
他人に対して不当な期待を押し付け、それが叶わないと不満を口にするというのはシンプルに迷惑な人でしかなく、
現代においてそういう立ち振る舞いで社会的信用を得ようとするのはかなり厳しいものがあるでしょう。
もしそういう人がそれでも人間関係を失わずにいられるのだとしたら、
それは本人が周囲に害を与えている自覚が無く、また本人が周囲の他人を本当の意味で尊重するつもりもなく、
周囲がその傍若無人ぶりを(その人に期待しないからこそ)何も言わずに受け止めて耐えているケースが考えられます。
こういうのもいずれは広義のハラスメントやDVに当てはまるようになるんじゃなかろうか。
もちろん自分自身への期待の見積りが下手でも、それはそれで良くないのは言うまでもありません。


ただ、おそらくこの問題は「期待値を下げればよい」などという小手先の精神論で済む話ではありません。
これまで活動実績を出せておらず、劣等感が大きければこそ名誉挽回のために期待値を高くせざるをえず、
それを下げないことがある意味本人にとってメンタルのセーフティガードになっている場合もあるかもしれない。
または、本人は能力的に及ばないことを十分知っていても、周囲が「あなたならできる」と持ち上げるせいで、
他者評価と自己評価が乖離しているがゆえに期待値を上げざるをえないというケースがあるかもしれない。
そういう事例も考慮すると、期待値が不当に高いことについて必ずしも本人だけに責があるのかは何とも言えません。


こうしたメタ認知能力について、冒頭で「大人は身につけて当然という世間のコンセンサスがある」と書きました。
それはまあ、ひとつの事実だと思います。
しかしこうして複雑な要因が絡んでいることを再確認してみると、
大人になったら身につけて当然と言われている一方、身につけるのはそう簡単なことではないのかもしれない。
「世間が言う普通の人」のハードルが年々インフレしていることは薄々感じていますが、
実はそれ自体が「不当な期待の押し付け」なのではないかと思った次第です。
そしてそれこそが、世の中にこうしたメタ認知能力を身につけていない人が実は多いことの証左なのではないかと。


#8216

イラン戦争停戦合意

泥沼化しているイラン戦争が、とうとう「本当に」停戦合意に達したとの報道がありました。
この戦争では、アメリカ-イスラエルの攻撃に対する報復としてホルムズ海峡を全面封鎖したイラン側の措置により、
石油を中東各国に依存する日本を含むアジアは大打撃を被ることに。
初っ端からイランの指導者の暗殺に成功したとかで早期に終結するかと思いきや謎の泥沼戦争に突入し、
原油価格は高値で安定。石油産出国のアメリカを含め、世界中がその悪影響を受けています。
日本でも、足元では原油から作るナフサが足りずポテチの袋がモノクロ化して話題になったり、
一方で政権はナフサは足りていると断言し、実態を正しく理解していないのではないかと批判されたりしました。


そもそも世界各国は昔からイランの核兵器開発を阻止したいという共通認識があります。
一方イランは敵国が多い地理的・歴史的条件から、
自国防衛のために「いつでも核兵器を作れる」という強力なカードを持っておきたいという思惑があるそうです。
アメリカのオバマ大統領が在任中にイランや諸外国と合意を取り付けた「JCPOA(包括的共同作業計画)」は、
核兵器の開発スピードを制限することに同意するなら経済制裁を緩和するという内容でした。
外交だけで核兵器の開発をやめさせるのは難しい。
ならばせめて核兵器1発作るのにかかる時間を遅らせることで、仮にイランが核兵器を作ってしまったとしても、
国際社会がそれに十分対応できる時間を稼げるようにしよう、というのがざっくりした方針です。
しかしこれでは対応が不十分だと、かねてよりイランから核を手放させたい勢力から批判されてきました。


そこで「俺ならもっと良いディール(取引)ができる」とJCPOAを一方的に離脱したのが第1次トランプ政権です。
2026年イラン戦争はそうした伏線を経て、JCPOAよりも強い制裁をイランに課し、
かつ核兵器開発を完全にストップさせるという大義名分があります。
が、実際はそれは表向きで、裏では株価操作やら中間選挙対策のためだとか、
要するにトランプ大統領に利するさまざまな事情がうごめいているのではないかという疑惑があります。
実際、これまでにトランプ大統領は20回以上停戦するする詐欺をしてきたそうですが、
そのたびに米株やコモディティ先物は大きく翻弄されてきました。
これは、発言をすることをあらかじめ知っている者であればそのボラティリティで大儲けできることを意味します。
また、この戦争はイスラエルの都合も相当含んでいますが、
トランプ大統領の岩盤支持層であるキリスト教福音派にとってイスラエルは「聖地」であり、
だからこそ この戦争は中間選挙を有利にするためにも推進させられているという疑惑もあります。
あとはエプスタイン問題とかアメリカ国内の経済悪化から目を背けるためだとか……
とにかくこの戦争は核問題ですら氷山の一角で、内部にはさまざまな闇がありそうです。


そういうアメリカ側のさまざまな事情もあって停戦合意はなかなか難しいとされてきたわけですが、
かといってずっとホルムズ海峡を封鎖し続けていると世界経済が大ダメージを受けてしまいます。
それはインフレが進むアメリカにとっても都合が悪く、
可能なかぎり早く海峡封鎖が解かれることに越したことはありません。
そうして世界中がトランプ大統領の(SNSの)発言に右往左往されてきたというのがここ3ヶ月半ほどの世界情勢です。


自分はもう少し早く停戦合意に至ると思っていて、停戦すればいったんリスク資産は上向くと思っていました。
だからこそ小銭を拾うつもりで仮想通貨のロングポジションを取ったのですが、
アメリカの05月のPPI(生産者物価指数)が予想をぶち抜いたことで一気にインフレ懸念が広がり、
特に仮想通貨はETFの純流出につながって売りの連鎖となってしまい大幅な含み損に。
要するに読みを間違えたわけですが、ここにきてETFフローもようやく回復が現実的になってきました。
途中両建てしてショートポジションでそこそこ儲かっているので、これでプラマイゼロ以上で利確できれば御の字です。


ここまで停戦するする詐欺を見せられると、
両国+仲介国が「停戦に合意する」と言ってもなお、どちらかが突発的に攻撃するんじゃないかという疑念があるし、
そもそも停戦案の文書では核開発のことはすべてがうやむやになっているそうなので、
だったらこの戦争は何のためにやったのかという話にもなってしまいます。
結局また「合意できなかったので戦争再開します」とかやりかねないので、まだまだ油断できないですね。
一方で日本株は絶好調。まさか、今年の投資先の最大の勝ち組は国内株だったとは……。


#8217

ドキュメントを育てる

今日の出来事LLM

先週の金曜日、ここ3ヶ月準備していたピクチャレ大会のアップデートをリリースしました。
このタスクは、今年01月に導入したCodexをさらに活用するための踏み台のような位置付けでした。
Codex開発自体は特に誰から教えてもらうわけでもなく、試行錯誤しています。
今回このタスクで確立したのは、セッションログを記録・集約するシステムプロンプトを含めるということです。
これにより、もう少し高いレベルでCodexにプロジェクトを理解してもらうことができたと感じています。


たとえば、日頃からCodexに指示(プロンプト)を投げていると、
その中には「今後も把握していてほしい情報」というのが含まれていることがあります。
Codexはそのセッションではその情報を理解して考慮してくれるのですが、
新しいセッションを始めたときやセッションログの量が多くなってきたとき、必ずしも考慮してくれるとはかぎりません。
また、自分自身も過去にどんなプロンプトを書いてきたか検索したいというニーズがあります。
そこで、システムプロンプトに「作業完了時に毎回、セッションログを特定フォルダに出力して」
と指示することで、まずCodexとのやりとりは全部ドキュメント化することができます。
ただこれだけだとCodexは内容を適切に理解してくれないので、
適宜、「セッションログを読み取って、恒久的に理解すべき内容をsummaryに書き出して整理して」と指示します。
そして最上位のAGENTS.mdには、そのsummaryに書いてあることをまず遵守すべきと明記しておきます。
こうすることにより、コンテキスト量を抑えつつ守ってほしいルールを幅広く理解してくれるというわけですね。
ついでにログファイルを解析して、今月書いたプロンプト量なんかも出力できるようになります。


