マイナスファクターへの偏見
昨夜、今年初めて仮想通貨取引に挑戦してみました。
思えば去年はこれになかなか振り回された一年だったので、今年はそうしないようにしたい…… しかし一方でリベンジしたいという気持ちもあり複雑です。
とりあえず、確実に勝ちだけを拾えるように軽率な勝負をしないことを徹底したいところ。
去年の大負けのほとんどは軽率なポジション取りが敗因だったと思うので。
昨夜の勝負は複数の根拠があり、かなり勝てる自信がありました。
基本的に取引する際には予想通りになると言えるような根拠とそうならない根拠とがあり、
そのバランスの中でどうするかを決めていきます。
このときに、人間はついつい自分にとって都合の悪い事実から目を背けがちです。
ブログでも何度も取り上げている確証バイアスというやつですね。
これによって「思い通りにならない根拠」が実際よりも軽く見積もられ、
結果的に取引を強行してしまうのが負けパターンです。
逆にいえば、そういう可能性とちゃんと向き合ってなお勝てると思えるかどうかが大事というわけ。
今回は、かなりフラットにみた上でロングに傾く材料が無いと判断したので、
ショートで勝負することにしました。
現在値0.042に対して、0.04になったら0.04で3000ドルの指値注文をするように設定して寝ました。
そして起きると、現在値は0.038ドルになっている!
これだけでもざっと2万円の利益です。
さてここからどこまで下がるかなー、と思って注文履歴を確認すると……あれ?
注文されてない。
どうやら0.04ドルになって指値注文は発動したものの、
同値で買ってくれる人が現れないまま値が下がってしまったため注文が確定しなかったようです。
指値注文は急速な暴落や高騰があるとこうやってすり抜けることがあるんですよね……。
緩やかな値動きでそこそこの出来高があれば普通はまず買い手がつくんですが。
これを避けるためにはストップマーケット注文にするのが簡単な解決方法です。
上記のストップリミット注文は指定の値になったら指値注文が発動するのに対して、
ストップマーケット注文は指定の値になったら成り行き注文が発動します。
成り行きなのでタイミングを逃すということはありません。
その代わり買うときは大抵割高に、売るときは大抵割安になるため若干損するんですよね。
今回みたいに利益が2万円のように少額だと、その「若干の損」だけで利益が半減することも。
そのため、必ずしもストップマーケット注文が良いと言い切れないのが難しいところ。
大幅に下がりそうな気配があるならストップマーケット注文でも良いと思いますが、
若干の値動きから利益を得ることを目指す場合は向いていないかも。
仮想通貨界隈は、年明けから日足陽線が続いていてなかなか出だし順調のように思いますが、
まだまだ明確な材料が無い以上はなんとも言えません。
まあ大局的にはアメリカの経済情勢とリンクすることになるんでしょうけどね。
初体験の去年は結局トータルで負け越したけど、知見と経験を積んだ今年こそは……!