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#7531

Chromeに勝てない新ブラウザ

今日の出来事webブラウザ

以前発見した次世代ブラウザの「Ark Browser」を試してみて2ヶ月経過しましたが(#07468 / 2024年05月28日)、
なんだかんだでGoogle Chromeの利便性には勝てないということで戻ってきてしまいました。
とはいえ、Chromeに勝っている部分も多くあるので依然として将来性に期待はしています。


Arkの特筆すべき点は完全フルスクリーンでブラウジングができるため表示範囲が広いことですが、
これはいくつかの利便性とのトレードオフになっています。
たとえばアドレスバーを確認したいとか、ウインドウをドラッグして移動・リサイズしたいとか、
ピン留めされたタブへすばやく移動したいとか、そういう動作は完全フルスクリーンだとすぐにはできない。
Cmd+Shift+Dでタイトルバーを表示すればおおむねこれらの欠点はカバーできますが、
完全フルスクリーンではないならArkにこだわる理由が薄まってしまう……。


それでもたいていCtrl+TabでのスイッチャーとCtrl+Tの新規タブモーダルで事足りるので
しばらく様子を見ていたのですが、やはりChromeはタブ単位でのフロートウィンドウ化を直感的にできる利点があり、
それを使いたくなって戻ってきてしまいました。
やはり安定感と細部に行き届いた使いやすさという点ではChromeの方が強いのかなと。
ブックマークバーとタブバーが融合されているのも最初はすごく画期的のように思っていたのですが、
これはむしろブックマーク管理をかえって煩雑にしてしまうので明確なマイナスファクターになりました。
ブックマークを従来スタイルで管理したいならChromeを使うしかなさそう。
もっといえば、ブックマーク重視の使い方をしたいならFirefoxの方が強いんですけどね。


Google Chromeもいつの間にか完全フルスクリーンでのブラウジングができるようになっており、
これが最後の一押しになってChromeへ戻ることを決断しました。
以前はChromeでフルスクリーンにしてもタブバーとアドレスバーは消せなかったように思うのですが、
どうやら最近のアップデートで改善していたようです。
Discordなどで特定のwebサイトを画面共有をするとき、タブバーとアドレスバーが邪魔になることがよくあるので
この仕様変更は素直に嬉しいです。
まぁ、そういう用途のときだけはArkを使ったほうが無難な気もしますけどね。


令和のブラウザ戦争が始まるかに思えたArkとの出会いでしたが、
Google Chromeが築いた地位の高さは半端ではなく、新規のブラウザがこれを崩すのは容易ではなさそうです。
レンダリングエンジンも含めて既存とは異なるまったく新しいブラウザはもう出てこないんじゃないだろうか……?
一番頑張っているFirefoxでさえ、Chromeとは天地ほどの差がありますからね……。


#7468

次世代ブラウザを試してみる

今日の出来事webブラウザ

少し前にスマホアプリ先行で知った「Arc Browser」というwebブラウザを使ってみているのですが、
かなり使い勝手が良くて今後のデフォルトブラウザになりそうなポテンシャルを感じます。


Arc Browser(以下、Arc)は「WebアプリのOS」を標榜するSwift製のwebブラウザ。
Swiftのネイティブアプリであるため現時点でMac専用となっています。
レンダリングエンジンはGoogle Chromeと同じ「Chromium」で、アドオン等もChrome互換対応。
そのためChromeユーザーはアドオンも履歴も何もかもまるごとそのまま乗り換えることができます。
エンジンが同じであるため、Chromeで見れるサイトであればArcでも同じように見ることができます。


いくつか特徴がありますが、特筆すべきなのはWebページ以外一切のUIが存在しないことによる表示領域の広さ。
ステータスバーは当然のこと、アドレスバーもタブバーもありません。
そのためwebサイトがウィンドウ全体に広がり、いつもより余裕があるように感じられます。
タブの切り替えはmacOSにおけるCommand+Tabのアプリ切り替えと同じように、
Ctrl+Tabで直近に開いた順にwebサイトを切り替えることができます。これがめっっちゃ便利。
直前に開いていたサイトに1ボタンで切り替えられるというのはChromeには無く、
アプリスイッチャーのように切り替えたいと常々思っていましたがまさか実現してくれるアプリがあるとは……。