AIがドキュメントを「育てる」手法は巷では「LLM Wiki」という概念がもてはやされており、
パーソナルナレッジベースの作り方も今後大きく変革しそうな予感がしています。
LLM Wikiは収集するだけでAIは触らない一次情報と、AI自身の一次情報への理解(関連性)を整理しておく二次情報、
そして人間からAIへの質問を記録・整理する三次情報にディレクトリを分けるという考え方だそうです。
扱う情報が大きくなってきた場合に、効率的にAIに情報を理解させる合理的な手法です。
開発作業にここまで徹底した情報整理が必要かと言われると微妙なところですが、
一方で技術負債を増やさないために情報を整理するニーズは確かにあり、
こういうのを参考にして試行錯誤を続けていくことになりそうです。
自分の場合、情報整理特化のCodex活用という観点はブログの整理で真価を発揮しそうな予感がしています。
LLM Wikiをそのまま応用すれば長年構想していた自動タグ機能を実装できるんじゃないだろうか。


ともあれ、Codex系作業は金曜の大型アップデートで一区切りとなりました。
土日はイベント準備とブログで消費しましたが、明けて今週からはいったんニュートラルポジションに戻っています。
これまでの経験を活かして、いよいよ今年最大のプロジェクトを完成まで持っていきたいところです。


#8218

オートメーション機能解禁

今日の出来事ChatGPT

ChatGPTのオートメーション機能がスマホアプリにも対応したため、何かできないか模索しています。
オートメーション機能とは、その名の通り自動で(定期的に)実行してくれる機能。
「朝07時になったら天気予報を取得して教えて」「日曜日の夜に直近1週間のチャット内容のサマリーをまとめて」
といった、時間指定で実行するタスクをプロンプトで簡単に作れます。
安直に思いつくのはタスク管理アプリをこれに統合してしまうというアイデアですが、
それは言い換えれば既存のやり方を破棄するということに等しいため、安易に決行できるものではありません。
ただ、自分の場合はリマインド系のアプリに登録している定期リマインドは多くないため、
ChatGPTへの完全移行はそう難しくはなさそう……ですが、あえて移行する意味もあまり無いような。


やってみたいのは、やはりというべきか株・暗号資産取引との連携ですね。
拾ってほしい経済ニュースや経済指標をChatGPTに登録しておいて、そのサマリーレポートを毎日配信する。
FOMCなど重要イベントは多くあるので、それのリマインドも兼ねることができます。
そして自分はそれに基づいてポジションを増やしたり減らしたり、一部利確したりする。
今回の2026年春季取引の反省は概ね今月上旬に書いたとおりですが(#08206 / 2026年06月04日)、
一方でポジションをとりあえず握っておいて、部分的に手放したり追加することで差益を生むやり方が確立したので、
これにAIによる定期情報収集を合わせたらどこまで通用するのか試してみたいところ。
おそらく今年は利益の総額が雑所得の申告が必要な金額を満たしているので税の申告が面倒になりますが、
まあそれも取引履歴をAIに読ませればなんとかなるでしょう、という目論見です。


自分にとっては「新しい趣味」とも言える投機(投資)ですが、
これまでは気が向いたらその場の判断でポジションを取り、そして痛い目に遭いつつもどうにか凌いで、
そして利確したらまたしばらくは忘れ、さらにしばらくすると思い立ったように着手する……と繰り返してきました。
こういうその場の気分ありきで短期展望でやっていると、
シンプルにポジションを取るときの情報量が足りていないので、そのせいで不利な状況に陥りがちです。
であれば、日頃から経済ニュースを受動的に得られる仕組みを確立してけば、
ここぞというときに入りやすいし、情報量不足で痛い目に遭うことも減るんじゃないかと思うんですね。
まぁ、休止期間を入れずにずっと取引する、という手もないわけではないのですが、
それをすると他の活動が明確に停滞してしまうし、
今年はそれはダメだと決めているのでそれをするのはもっと歳を食ってからでしょうかね……。


投機の話になってしまいましたが、
これはこれとしてオートメーション機能については引き続きアイデアを模索しています。
ChatGPTはともかく、Codexなら一定のニーズがあるんじゃないかと思っています。


#8219

AI著作物のコンセンサス

イラストレーター募集の求人にAI絵師がAI絵をポートフォリオに応募してきて、
AIは禁止ですと言ったら反発されて暴れられたという話が千バズしてまとめられています
盛り上がっているのは一部の過激な反AIユーザーのみで、
そもそも各エピソードもかなり作り話っぽく、ぱっと見これに対するAI絵師の反論は見当たりません。
見当たらないというか、キュレーションのアルゴリズムに引っかからないので埋もれているだけだと思いますが。
そのため、基本的には反AI側が言いたい放題する場になっています。


この件は、ポートフォリオのAI絵を「人力で描いた」と言って採用されたなら問題がありますが、
AI絵であることを明らかにした上で採用されたなら何も問題ないわけです。
AI絵であることを打ち明けた上で採用され、その後その人材が問題を起こしたのなら人事にも落ち度があるでしょう。
論点はそこだと思うのですが、
まとめられている人たちはAI絵師へのストローマン攻撃に夢中であまり有意義な議論をしているように見えません。
確かにいわゆるAI絵師(術師)を自称する人の中にはモラルを逸脱している人を見かけるのも事実ですが、
自分が知るかぎり、SNSでこうして炎上案件を生み出して暴れているのは圧倒的に反AIの方が多い印象があります。


AI絵が倫理的にアウトなのは他人の著作物の盗作だけで、AIイラスト生成技術そのものは何も問題ありません。
そしてこの「他人の著作物の盗作」はどこからがアウトでどこからはセーフなのか、
その線引きについての社会的な合意はまだ定まっていないように思います。
イラスト生成モデルにも著作権フリーのイラストのみを学習して作られたものもあるがそれはセーフなのかとか、
人力絵でもPinterestなどの素材サイトから部分的に他人の絵を参考にするケースがありますが、
それが許されていて特定絵師の絵柄を想起できなくてもAIイラストは一律でダメな風潮があるのはなぜなのかとか。
実はこうして踏み込んで考えると人力絵師の立場も意外と危ういことは何度か考察してきました。
だからこそ、自分たちに有利な材料だけ持ち出して啀み合っている場合ではなくて、
先述の線引きしかり、「どこまでなら分かり合えて、どの点はどうしても分かり合えないのか」
を本気で議論する必要があると思うのですが、SNSにおいては永遠にそんな風潮にならなそうな雰囲気を感じます。
まぁ、対人戦ソーシャルメディアなのに議論さえできないのがTwitterの本質なので、
ここでバトルしている人に「文化全体の合意を形成しよう」などという行動を期待するのはお門違いかもしれませんが。


この手のレスバはできるだけシャットアウトしている自分ですが、
サブアカがイラスト/VTuber界隈を多くフォローしていることもあって
どうしてもVTuberと絵師界隈の炎上については目についてしまうことが多いです。
そして、一度目についてしまうと感情に任せてサクッと書ける話題なのでこうしてブログにも書いてしまいがち……。
サブアカのフォロー状況もそろそろ整理せねばと思う今日この頃です。


#8220

不透明な据え置き

イラン戦争停戦合意で米株・仮想通貨は急騰しました。
先月のPPI以来ずっとでかいロングがマイナス圏で捕まっている自分としては嬉しいかぎりで、
あともう一山越えられればとりあえずポジションは解消できるというところまで来ました。
そこで迎えたのが、今期のFOMC(連邦公開市場委員会)の会合。


