Chrononglyph

情報収集の問題

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#7433

有識者の信憑性

この半ヶ月でビットコイン相場にもさまざまなことが起きましたが、
結果として有識者の意見を鵜呑みにして大損した自分としては、
少なくともYouTubeで語られているような情報に基づいた取引はしないと決めました。
というのも、例の40万円損するきっかけになった「楽天ウォレット」のデイリーリポート。
試しにビットコインが明確に価格下落した翌日に下落する前の前日の動画を見てみたんですね。
そうしたら「まあここからのビットコイン相場は底堅い展開が続くでしょう」などと宣っている。
実際にはレンジを抜けて明確に下落しているわけで、こうなることをまったく予見できていないわけです。
こうして結果を先に知った上でアーカイブを見ると、いかに信憑性が低いかがよくわかります。
こんなのを鵜呑みにして大損するかもしれない取引をするなんて狂気の沙汰ですよ。


まあ専門家ですらこれなので、やはり値動きの予測というのは不可能なのでしょう。
いままで、なぜビットコイン界隈はYouTuberが全然いないのか疑問でしたが
今回の検証でようやく納得しました。
ビットコインの話をすれば当然今後どうなるかという話を求められる。
とはいえ値動きの予測は到底不可能で、それっぽいことを言って一度でも外せば簡単に信用を失ってしまう。
そんな危うい土壌ではYouTuberという仕事が成立しません。
ただ、Web3のエアドロップに関してはむしろYouTuberという立ち位置がうってつけのようにも思われ、
そっちの界隈から人が出てこないのは不思議といえば不思議。
まあ若干マルチ商法っぽい胡散臭さもあるのでイメージ的に手を出しづらいのでしょうか。
あと広告収入目当てでYouTuberをやるよりもエアドロ自体で儲けられるので
そもそもやる目的が無い、と言ってしまえばそうなのかもしれない。これは取引も同じことが言えます。


取引の知識が十分についてきて業績が軌道に乗ってきたら、
個人的にサブチャンネルを開設してそっちでビットコイン取引ライブをやってみたい、
という思いは実は前々からひそかにありました。
自分はともすればお金よりも他者承認の方が欲しいと思っているような人間なので、
取引を通じてそれを満たせるのであればまさしく一石二鳥ではないかと。
ただ、現状はチャートをずーっと見ているような必要性は無く永遠一人言を喋れるスキルも無いので、
あくまで絵に描いた餅でしかないし、上記の事情も加味するとあんまり実現しない方がいいのかなと思います。
ビットコイン取引はあくまでお金儲けのためのお仕事、という立ち位置が無難でしょうか。


#7339

ニュースカテゴリ廃止へ

ここ最近で「スマートニュース」「NewsPicks」「Googleニュース」「NewsDigest」
といったニュース系アプリを立て続けに消し、ついに全滅しました。
ニュース系ではないですが「Googleアプリ」だけ生き残っており、
検索履歴に関連した最新記事を配信するGoogleディスカバリーが唯一の最新情報取得手段になりました。


かつてはニュースサイトにはRSSという配信専用フォーマットがあり、
スマホ黎明期には「Reeder」というRSSリーダーが優れたニュースまとめアプリとして活躍しました。
その後RSSはGoogleリーダーのサービス終了によって終焉を迎え、
代わりに台頭してきたのが「スマートニュース」のようなキュレーションサービスです。
これは表向きは「アプリの利用状況を学習して最適なニュースを厳選配信する」というものですが、
長年使ってきた印象だと、結局キュレーションも閲覧単価の高い記事や世間の流行りが強く反映されやすく
自分だけにカスタマイズされている印象は薄いです。特にここ近年、その傾向が強い気がする。


さらに最近は例の松本人志問題がうんざりするほど出てくるわけですよ。
目に入ってきて欲しくないのでひたすらBadボタンを押して
関連トピックをオススメに表示しないように訴えかけるのですが、
Googleニュースで何度それをやっても言うことを聞いてくれず、
うんざりしたのでキュレーション系アプリは全焼することにしたというわけです。
松本人志問題については、個人的には松本人志が黒であろうと白であろうと、
メディアのやりたい放題がまかり通る現状をぶっ壊そうとしてくれるのではないかと期待しています。
それ以外に特に思うことは無く、ただただ「見たくない」という感想ですね。
文春は売れまくっているそうですが、どの層が買っているんだろう……。
なんとなく若くはない印象がありますが。