新規タブを開く際はCommand+Tで検索ポップアップ(Chromeにおけるアドレスバーに相当)が出現し、
ここから直接Google検索、ブックマーク検索、開いているタブの検索を横断的に行えます。
閉じる際はCommand+Wでタブを閉じます。
ブックマークに含まれない雑多なタブは1ボタンで全削除したり、時間経過で自動削除したりできます。
ちなみにブックマークバーとタブバーは事実上融合しており、
ブックマークから開いたタブは所属しているフォルダに優先表示されます。
つまり、開いたタブはブックマークフォルダに従って自動分類されていくというわけですね。これもすごい。


あと、別タブで開くようなリンクはリンク先サイトがポップアップ表示されるのも面白い。
領域外をクリックするかCommand+Wですぐに戻ってこれるため、スムーズなブラウジングを実現しています。
たとえばAmazonであれば検索結果ページを起点に商品詳細ページは常にポップアップで開く感じですね。
普通のタブブラウザではいろんな商品を見るとタブが量産されがちですが、Arcではそれが無いと。


ショートカットキーを使いこなすことを前提としているためやや玄人向けのwebブラウザですが、
他にも広告削除やカスタムCSSやwebサイト全体を対象にできるスマートなスクリーンショット、
AIによるリンク先サイトの自動要約などなどさまざまな独自機能も備わっています。
そもそもChromeのアドオンがそのまま使えるのでその時点で拡張性は十分なんですけどね。
全体としてきわめて合理的に作られている、「こういうのでいいんだよ」系のスマートブラウザと言えます。


スマホ版Arcもアプリを開いて即検索キーワードを入力開始できるという点でとても合理的。
iPhoneにおけるブラウザはSafariしか拡張機能やPWAを使えないといった特権的な立ち位置なため
他のブラウザアプリへの乗り換えが難しい現状がどうしてもありますが、
デフォルトブラウザを変えられるようになったいま、試してみる価値はあるかもしれません。
確か将来的にはこの独占も解消するみたいな話があったような。


唯一の欠点はアイコンがダサいという点くらいですかね。こんなこと言っちゃいけないんだけど……。


#7184

広告ブロックの現状

今日の出来事webブラウザ

広告フィルター、使っていますか。
自分はMac/PCのwebブラウザでは「uBlock Origin」というプラグインを、
iPhoneでは「NextDNS」というDNSフィルターを使っています。
個別プラットフォームではYouTubeのみどうしようもないのでサブスク登録しています。
Twitterに関してはメインアカウントはリストしか見ておらず、
リストには広告が表示されない仕様なので完全に広告とは無縁の使い方になっています。
ただし、サブアカウントはおすすめタイムラインを閲覧する関係で広告が出てくるため、
基本的に出てくるたびに「興味ない」ボタンを押しています。
前にも書きましたがInstagramに関しては広告の品質が良いため許容しています。


これで日常生活のほとんどは広告とは無縁のインターネットサーフィンを実現できます。
まれに広告フィルタが動いていると正常動作しないようなサイトに遭遇しますが、
その場合はそれだけプライベートモードで開き直せば特に問題なし。
iPhoneは端末の通信まるごとNextDNSを噛ませているので、
広告チェックに厳しい一部のアプリが動かなくなることがあります。
具体的には「SportsBull」などの無料動画配信サービスや
広告動画を見てポイントゲットと言った類のポイ活サービスですね。
後者はまず縁が無いのでいいのですが、
前者は甲子園シーズンでのみ使うのでその際はDNSを切っています。


こうした一部の例外を除けば、ほとんどの広告を排除することができています。
それゆえに、たまにDNSフィルタを解除したままうっかりwebブラウザを開いてしまったりすると、
圧倒的な広告の占有率に驚かされますね。昨今のネットはここまで無法地帯だったんだなと。
個人ブログや、最近専用ブラウザのサポートを失った5ちゃんねるなんかもひどいです。
もう画面のほとんどが広告で埋め尽くされていてめちゃくちゃの一言に尽きますね。
そんなんだから広告フィルタを外せないだよなあ……。


YouTubeは円安進行でいつの間にか月額1,500円くらいになってしまっており、
そこまで動画を見る機会が無い自分にとっては正直コスパは悪いです。
よく言われることですが、YouTube Musicなどの包括的なサービスなんて要らないから、
広告排除だけを独立してせめて980円くらいのサブスクにしてくれと思います。
YouTubeは広告フィルターによる減収を重く見ており、
最近は最新技術で絶対にスキップできない動画広告を再生するようにもしているらしいです。
それでInstagramみたいにそれなりのクオリティなら良いものの、
平然とアダルトコンテンツが流れたりしているみたいなので反発は強いでしょうね。
でも広告の審査を厳しくしたらそれはそれで収入減になるだろうしどうしようもないんだろうなぁ。


いつからかネットの世界はEUによる独断でCookieを扱う場合にユーザーの許可が必要になり、
Cookieを許可するかどうかというポップアップが全世界のサイトに搭載されるようになりました。
また、再来年からはEUで扱うモバイル機器はUSB-Cコネクタの搭載が義務になります。
EUごときがなんでこんな権限を持っているのか、その辺の力関係は知りませんが、
広告についてもいずれこういう巨大な組織が主導して
全世界で「フィルタは違法!」という流れに持っていくような気がしてなりません。


#7149

お気に入り機能はいずれ消える?