これはアメリカ国内の今後の政策金利の方針を発表する投資・投機界隈でも非常に注目度の高いイベントで、
今回はイラン戦争によって進行したインフレを踏まえ、
「12月に利上げはするだろうが今回は据え置くはず」というのが市場の予想だったと言われています。
そして実際に今回は据え置きだったのですが、
ウォーシュ新議長が就任して初の今回の会合では、必要以上のことは発表しないスタイルに転向。
その中で政策金利を決める議員19人のうち9人が年内利上げを支持していることが明らかになり(利下げは1人)、
「やっぱり年内利上げされるんだ」と市場は先の利上げを織り込みに行く流れに。
これによってアメリカ2年国債が急騰し、またリスク資産(株・仮想通貨)は急落しました。


正直この界隈はまだわからないことだらけで、
どう考えても事前に相当織り込んでいたはずの「年内利上げ」を確かめただけの今回、
なぜこんなに市場がナイーブに反応するのかよくわかっていません。
ビットコインは停戦合意による高騰をほぼ全戻ししましたが、主なアルトは半値戻しくらいで耐えています。
これもよくわからないですね。ビットコイン以上にボラティリティもリスクも高いアルトがなぜ耐えているのか。
とにかく、執筆時点で64,000ドル近辺をうろついているビットコインが、
今回の利下げ後退を重く見て63,000ドルを割ってまた下限を探りに行くのか、
あるいは停戦合意やETFフロー流出の停滞といった好材料を土台に停戦合意直後の高値圏をもう一度試すのか……
かなり重要な局面に来ているように思います。
崩れるようならショートを打つつもりですが、両建ては下手すると2回火傷するのでできれば踏ん張ってほしいところ。


個人的には利上げする空気なのもビットコインにとって相当向かい風だと思っていますが、
それ以上に厄介なのがスペースXのような投機筋に人気な大型IPOや、
相変わらず勢いが止まらない半導体関連株へのリスク資産の集中だと思っています。
トレンドがビットコインからそちらに移ってしまったことで、リスク資産内のシェアが失われていると思うんですよね。
そのせいでなかなか上値が重いというのはあるんじゃないかと思っています。
逆に言えば、トップトレンドが後退してくればビットコインにもまた勝ち筋が生まれるということですが……
今後、OpenAIやAnthropicなどの新規上場も控えているのでしばらくは厳しそうな予感がしています。
こうした盛者必衰ぶりを見ていると、仮想通貨に固執せずにもっと身軽に立ち回るマインドは重要なのかも。
あんまり身軽すぎるとそれはそれで良くないような気はしますけどね。


いずれにしろ、しばらくはアメリカ国債やイスラエルの動向などに注目することになりそうです。


#8221

物欲の減退

今日の出来事買い物計画

06月といえばなんといっても夏のボーナス。
うちの会社は夏季と冬季で支給基準が異なり、また業績でぶれる部分も無視できないのでなんとも言えませんが、
まあ少なくとも去年の冬と同額までは出るだろうと思っています。
ただ今回はそれと同時にいったん仮想通貨の含み益を現金化する予定なので、
その臨時収入とボーナスを合わせると結構な金額になる見込みです。


前回のボーナス支給前の時期に、元同僚に「何かほしいものないの?」と聞かれたが明確に答えられず、
改めて自分は物欲は減退した、その代わり食欲は増したかもという話を書きました(#08019 / 2025年11月29日)。
これは、対象物が「既存の趣味に基づくモノ」であれば間違っていないと思っています。
自分にとって既存の趣味とは要するにゲームなどのコンテンツ系や家電製品などのオタクグッズを指すわけですが、
これらはコンテンツとしての魅力は不変でも、
それを楽しむ側の自分が加齢によって変わってしまっており、結果的に昔と比べて相対的に価値は落ちています。
しかし、市場的な価値は落ちたわけではないので値段自体は昔と大差ありません。
そうなると、自分個人としては圧倒的にコスパが悪いわけです。
社会人の経済力で買うこと自体はできるわけですが、楽しめないなら結局意味はありません。
この辺のコンテンツとお金に対する価値観は2022〜2024年が過渡期だったと思われ、無数の積みゲーを生んできました。


ただ、注意したいのはそれ自体が「物欲そのものの減退」を意味するわけではないということです。
いまの自分は発達心理的には青年期と中年期の狭間にいると思われ、
中年であることに納得したわけではないものの、ただ一方で青年的な価値観が消耗してきていることを自覚しつつあり、
過渡期の中で新しい何かを探しているという段階だと思っています。
ゲームなどの青年期以前から触れてきた文化は確かにコスパが悪くなってきたと思う。
ただ、それとは別に中年期以降の心に刺さる何かがあるだろうとは思うんですよね(あると思いたい)。
そのうちひとつは株・仮想通貨取引だと思いますが、これを娯楽と言い切るのは違う気がする……。


いまのところ、ボーナスの一部はiPhone Airを買って、まずはスマホ環境を一新しようというのが第一候補でした。
機種変タイミングは突発的なものでしたが、Amazonプライムデーの値下げ候補に入っているらしく、
割安で買える千載一遇のチャンスと考えればかなり無難な選択だとは思っています。
が、それはそれとして自分が過渡期にいることをもっと自覚して、
お金を本格的に浪費し始める前により広い視野で使途を考えてみるというのはアリなのかもしれない。
こういうことを考えているということは、それをまだ見つけられていないということだと思うんですよね。


#8222

タスクのスイッチング

先週リリース作業が無事に終わり、次はいよいよ大型タスクへの着手の番。
フェーズが移行して最初の土曜日を迎え、有り余る時間でガッツリ進められたらと思っていたのですが、
実際にはあまり勢いに乗らず、ちょっとだけ作業は進んだもののあとはTwitterのいいね整理などで消化してしまいました。
平日の中でも作業しやすいはずの火・木に加え、今週は月曜もテレワークしているので
平日作業時間もそれなりにあったはずなのですが、「まあ土曜日が本番だから」とあまり進められておらず、
その土曜日もこの有様というのはまあまあ情けない進捗と言わざるを得ません。


まぁ、いまは握っている仮想通貨のポジションをいったん手放せるかどうかという佳境にあり、
イスラエルを含めて停戦は本当にできるのかできないのかということが最大の関心ごとです。
実利が絡んでいるのでどうしてもそっちに心が引っ張られているというのはあると思います。
ただ、これのせいで他の作業がいっさいできないと言い切るのは相当厳しいのも事実。
昔のように一か八かの賭けをしているわけではなく、四六時中チャートにしがみついている必要はありません。


とすれば、この意欲低迷は単にスイッチングが下手だからなんだろうなと思ったりします。
ある作業が完了し次の作業に取り掛かるべきとき、なかなか気持ち的に腰が上がらないというアレです。
これは基本的には人の性だと思っているので半ばどうしようもないのですが、
こういうちょっとしたことが種火になって
「結局年内動けなかった」というレベルの怠慢を引き起こすのが自分という人間が持っている特性なので、
こういうことは思っている以上にシビアに捉えた方がいいんだろうなという気はしています。


最近意識しているのは、次にやるべきことに対する意欲がなかなか湧かないと感じたら、
「それをやらなきゃいけない」という義務感から意図的に距離を置き、
まずはクリエイターである自分がそれを楽しめるように外堀を埋める活動に注力するということです。
消費者目線で改善点を探るとか、発表したときのことを考えるとか。
ゲームデザイナーの桜井政博さんは、アイデアは軽率に他人に話したりSNSに書き込んだりしないことで、
「この成果を早く誰かに話したい!」という〈内圧〉を企画書等にぶつけることでより良いものを作る、
という持論を動画で話されていました(『桜井政博のゲーム作るには』 )。
誰かに話したりSNSに途中経過を書いたりするとそこで満足してしまってモチベが保たないというんですね。


ただ、自分のようにスイッチングで悩んでいるようなケースの場合、
あえてその〈内圧〉を一部外に出して利確(損切り?)することによって他者からモチベーションをもらい、
目先の行動を後押しするという戦略もなしとは言い切れないような気がします。


#8223

自動操作AI

今日の出来事Codex

初めてCodexのプラグイン「Computer Use」を使ってみました。
Computer Useとは、Codexの機能のひとつでAIがパソコンの操作を肩代わりしてくれるというものです。
実際に稼働中は人間用のマウスカーソルとは別にCodex用のマウスカーソルが動いており、
指示された処理を順番にこなしていきます。