元日の能登半島地震で不意にスマホが鳴って迷惑を被ったので防災系アプリも全部消し、
これによって長らく「ニュース・防災」と言う名前のフォルダで
スマホの2ページ目に配置していたカテゴリが全滅することになりました。
おそらくスマホ黎明期からずっと続いているカテゴリとしては初なんじゃないだろうか?
(スマホ黎明期〜2018年までは「ニュース」というカテゴリ名でした)


にしてもつくづく思うんですが、
テクノロジーが発展すればするほど(ネットでの)正確・中立な情報収集が難しくなっていますよね……。
あんまり斜に構えたことを言うつもりはないのですが、
これって結局世の中バカの方が多くて、それらに情報媒体が普及したことによる必然なのかなと。
ここでいうバカとは一昨年までの自分のように「他人の不幸は蜜の味」を疑わない、
感情の赴くままにニュースをエンターテインメントとして消費している人を指しています。
自分も再びバカの沼に落ちないように、今一度情報収集の在り方を改めて考えるべきかなと。
前も書きましたが、ここまでくると逆にマスコミ、特にNHKに頼る方がもはや賢いのかなと思わなくもない。
NHKプラスに契約すればアプリで地上波見放題になりますが、
消したニュースアプリの代替としてはわりと有望だと思っています。


#7219

インターネット依存の危険性

最近なんとなく、インターネットにおける言論活動の不毛さを感じています。
言論活動というか……ネットを主体としたインプットとアウトプットに意味はあるのか、と。
まずインプットについては、マジョリティほど殊更に主張することは無い、
むしろ現代のネットの構造上、過激思想を持っている人ほど目立ちやすく、
現実の討論の場等と違って往々にしてそれを咎める術も無い。
さらに最近はネットニュースの偏向報道とキュレーションサービスの相乗効果によって、
より一層「自分に都合の良い情報」が多く入ってくる傾向にある。
これらのことから、
ネットだけを頼りに客観的に妥当な情報収集をするのは難しくなってきていると言えます。


アウトプットについても概ね同じで、
個人的に長年のブログ執筆の経験から言えるのは、無責任なあらゆる発信は自己正当化でしかない、
ということです。なんで情報発信をするのかというと、自分を認めてほしいからです。
となれば、その目的に反する不都合な事実は当然アウトプットしません。
結局アウトプットする側もその人の都合に合わせてなされるということですね。当然ですが。
自分みたいに自分でアウトプットした情報を再インプットしているような場合は最悪で、
そのサイクルによって自分にとって都合の良い言論がどんどん先鋭化していくことになります。
自分はまだ過激思想に染まっているとは言えない方だと思いたいですが、
長年のネット依存を鑑みると、過激思想に染まっていないと言い切るのはかなり厳しいと思います。


この2点についてはわりと最近気づいたことで、最近のエントリーにもそれぞれ書きました。
奇しくも同時期にネットのインプットとアウトプット両方に不毛さを見出した昨今は、
ネットにおける情報収集のやり方を考え直す良い機会なのかもとも思います。
まずアウトプットについては、現行でやっているようにブログ自体を非公開にすることにしました。
これで「思想の先鋭化」が止められるわけではないですが、
公開情報としてのブログをシャットダウンすることで今後の方針を考え直す機会を得ました。
基本的に思想の先鋭化については過去記事を参照することそのものが悪いわけではなく、
それを適切に自己批判できれば良いと思っているので、そういうやり方を確立したいところです。


むしろ急務だと思っているのがインプットの方。
情報が偏っているかどうか気づくためには、
前提としてそれに関して信頼できる知識をそれ相応に持っている必要があります。
その「信頼できる知識」は、おそらくネットではさほど得ることはできないと想像できます。
となると有識者の話を聴くとか、本を読むといった活動が必要になる。
ただ、ネットに染まり切った自分がいまさらそういう媒体から情報収集する習慣が身につくのか、
と言われるとかなり怪しいところがあります。
電子書籍みたいに中間的な媒体を頼りにしていくのが無難なところでしょうか。


逆に、こういう情報は信頼できない、と区別する技術を身につけた方が早いかもしれません。
いわゆるファクトチェックですね。
これは2020年に学んだクリティカルシンキング周辺の技術にも通じるところがありそうなので、
そういう方面の書籍をもう一度読み直すのはそれなりに効果がありそうです。


キュレーションがダメだからといって、
「スマートニュース」やGoogleアプリの利用を止めれば良いというわけではありません。
バイアスがかかっているかもしれないという心構えを持てば問題ないような気がします。
あとは、脱キュレーション的なプラットフォームが出てきてくれれば言うこと無しなんですけどね。


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