今日の出来事webブラウザ

かつてのネット文化で当たり前だと思っていたものも、
ビックテックなどの企業の判断によってある日突然姿を消すことがあります。
Yahoo! Geocitiesなどの個人サイト作成プラットフォームや、
かつてブログなどには搭載されて当たり前だった「RSS」などの機能など。


個人的にこの手の機能でそろそろ立場が危うくなっていると思うのが
「ブックマーク」だと思っています。いわずもがな、お気に入りサイトを保存する機能。
これいつからあるんだろう?
Windows 98のころから普通にInternet Explorerにありましたよね。
あ、そういえばInternet Explorerが完全に息の根を止められたのも結構大きなニュースだったな。
まあこれは部分的にはMicrosoft Edgeの中でしぶとく生き残っていますが……。
そしてそれをいまだ利用している大企業が少なくないという。いまの現場も実はそうです。


それはさておき、ブックマークはwebブラウザと同じくらいの歴史があるはずなので、
これが消えたら結構話題になると思います。当面は消えないような気もします。
が、一方でそろそろ時代錯誤な感じがしてきたというのも確か。


自分は長年Firefoxを使ってきたものの、近年になってやむをえずChromeに乗り換えました。
モダンなwebサイトがFirefoxのレンダリングエンジンをサポートしないことが増えてきたからです。
サイトをまともに表示してくれないとなると乗り換えざるを得ません。
長年Firefoxを使い続けていたのは、ブックマークを新規タブで開いてくれたからでした。
Chromeは頑なにそういう動作をさせてくれないので論外だったんですよね。
これは、昔の自分がブックマークを起点にwebブラウジングをしていたことを如実に表しています。
当然相応にブックマークは大事だったので細かく分類して整理していました。
その整理自体はいまも続けていて、その数は1500を超えます。


しかし、Chromeに乗り換えてからいつの間にかブックマークは使わなくなっていました。
これは新規タブで開いてくれないというのもありますがそれはきっかけでしかなく、
実際には新規タブを開いて開きたいページを検索すれば十分だったわけです。
Chromeのアドレスバー検索が非常に優秀であることはブラウザ戦争全盛期のころからそうですが、
いまでもクオリティは決して落ちていません。
Google検索したいならここにキーワードを打ち込めばいいし、
同時に履歴もブックマークも横断的に検索してくれるのですべてがここで事足りる。
特に履歴の横断検索ができるのが大きいかも。
ブックマークするようなサイトは必然的に履歴に残っているので、
ブックマークに入れる必要がなくなるんですよね。
PCのメモリも増えたので、より頻繁に使うwebアプリはそもそもタブを閉じません。


ブックマークは増えてくると階層分けを伴う整理が必要になってきますが、
まずそれ自体が手間だし、整理したところですべてのブックマークの在処を覚えておくのも困難。
であればもう検索してしまった方が早いわけです。
ブックマークをすること自体は無駄ではないですが、
ブックマークを起点にすることは無くなったということですね。
その意味では相変わらず必要ではあるということなので消滅はまだ先かもしれないけど、
ブックマークバーを常時表示する意味はもう無いのかもしれない。


検索に勝るブックマークの利点として「サイト名を忘れても辿れる」というものがありますが、
これは結構必要あるように思えて実際はそんなこともないんですよね。
そもそもサイト名を忘れてしまうようなサイトが再び必要になるケースがまず無いし、
仮にあったとしてもGoogle検索であいまいなキーワードを打ち込めば解決できてしまいます。


というわけで、ブックマーク機能は今後どんどん形骸化するんじゃないかなと思っています。
履歴を横断検索できる時点ですでに必要無いとも言えるわけで。
「あとで読む」系サービスも同様に結構先行きは暗いのではないでしょうか。
Pocketもユーザー数が増えていないのか、ここ数年さっぱりアップデートしなくなったしなあ。
相変わらず備忘録的な使い方はしているのでサービス終了するとそれなりに困るんですけどね。


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