自分は去年大ブームになったAI画像生成(ChatGPT Images 2.0)をプライベートな範囲で引き続き追求しているのですが、
生成画像自体はChatGPTのクラウドに保管されているため、アカウントに万が一のことがあると消失します。
そこで生成画像は不定期でダウンロードしておきたいニーズがあるのですが、
少なくともChatGPTは画像のみの一括ダウンロード機能は提供していないようです。
となると画像ダウンロードはひとつずつ開いてダウンロードボタンを押していくしかないのですが……
そこでComputer Useを活用できるんじゃないかと思い立ったわけですね。


指示はシンプル。
まずダウンロードさせたいもっとも古い画像をGoogle Chromeで表示しておいて、
①ダウンロードリンクを押し、②ダウンロード完了ポップアップが出たらそれを閉じ、
③ダウンロードフォルダにファイルが追加されていることを確認し、④次の画像サムネイルをクリックする。
これを最新画像まで遡るように指示したところ、実に簡単にツールが回り始めました。
約600枚の生成画像がAIによるカーソル操作によって次々にダウンロードされていく快感……。
実はこれまでの活動では黎明期ほどこの手の単純作業をすることが多くありましたが、
AIによって完全にオワコンになったんだなということを改めて感じた次第です。
これまで仕事で関わった企業さんの中には「DXを推進しよう!」とノーコードツールを導入しようとしているものの、
それ自体のハードルの高さに悩んでいるケースが多くありました。
導入して属人化した結果、文字通りスパゲッティみたいに難解なツールを使っているような現場もありましたが、
Codexを導入すれば本当の意味でDXは実現するんだろうなと思います。
いままでのはDXゴッコだったかもしれませんが、これは本当に「誰でも使える業務効率化ツール」と言っていいと思う。


ただ、難点はリソースをものすごい食うことです。
自分はChatGPTに月3,000円課金しているPlusユーザーですが、
この画像自動ダウンロードバッチを回しただけで5時間リミットを上限まで使い切ってしまいました。
ふだん、Codexでプログラミングしているかぎりはリミットに到達したことはほとんどなかったのですが、
これはかなりのトークンを消費するのかもしれません。
今回は7ヶ月分溜めてしまったのを一気に片付けようとしたため量も多かったですが、
次は5時間リミットを使い切らないように300枚くらい溜まったところで処理したいところです。
まだ使ったことはありませんが時間が来たら自動で処理をする「オートメーション」機能も最近実装されたので、
これと組み合わせてトークンが余っている就寝中や仕事中にやってもらうのも良さそう。
いずれにしろ、ますますOpenAI依存が進みそうな今日この頃です。


#8224

生活水準の固定観念

今日の出来事金銭の問題

自分は従来、生活水準は軽率に上げない方が良いというスタンスでやってきました。
これ自体はまあ大枠では間違っていないと思います。
贅沢にお金を使うことを前提とする生活が当たり前になると元に戻すのが難しくなるというのもありますが、
そもそも本音ベースで有意義なお金の使い方をするのは、意外と簡単ではありません。
何も考慮せずにただ使う金額を増やすだけというのは、お金をドブに捨てているのと大差ないわけです。
自分は2021年までかなり浪費癖があり、なんとなく好きなサービスだからというだけの理由でサブスクに加入したり、
なんとなく装丁がカッコいいからというだけの理由で高価な書籍を買ったりしていました。
そして2022年に先物取引で大損したことでお金に対する価値観がひっくり返り、一転して節約志向に。
なんとなくという理由で買い物することは皆無になり、贅沢品は遠ざかりました。
基本的には2026年現在もその路線は堅持していて、
最低限使わざるを得ないお金とプラスアルファの支出は明確に分けて考慮する癖がついています。
そして先物取引に手を出したことはともかく、節約志向自体は特に悪くないことだと考えて疑ってきませんでした。


これは異論あるかもしれませんが、節約志向は平成の日本で強く浸透した時代的な価値観でもあると思っています。
いわゆる「失われた30年」の中で経済的な成長が見通せない世の中で育ってきた自分にとっては、
製品はより安い方が良く、無駄金は使わないことが美徳だということは当たり前だと思ってきました。
インターネットにも経済活動が持ち込まれると、そこではコンテンツを享受する人から直接お金を徴収しないやり方、
たとえば広告収入モデルやスポンサー・コラボによる収入モデル、
重課金者がサービスを支える基本無料モデルなどといった無料で当然のコンテンツ展開が当たり前になり、
必ずしもお金を出さなければコンテンツを楽しめないという世の中ではもはやなくなりました。
こういうコンテンツの供給方法は、もはや経済成長が見通せない世の中に投じる戦略としては間違っていないと思います。


しかし、節約志向を徹底し、基本無料コンテンツで満足することは果たして個人の人生にとって有意義でしょうか。
世の中の文化全体からすると、無料で最後まで体験できるコンテンツはごく一部でしかありません。
「ドブに捨ててもいいお金を持っている」という視点で改めて世の中を見渡せば、
自分がまだ知らないワクワクが世の中にはかなりたくさんあるんじゃないかと最近改めて思います。
徹底的に合理化されルーチン化された生活に甘んじていると、確かに有意義でない出費は抑えられる。
しかしその実、マンネリに対する静かな不満を押し殺して耐えている自分がいるわけです。
それに耐えることは美徳でもなんでもなく、単に人生の無駄遣いなのではないかと。
そして「合理化されたルーチンライフ」から抜け出すのにもっとも手軽な武器が余剰金なのではないかと。


コスパ良く立ち回れることが偉い、というような価値観を全面否定するつもりはありませんが、
コスパが良い消費活動ができると良いということは、
必ずしもコスパの悪い消費活動をしてはならないということを意味しません。
もちろん、積極的に浪費しようと言いたいわけではありませんが、
財布の紐を固くしすぎると、お金より大切な時間を実は浪費していることになるのではないか……
ということを中年時代を前にして今更のように思い、心底後悔しています。


#8225

鍵となる土曜日

今日の出来事週間計画

趣味系メインタスクのスイッチングの失敗からどうにも生活全般的な低迷へ伝播してしまっている今日この頃。
仕事の意欲も、趣味の意欲もかなりの低空飛行を自覚しています。
さて、この沼から抜け出すにはどうすればいいのやら。


全般的に低迷しているという印象をもたらしているのは主に土曜日とテレワーク日だと思っています。
出社日は仕事をすることのみが唯一のタスクで、仕事をこなせばその日の自己採点は及第点を超えることが確定します。
なのでこれ自体は低迷感に影響しているとは思いにくい。
また、最近の自分の価値観では日曜日は基本的にだらだらしても良い日(ただし、ブログ執筆タスクは別勘定)です。
なので日曜日は、当週分のブログを書き切っているなら別に自己評価を下げる理由は無い。
一方、土曜日は十二分に寝てパフォーマンスを発揮できる環境を整えられる以上、
趣味系作業をガッツリ進めるための曜日という意味合いが強いです。これを空振ると自己評価は下げざるを得ない。


直近の土曜日は本当は推し絵師さんが出展されるイベントに参加するつもりでいました。
が、目当てのグッズは後日必ずBOOTHで販売されるし、
何よりも当時は(いまも)仮想通貨取引が不利ポジで踏ん張っている状況のため金銭不安を拭えない状態。
どうしても目先の出費は控えたい心理があり、やむを得ず見送ることを決めました。
しかしそうなると予定がぽっかり空いてしまい、そして例によってここでもスイッチングに失敗。
「イベントは参加しないから空いた時間でガッツリ作業するぞ〜!」とはならなかったんですね。
結果的に先週土曜日は空振ったも同然の一日を過ごしてしまい、これが直近の低迷感につながっています。
こうして考えると、昨今の自分にとって土曜日の過ごし方はかなり重要と言えるかもしれない。


