不透明な大暴落
一昨日(#07420 / 2024年04月10日)、今月も投資は順調で日を跨いでの含み損はゼロ、あと5万円勝てばいいか〜、
と余裕ぶっこいていましたが、それがフラグだったのか現時点で大幅な含み損を抱えています。
今回はポジションの開け方に問題は無かったという認識なのですが、
戦争という読みようがない突発のイベントに不意を突かれてしまいました。
もともとビットコインは半減期前&ETF参入という二重のポジティブ材料によって買い圧が強く、
03月上旬に史上最高値を更新するなどかなり順調でした。
先日のCPI発表時はリスク資産に不利な結果だったため一瞬ガクッと落ちましたが、
その後ビットコインは全戻しどころか直近の高値を大幅に更新。
これによって史上最高値更新後からずっと抜け出せなかったレンジ相場を明確に上へ抜け、
いよいよ半減期に向けて史上最高の74,000ドルへ再挑戦する流れが形成されたと思いました。
なので自分もおこぼれをもらう狙いで70,000ドルでロングポジションを開けました。
これで72,000ドルまで上がってくれれば約10万円の利益になり今月の純益は30万円を超えます。
それならもう今月は手仕舞いでもいいくらい上出来だし、
あわよくば史上最高値である73,000ドル台まで粘って40万円台へチャレンジしてもいいかもしれない……
とまだ手に入ってもいない利益にニヤニヤしていたその矢先。
71,000ドルまでは順調に上げていたところから一転して木曜日の夜からズルズルと値を下げはじめ、
坂道を転げるがごとくどんどん値下がり。ついには一時65,000ドルまで落ちました。
注文板は直接確認していませんが、計算上は含み損を25万円ほど抱えていたことになります。
この暴落の出所がなんなのか確実なところはよくわかっていませんが、
CPI発表によって金融政策への失望感が膨らんだことが時間差でリスク資産の大量の利確に繋がったとか、
イラン-イスラエル間で戦争が起きそうだからとかいろいろ言われています。
CPIでは発表時に少し値下がりしたものの全戻ししたのはつい先日のことだし、
イランがミサイルを発射するとかで中東の緊迫が高まったときも一時値下がりしましたが、
それも結局戻しています。ではなぜこんなタイミングでとてつもない値下げが発生したのか……?
もしかしたら他に原因があるのかもしれませんが、
戦争やCPIを口実とした調整下げだとしたらETFなどの存在によりまたリバウンドするのではないかと。
含み損25万円はまだ破産する領域ではないので自分は実質的なダメージはありませんでしたが
(もちろんこのまま二度と70,000ドル台に回復しないとなると大変です)、
世の中的には今回の値下がりはかなりの不意打ちだったみたいで1000億円近くの強制精算が発生しています。
この数時間で財産を失った投資家は相当いるはず。
特にアルトコイン市場(ビットコイン以外の仮想通貨)の暴落が絶望的なことになっていて、
これはアルトコインの将来性を疑う要因にもなると思います。
結局仮想通貨というのはビットコインがあれば十分なのではないか、と。
いずれにしろ、やはり仮想通貨は冒険してはいけないということを改めて認識させられる暴落です。
2万ドルくらいの幅を耐えられるのは取引における必須条件ということですね。
いや、この後の展開によっては2万ドルすらセーフティでない可能性を考えると、
先日そろそろレバレッジ40倍でもいいかもしれないと書きましたがそんなのは以ての外ですね。
やはりビットコインはギャンブルだなと。
あと、ファンダメンタルズばかりに頼るのも考えものかなと思いました。
というのも、今回のポジションは有識者の意見をかなり鵜呑みにしていたところもあります。
それで多数派のポジションを取ったところ、まんまと不意打ちを喰らってしまったと。
独自分析でショートと決めていたらいまごろ25万円の利益と考えるともったいないことをしたと思います。
たいてい、こういう不意打ちは大衆が損するように動くので、その裏をかかなければいけません。
それは有識者に右ならえでは永遠にできないわけで、
最後は自分の直感を信じるというのも仮想通貨取引においては重要なのかもと思った次第です。
……にしても、この暴落は戻るんでしょうか。
最悪の最悪、25〜40万円程度損切りして今月の勝ちを吹っ飛ばすことにもなるかも……。