テレワーク日(火・木)も同様です。
自分はテレワークでは能率が落ちることを見越して、月・水曜日は翌日の分のタスクも密かに進めるようにしています。
これが通用しない仕事場だとそもそもテレワークはしないべきなのですが、
いまいるところはそれが許されている雰囲気を感じているのでテレワーク日を設定しています。
しかしだとしたら仕事量を再配分した分だけ趣味の方を進めるべきで、終日ダラダラしていたらただの社内ニートです。
ただ、現状ここを有意義に過ごせているとはとても思いがたい現実があります。
テレワーク日は朝会前には起きていないといけない制約があり、
眠くならなくなるまで眠れる土曜日と違って身体パフォーマンスはさほど良くありません。
特に午前中はかなり悪いことが多く、その悪いパフォーマンスのままズルズルと行ってしまうケースが多い。
少し前にこれを早起きやうつ伏せストレッチで克服しうる可能性を見出しましたが、
そもそもそれができるのは多少なりパフォーマンスが良い日に限られるんですよね。
パフォーマンスを上げるためのパフォーマンスが無いと如何ともしがたいわけです。


改めて最近の自分は、こうした足元の活動低迷の根幹には作業に対する意欲云々はもはや関係なく、
身体的なパフォーマンスの低さが想像以上に悪影響を与えているのではないかと疑っています。
だとしたら、身体的パフォーマンスを上げることが解決策として有望だと思うのですが……。
身体の問題は知識も論理も精神論もそれ自体役に立たないという意味ではとても難しい分野で、
一朝一夕ではどうにもならない厄介さを感じています。
そろそろ本気で運動習慣をつける方向にシフトするべきなんでしょうかねぇ……。あまりにも今更ですが。


#8226

あざといパック

ポケポケの第19弾エキスパンションパック「ミラクルデイズ」発表。
これはシリーズごとに何回かあるテーマパックで、今回は「可愛いポケモン」の統一テーマとなっています。
何気にこういうコンセプトのパックを待ち続けていた自分としては若干テンションの上がる内容。
推しポケの登場如何によっては砂時計を大幅消費する機会が得られるかもしれません。


ポケポケはリリース当初からずっとやっていて、とっくの前に熱は冷めていますがログボだけは習慣化しています。
そのためログボでもらえる砂時計は貯まりに貯まって1720個(140連分)あり、
本気で欲しいカードが登場したら放出しようと考えていました。
まぁ、まだがんばリーリエ(期間限定の「ハイクラスパックex」に封入)を持っていないので、
基本的にはその復刻タイミングでガチるのが無難ではあるものの……。


熱が冷めてからの自分は、根がキモオタなので基本的に女の子トレーナーカードを目当てに引いています。
紙のポケカも女の子トレーナーカードばかり高値がついているので、まあそういうものなんでしょう。
ただパックを遡ってピンポイントで引きに行くのはコスパも悪く面倒くさいので、
目当てとは言っても行動を起こすほどではないという感じです。
最推しのリーフちゃん(初代主人公)はもうすでに所持しているので目標をほぼ達成してしまった感はあるんですよね。
あとは先述のがんばリーリエくらいか……。


ただ、もし最新パックに推しカードが登場する場合は事情が変わってきます。
ポケポケは◆1〜4→★1〜2→色違い1〜2→★3→クラウンと10段階のレアリティが存在しますが、
最新パックで◆カードをコンプすると、俗に「24時間ゲットチャレンジ」という隠し要素(?)が解禁されます。
これはその名の通り24時間限定で挑戦できるゲットチャレンジで、未所持の★1〜2が1枚含まれているのが特徴です。
あくまでも未所持のカードしか出ないので、パックコンプを目指す場合に有用というわけですね。
当然、★2以上で欲しいカードがある場合も有用です。
◆カードコンプはログボで1ヶ月引き続けるだけではかなり厳しいですが、
おそらくログボに加えて10連を4〜5回引けば割と現実的にコンプできるくらいのハードルだと思っています。
それ自体はそれほど難しくないので、最新パックに欲しい★2がある場合は早めに解禁するべきでしょう。
そのことも念頭に、リリース後は早めに★2に欲しいカードがあるか確認したいところです。


欲を言えば、この24時間ゲッチャレの過去パック版とも言える機能が追加されるとテンション上がるんですけどね。
まぁでも、それを可能にするとレアカードが手に入りやすくなりすぎるか……。
こういうものは簡単に手に入れてしまうと価値を感じられないし、
かといって雲の上の存在だと欲しくもならないのでその辺の調整度合いが本当に難しいと思います。
ポケポケはランダムバトルなどバトルに復帰するのに打ってつけの新機能が搭載されたものの、
なかなか重い腰が上がらず放置していまに至ります。
新パックがその辺も突き動かすきっかけになってくれればなと。


#8227

仮想通貨取引反省まとめ 2026年夏期

今日の出来事暗号資産

05月上旬、「あと1〜2万円ほど小銭稼ぎたいな」と思いイラン戦争終結への期待感から、
リスク資産に追い風が吹くと予想して買ったアルトコイン「ソラナ(Solana)」。
本日未明、まさかのロスカットを喰らってしまいました。
これだけは絶対に避けるようにさまざまな施策を講じたはずなのに、なんと愚かしい……。
それにしても今回のこれは過去最大級に理不尽だったと思います(と毎回言っている気がしますが)。


何度も説明している話ですが、これが総括なので勘弁してください。
まずこのポジションは遡ること05月11日、停戦合意期待で93ドルの時点のSOLを買いで入りました。
「仮に短期的には下落して含み損を抱えても、いずれは停戦合意で高騰するだろう」という目論見。
まずこういう誰もが知って当たり前のファンダを予防線のように考えるのが今回の反省ポイントその1です。
実際には停戦より早いタイミングでアメリカPPIが予想よりも深刻なインフレ進行を示したことで、
仮想通貨のみならずあらゆるリスク資産が売りに出され、下落局面に。
さらに半導体・メモリセクターが依然として強く、相対的に「それ以外」の仮想通貨は不利な局面に立たされました。
仮想通貨はAIと電力消費面で競合する上にそれ自体は利息を生まないので、AIが有利な局面では不利と言われています。


仮想通貨の王様ビットコイン(BTC)は2024年初頭のETF承認によって機関投資家の投資対象になり、
それ以降値動きはETFフローの影響を強く受けてきました。
そしてアルトコインは基本的にはビットコインに追従するので、BTC ETFフローが悪化すれば全部下落します。
PPIがインフレ傾向を示したことでBTC ETFフローは急速に悪化し、毎日数億ドル単位で資金が流出。
これによりビットコインは82,000ドル台から一気に59,000ドル台まで急落しました。
少し前の自分ならこの段階でとっくにロスカットされていますが、今回は耐えました。


今回は、まず明らかな下落局面では二階建て(ロング+ショートどちらも持つ)によって耐え、
ロングは短期的な上昇局面で部分損切りすることによってポジションサイズを減らし、
さらに下落したときに追加購入することで平均価格を押し下げるというナンピン戦略によって
ポジションサイズをある程度調整しつつ下落相場も柔軟に対応しました。
ただ、こういう取引方法が初めてというのもあって隙は大きく、
まず本来二階建て(両建て)は各ポジションサイズが同額なら絶対にロスカットされません。
しかし後付けで反対ポジションを持つ場合、余力が含み損に相当吸われてしまっており、
建てられるポジションサイズに限りがあるという問題があります。
両建てしてもバランスが悪ければロスカットの抑止力としては不十分です。
それに、ショートを建てた直後に万が一反発すると、
本来は含み損が減ってトントンになるような場面なのに損失が出るというリスクがあるため、軽々には建てられません。
いわゆる往復ビンタを食らう可能性があるわけですね。


一方、「値下がりしたら買い増し、値上がりしたら部分損切り」というのも言うほど簡単ではありません。
部分損切りはロスカットを遠ざけますが、損失を確定するので当然なるべくやりたくないのに対し、
値下がりしたら買い増し(ナンピン)は平均購入価格を押し下げてプラ転までの距離を縮めるので、
損切りから一日も早く脱したいと思えばこそナンピンしたくなるのは人情です。
さらに、ナンピンはプラ転後の利益額も大きくするのでそういう意味でも強い誘惑があります。
この単純な心理に従順にポジションを操作すると、必然的にナンピンの量が増えてポジションサイズが肥大化します。
サイズが増大すれば当然振れ幅が大きくなってロスカットラインがどんどん近づいていくのに対し、
肥大化したロングポジションと同額のショートを積むのが心理的にも金銭的にも難しくなっていきます。
今回の建玉操縦でもっとも迂闊だったのは、そのポジションサイズの上限を意識していなかったことだと思います。
もちろん、肥大化しすぎるとマズいというのは直感では分かっていましたが、
「最悪でも両建てできるようなポジションサイズにすべき」といった具体的なセーフティネットは敷いていませんでした。
ロスカラインが一定程度遠ざかるようにコントロールしているつもりでしたが、
こういうのは往々にして柔軟にコントロールできる局面は強気なのでロスカラインを軽視しがちなのに対し、
行き詰まってきてロスカラインを少しでも遠ざけたい局面ではコントロールできないので、
そういうことを踏まえた上で決めなければいけません。ここに対する意識が薄かったのが反省点その2です。
あと、アルトコインなのでドル建てでサイズがいくらなのか分かりにくかったのも良くなかったですね。
最終局面ではポジションサイズ160 SOLでSOL/USDT相場は70ドルだったので、単純計算で11,200ドル。
179万円の建て玉を抱えていると考えれば明らかに身の丈を越えているとわかるのですが……。


その後、ETFフロー流出による大幅下落にも耐え、05月CPI、FOMCもどうにか耐え、そしてついに停戦合意。
原油価格は落ちていき、ビットコインやソラナは大底を打ったように高騰を始めました。
05月11日当初は92ドルだった平均購入価格は5万円の確定損と引き換えに79ドルまで落とすことに成功しており、
また両建てショートは10万円以上の純益を出していました。
ここまでカードが揃ったら、あとはもうロングをトントンでもいいから抜けるだけです。
一時はこの状況で75ドルまで伸び、いよいよゴールが見えてきたと思ったものでした。


ところが06月23日、韓国取引市場の指数であるKOSPIが大暴落してサーキットブレイカーが発動。
サムスンや半導体株の影響力が極めて強い韓国市場は信用取引によって支えられていると言われており、
そこが崩れたことで世界中に「AIバブルは終わりか?」という不安が伝播。
その日の夜のアメリカ市場も下落し、ゴールが見えていたはずのソラナも当然巻き込まれ、70ドル前後に。
このまま各市場時間で3ドル前後ダラ下げされると64ドルのロスカットも現実的になってきてしまいます。
そのためKOSPIを震源地とするこの不安が継続するのかどうか、06月24日のアジア時間を注視しました。
ここでアジア株や米株先物がそれほど下げなければ
万が一アメリカ時間に大幅に下げるとしてもさすがに5ドル以上は下げないだろう。
今月はボーナス支給月なので、06月24日深夜のアメリカ時間さえ耐えれば生活に関わらない余力を用意することができる
(今更ですが、自分は投信以外の余剰金は基本的にこうして全部仮想通貨の余力につっこんでいます)。
あとはこの日大注目と言われているマイクロン(MU)の決算さえよっぽど悪くなければ……。


こうなるとアメリカ市場が開く22時半の寄り付きが大注目でした。
AIバブル懸念からリスク資産が全面安となればいよいよピンチ。一方、ここさえ凌げばあとはどうとでもなる。
いよいよ開場すると、ダウ平均もS&Pもナスダックも若干プラスで悪くなさそうな地合いです。
これはとりあえず生き残ったけど、万が一を考えて朝イチで余力追加しよう……と思って就寝しました
(このとき、せめてトリガー注文を点検して全部キャンセルしておけばよかったと思います。反省点その3)。
そして、05時半(MUの決算30分後)に起床。
スマホの通知に表示されていたのは、「精算されました」の表示……。


IMG_8118.jpeg
結局、マイクロンは期待を上回る爆裂決算でした。
しかし一方でビットコインはアメリカ市場でなぜか大きく売られ、煽りを受けたソラナも大幅下落。
そして、自分のロスカットライン64.7ドルを本当にわずかに掠る形で再び急反発していました。
寝る前にこの急落が始まっていたら多少なり部分損切りしていたかもしれないのに。
75ドル近辺まで高騰して出口が見えていたときダメ押しのナンピンをしていなかったら助かっていたのに。
68ドルでナンピンするトリガー注文をキャンセルしていたら助かっていたのに。
何よりも、事態があと2時間遅ければ追加余力を入金できていたのに。
……そのいずれかひとつでも実行していれば助かったのに!!
我ながら、作り話のように出来すぎたロスカット劇のおかげで唖然とし、二度寝するような気分にもなれず、
ただただ失ったお金を数えていました。
今日は07時半に大きめの地震がありましたが、当初は本当に自分の目眩と錯覚していました。


今回失った資金は35万円+今回の取引の純益13万円(ロングをプラマイゼロで抜けたと仮定した場合)で、
できるだけ安全な先物取引を意識してするようになった2023年以来でおそらく最悪級の実損です。
まあ取引の含み益は諦めがつくとして、
種銭35万円のうち20万円はイラン戦争開始当時のテザーゴールド(XAUT)で出した純益25万円の一部で、
残りの15万円は一度ピンチに陥ったときに入金した追加余力です。
XAUTの純益は最悪原資ではないと言い張って受け入れられるかもしれませんが、後者の15万円は言い訳不可能です。
これにより年初来の投資成績は一気にマイナス10万円となり、
月末にいったん現金化してiPhone Airを買うという計画も再考せざるを得なくなりました。
この金銭不安は5日後のボーナス支給である程度緩和されると思いますが、
現時点ではボーナスとは関係なくリベンジトレードしたい気持ちでいっぱいです。
ただ、このまま投機的取引活動を続けると他の活動に明らかに支障が出てくるので、
いったんは撤退するか、当日内取引のみと割り切るのが妥当でしょうね……。


仮想通貨投資は広義のギャンブルとも言え、こんな無責任なお金の使い方をしていいのかという問題はあります。
そもそも、これさえやっていなかったらよほどストレスフリーな毎日を過ごせているんじゃないかと。
しかし、だからこそ退屈に耐えられずに刺激を求めて仮想通貨にのめり込んでしまうというのはありそうです。
自分はもしかしたら、こうして思い通りに行かない相場に翻弄されたいのかもしれません。
もっと言えば、こうして不定期に破滅することで生きている実感を掴みたいと思っている節はあるかも。
泥沼のギャンブル脳が行き着く先は破滅か、それとも……。


#8228

足を洗うための代替

今日の出来事副業

奇跡のロスカット劇から一夜明け、週末。
この金曜日と今週末、そして来週の月曜日はボーナス支給前で金銭的な見通しが立たない空白の4日間です。
まあ会社のイントラサイトに行って明細を見ればすぐにでも明らかになるのですが、怖くて見れない……。


うちの会社は夏のボーナスは会社業績で大きくブレる傾向にあり、
下限で冬と同額並み、上限でそれプラス15万円くらいになります。
こういうのは上限を期待しているとそうでなかったときにとてもガッカリするので、基本的に下限を想定するのが無難。
会社業績は実感できないし自分のチカラではどうにもならないのでなおさらでしょう。
今期のボーナスはほとんどが余剰金だけど迂闊に使いたくないという話を書きましたが(#08207 / 2026年06月05日)、
これを書いた当時はロスカットされるなんて想定していないわけで、現状だと随分話が違ってきます。
いまの自分の生活水準と物欲基準で目先の細々とした出費を抑圧するほどではないものの、
言うなればそれは文化的な生活を送るための最低限であり、
一方で現状を鑑みるとiPhone AirやデスクトップPCの新調など6桁クラスの出費に対してはかなり抵抗感があるのは確か。


思えば、携帯機種変やPC新調はこうして仮想通貨によってずっと阻まれてきた歴史があるように思います。
結局、2022年当初以来大勝ちは一度も無いわけで、こうして金銭的に圧迫される機会が多いような……。
小さい勝ちで得たものはすぐ使ってしまうなどして消費してしまう一方、
負けるとこうして別の何かで皺寄せせざるを得ないからなんでしょうね。
そういう点で見ても仮想通貨は金銭感覚を不安定化させる諸悪の根源とも言え、
それを含む投資・投機の世界からは本格的に足を洗うべきなのではないかとも考えています。


しかし、だとすると代替を用意しなければなりません。
仮想通貨取引はスマホで完結するため着手のハードルが低く、短時間で目まぐるしく状況が変わるのでとても刺激的で、
しかも金銭が賭けられているという意味では刺激は二乗とも言えます。
これに匹敵する娯楽は正直なかなかありません。
すぐに思いつく候補は、手軽さ・快楽重視ならゲームへの回帰ですが……仮想通貨の刺激を覚えてしまったいま、
今更のように回帰できるかは分からないし、実利を伴わないという点では絶対的に不利です。
薄々感じていましたが、仮想通貨はゲーム趣味衰退の最大の要因でしょうね。
それなら実利を追い求めればいいじゃん、ということで再三検討しているのが副業ですが、
こちらはそれ自体面白いとは限らないというのが難しいところです。
また、明確にニーズのあるスキルが無いとなかなか難しい現実がある。


その中間的な(?)位置付けとして個人的にちょっと注目しているのがAIアノテーションのお仕事。
文章を読み上げたり、複数の文章を読んでより適切だと思う方を選んだりすることによって、
AIの学習精度向上に寄与するというものです。
基本的にAIは英語基準で作られていて日本語に特化したアノテーション(意味付け)はまだ不十分と言われており、
日本語ネイティブによる調整は一定のニーズがあると聞いたことがあります。
また、ドル払いなので円安の現状では相対的に時給は高く、比較的コスパの良い新しい職種です。
ただし、英語ネイティブに雇われることになるので英語力を問われそうなのが不安要素。
そこを機械翻訳で乗り切れるのかどうか……。
今日、仕事の都合でたまたま英語話者のサポートセンターに電話する機会があったのですが、
自動翻訳があると意外と意思疎通できると思う一方でチグハグなやり取りも多く発生して、
なかなかのフラストレーションを抱えることになりました。
こういうことが日常的に起こりうるような活動が、果たして仮想通貨取引の代替になるかは怪しいところですが……
しかし、(当然ですが)金銭を失わないということは相応に魅力的にも感じます。


いずれにしろ、仮想通貨を諸悪の根源として断ち切りたいならその穴を埋める必要があり、
それが容易ではなさそうなのは明らかです。
他にもさまざまな趣味を掛け持ちしていてそれぞれ迷走していた時代よりはかなり安定してきましたが、
それでもなお本音ベースでは満足できないからこそのこの現状でしょうし。
各趣味で金銭を追い求めるというのも無しとは言い切れませんが……
とりあえずは実利を追い求めるのはそれ単独の活動として、もう少し考えてみたいと思います。


#8229

内省のダンジョン

個人のその場の考えが「点」のようなものだとしたら、
その人の複数の経験やアイデアに基づく考えは「線」のようなものなのではないかと思っています。
ある時点の自分が「これってこういうことなんじゃなかろうか」と思ったとする。
そして後日、その主張をさらにサポートするような他人の考えや経験やアイデアと巡り合ったとき、
「やっぱりこの考えは間違いないんだな」と思い、自分にとってそれはより価値のある主張になっていきます。
個人の単発の考えそれ自体はちょっとした思いつきでしかないかもしれないとしても、
それが過去や未来の自分の考え、さまざまな他人の考えと結びついてチカラを得ていくわけです。


個人ブログは、記録しなければ忘れてしまう「過去の考え」を集積できるというメリットがあり、
単独記事が「点」だとしたら、それを過去記事と繋ぎ合わせて「線」を作れるというポテンシャルがあります。
数年前、あるいは十数年前の自分の考えといまなお共鳴する部分があるとしたら、
それは自分に深く根ざしている考え方だと言えるでしょう。
個人ブログはそうした「自分全体に通底する何か」を求めて内省のダンジョンを歩き回るようなところがあり、
それ自体はあらゆる他人にも(AIにも)真似できない有意義な営みだと思っています。


ただ、折に触れて戒めておきたいのは、「点」が「線」になったからといって、常に正しいとは限らないということです。
点と点の結びつきは論理的な正しさによって確かめられる部分ですが、ここが妥当だとは限りません。
個人で完結する考えはどうしても結論ありきのご都合主義に陥りやすい欠点があり、
「点」の主張を正当化したいがために都合の良い他の「点」を持ってきて、
「やっぱりこれはそうなんだ」と短絡的に考えてしまうことがよくあります。
論理的正しさを検証するのが面倒くさい、せっかく見つけた「線」を否定したくない等さまざまな事情があります。
これは誰でもやるようなごく短期の思索はもちろん、ブログのように10年以上単位で整理された記憶についても言えます。
そしてこれの問題は、線がたくさん繋がってくればくるほど軌道修正が難しいということです。
軌道修正するということは、要するにこれまで積み上げてきた主張の相当部分を否定・撤回するということ。
基本的には何かを主張するときはそのことも百も承知で論理を組み立てるので、
現時点で自分の考えが及ばないがありうるような考えについて予防線を張ったり、主張を弱めたりするわけですが、
「さすがにこれは間違いないだろう」と思っている強い主張ほど後に退けなくなりやすいです。
特にブログは机上論で語ってしまいがちなので、
いざそれに関することを経験してみると意見を180度変えざるを得なくなった、ということはよくあります。


こういうことを都度意識して「ブログ全体(=自分の思想)の方向性は間違っていないか?」
と点検することはかなり重要な営みだと思っています。
これを怠ると、客観的に見て思想強めで排他的・保守的な人間にならざるをえないのではないかと。
まあ、厳密にはこれはブログ全体で一本の線ではなく、思想・テーマごとにそれぞれで方向性が異なっています。
テーマによっては、自分もかなり歪んでしまっていると認めざるを得ない思想もあると自覚しています。
やはり自力で矯正する手段としての論理的思考力は
ブログを書く人にとってはかなり重要なのではないかと改めて思う次第です。


#8230

不安定な所属

メンヘラ期はさすがに脱出したと言えそうな近年ですが、かといってポジティブになりきれたわけでもなく、
気分はいろいろなレンジで波のように上下運動を繰り返しています。
下向いているときは不安や焦燥感に苛まれながらもそれを表に出さないように踏ん張るというフェーズで、
上向いているときはそういうことは意識することもなく目下の文化的活動に集中するというフェーズです。
数年前まではこの意味で上向くことがほとんど無かったので、そういう意味では着実に進歩はしています。
ただ、その歩みがあまりにも遅いことは認めざるを得ません。
このままだと、ものすごく中途半端なままに青年期の終わりを自覚せざるをえなくなり、
何も心の準備ができないまま中年期に突入して今度はその年代にちゃんと適応する前に老年期が見えてきて、
あらゆることがとっ散らかったまま人生の終幕が見えてくるのではないか、という焦りがあります。
そして現時点でこの焦燥感の主な要因は、仕事に対する不満であると考えています。


自分は新卒相当〜5年目満期までは地元の超ブラック企業を耐え抜き、
6年目以降は上京して表向きはwebエンジニアとして働いていることになっていますが、
実態としては会社とパイプのある客先企業に常駐する、いわゆるSES社員として会社に籍を置いています。
SESそのものはかなり評判が悪いのは事実で、正社員待遇の派遣社員と言われてもまあ否定はできません。
プロジェクトごとに現場が変わるのは大企業で言うところの部署異動のようなものと割り切っています。
ただ、1点咀嚼しきれない悩みがあるとすれば、この働き方は帰属意識がまったく育たないことです。
自社社員としては同僚との交流が皆無だし、一方で客先社員としても所属会社の違いで線を引かれてしまう現実があり、
どこまで行っても対人関係で「自分はここに居ていいんだ」という安心感を得られません。


地方時代の自分にとって、働くことの意義は「仕事はしたいからするものだ」というものでした(#05575 / 2019年03月27日)。
これが賛否あるのは理解しています。世の中のすべての職種に当てはまるとは思えない。
一方、仕事というのは人と関わる中で社会的欲求を満たす手っ取り早い方法でもあり、
それを趣味で満たすのは困難だということは直近の考えにも通じています(#08106 / 2026年02月24日)。
社会的欲求を満たしたいという観点で諸活動を考えたとき、少なくともネット活動より仕事の方が合理的だろうと。


しかしこれは明確に椅子を与えられ、「社会は自分を必要としている」という実感があればこその話です。
あらゆる仕事は必要性があって存在しているというのは前提としてありますが、
意志を必要としない機械的な仕事など、自分の人格に結びつかない仕事はそうした実感をなかなか得られません。
SESは技術を買われて出向しているわけですが、どうしても使い捨ての戦力という側面を否めません。
短期的には必要とされているからこうして仕事があるわけですが、
いずれは契約が終わって切られる日が来ると思うと、必要とされていると心から信じるのは難しい部分があります。


そして、社会からの信用を信じ切ることができなければ、自分もまた社会を信じ切ることができません。
それは少なからず仕事のモチベーションにも関わってくると思います。
つまり仕事を心から信用できれば、その活動と自尊心が結びつくのではないかと。
それなら「自分ならこうする」「ここまでやり切らないと納得できない」という熱量が生まれる可能性がありますが、
逆にそうでなければ自分なりの努力を発露するのは困難で、指示されたことをするだけのロボットになるしかありません。
この差はかなり大きいと思います。


「仕事は楽な方がいい」と言う人がたまに(周囲にも)いますが、自分はそうは思いません。
楽な方がいいというのは、仕事で得られるのは給与だけだという前提が念頭にあるのだと思いますが、
実際のところ、週40時間拘束されるというのは並大抵の給与では割に合わないと思います。
仕事は社会で役割を得られるという利点があってこそやるもので、ある意味それは給与以上に重要なことです。
それがあって初めて、人はプライドのある社会人として地に足のついた人生を歩むことができるのではないかと。
もし楽な仕事にだけ従事していたら、
「自分は本来こうではないはず」という本音を押し殺しながら働き続けることになるのではないかと思うわけです。


これらのことを考えると、いまの会社に居続けることについては慎重に考えた方がいいのかもしれません。
40代に突入したら再転職という可能性もあるかも……?


#8231

驚くべき没頭

今日の出来事ゲーム一般

先週末、ピクミンコミュニティ内で1ステージのみをみんなで遊ぶイベントを主催したのですが、
今回は自分もかなり粘着し、気がつけば終了時間後も延々粘って合計8時間半プレイしていました。
これは我ながら驚くべき結果であると同時に、
最近の自分が支持している「ゲームはもうダメ」論を根底から覆しかねない体験です。


近年の自分がゲームに熱を込められていない傾向にあるのは、ある意味事実です。
確かに多少なり「これは好きだな」と思えるゲームタイトルとの出会いというのはいまでもたまにあり、
最近だと去年春の『Balatro』がそれに該当します。それ以前だと『原神』とかでしょうか。
ただ、その頻度が上京以前と比べると激減しているのは間違いありません。
実家時代なら月1本くらいは好きなタイトルとの出会いがあり、コンスタントにゲームを遊び続けていました。
それがいまや年1本あるかないかという事態に陥っている。


そうなってしまった要因として、やれ一緒にやる相手がいないからだとか、
仮想通貨取引の方が面白いからだとか、ゲームをやりこんだところで実利が無いからだとか、
そもそも自分は元来ゲームが上手いわけでもなく、やり込みプレイヤーとして芽が出る見込みがないからだとか、
これまでさまざまな言い訳を考えてきました。
だからこそ、中年期以降は若者文化であるゲームから距離を置くことも念頭に、
それの代替になるような文化を探さなければならないという焦燥感もありました。


まぁ、今回のイベントの件は主催者特権で一緒に遊ぶ相手を見繕ったという意味では、
これは結局のところ「一緒にやる相手さえいれば熱中できる」ということであって、
ゲームはもうダメ論そのものを棄却できるほど強い反例にはならないのかもしれません。
まぁでも、結局ゲームはコミュニケーションツールであり結果を共有する誰かがいてこそであり、
ゲームそのものから得るリワードは特にモチベーションには関わらない、ということは言えるかも。


週1でボイスチャットしている元同僚とはもともと一緒にゲームをするゲーム仲間でしたが、
徐々に自分自身が一緒にゲームをしても楽しめないという気持ちを隠せなくなり、
2023年末ごろからは同僚がなんらかのタイトルをプレイしているのを自分は見るだけというスタイルが確立し、
以後一緒にプレイするというモチベーションを捻り出すことが困難になってしまいました。
これをもって「一緒にやる相手がいてもなおゲームは楽しめない→ゲームそのものに飽きてしまったんだ」
という思いに至っていたのですが……今回のことを考えると必ずしもそうとも言いきれなさそう。
同僚はかなりコアなゲーマーで自分とは180度異なるタイプなので、そういう相性の悪さもあるのかもしれない、
というのは薄々感じてきたことです。


いずれにしろ、「ゲームはもうダメ」論は今回の『ピクミン4』の8時間半ぶっ通し体験でかなり揺らぎました。
もしかしたら自分にもまだゲームを充分に楽しめる活路があるのかもしれません。


#8232

入手困難な漫画

今日の出来事漫画

自分はそれほど漫画を読む方ではなく、漫画自体は好きですが本物の漫画好きの前ではそれを自称していません。
しかしそんな自分にも「聖書」と言っても過言ではない、思い出補正で神聖化した作品があります。
客観的にみて傑作かどうかは分かりませんが、多感な中学時代にストレートに刺さった思い出の作品です。
ふとそのことを思い出し、電子版はとっくに持っているけれどそれの所有権はないわけだし、
いちおうフィジカルでも所持しておきたいと思い、書店に行ってみました。
地方の駅前の書店では見つからず、まあさすがに昔の作品だし厳しいかと思い
別の機会に大型書店に行く機会についでに探してみましたがそこでも見つからず。
ネットでできる限りの在庫検索をしてみましたが、
唯一「漫画全巻ドットコム」に中古全巻セットがあったものの、新品の在庫はことごとく切れていました。
新品の入手がもはや不可能ならこれを買うしかないんですが、
神聖な作品をフィジカルで持っておきたいという動機なのに中古で妥協するのは違う気がする……。
ただ、今後中古ですら入手困難になるなら現状これを買うしかないような気も。


自分が検索したのは各店舗の在庫の有無で、現時点では主なチェーン系書店に在庫が無いらしいことは判明しました。
残る可能性は取次業者の在庫に残っているかどうかと、
ネットから書店のバックヤードの在庫を確認できないような小型店舗に残っているかどうか、
これらもダメならあとは出版社に在庫があるかどうかと、新版を出す予定があるかどうかに頼ることになります。
取次業者は複数いるのでルートごとに「取次に在庫があるか確認してほしい」と問い合わせてみる価値はありそうですが、
そのうちひとつのトーハンは問い合わせるまでもなく「e-hon」という全国書店ネットワークサービスを展開しており、
ここの在庫情報はおそらく取次倉庫の在庫を示しているのでしょう。当然ここでも在庫なしでした。
となると、あとはトーハンと繋がっていなさそうな小型書店を練り歩くしかなさそうです。
……まぁ、果たしてそこまでやる価値があるかという話ですが。


レトロゲームなんかもそうですが、自分の中で思い出補正で価値が上がったものは、
ここ5〜6年くらいで市場から見ても著しく価値が上がりつつあるように思われます。
ニーズがあるのかどうかははっきり分かりませんが市場からモノは減り続けるので、価値は上がる一方でしょう。
もし、手元に持っておきたいと思っているのにまだ持っていないものがあったら、
なるべくその入手機会は逃さないようにしたいと改めて思いました。


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