VTuberの世界に触れる
Live 2Dなどによって動かせるようにした二次元キャラクターと
配信者の視線や身体の動きをモデルへリアルタイム反映するトラッキングソフトを用意することによって、
見た目の代理をしてもらいながら配信等の動画活動を行う「バーチャルYouTuber」、略してVTuber。
もともとVTuberはキズナアイしかいませんでしたが、
キズナアイの大成功によって現在は無数のVTuberがYouTubeワールドを席巻しています。
声だけは持ち主のままですが、ボイスチェンジャーを使えば男性でも女の子のガワを被ることができ、
おっさんがバーチャル美少女化することを俗に「バ美肉(バーチャル美少女受肉)」と言います。
まあこれについてはボイスチェンジャーがまだまだ不気味の壁を越えられていないのもあり、
中身の性別については生物学的な女子が圧倒的有利な側面は否めません。
いわば顔出ししないアイドルのような職業として成り立っています。
たまーにボイチェンもしていないおっさんが女の子のガワを被っているのを見かけますが……
まああれは著作権対策なんでしょう。
声とガワがアンマッチで気持ち悪いというのは本人も承知しているんでしょう、たぶん。
VTuberには大きく分けてプロダクション会社に所属する人と、個人で活動する「個人勢」に分けられます。
トップクラスのVTuberはほとんどが特定のプロダクションに所属しているようです。
自分はもともとASMRアーティストとして「琥珀ねね」という個人勢VTuberのASMRをよく聴いていて、
これをきっかけにVTuberに触れるようになりました。
ASMRではない普通の(?)VTuberのコンテンツを初めて視聴したのは、
『No Man's Sky』への関心が高まっていた頃にそのプレイ動画を配信していた
「姫森ルーナ」というホロライブ所属(4期生)のVtuberです。
決してあらゆるゲームが上手いわけではないのですが、ひたすら可愛い声と毒舌のギャップが魅力です。
これをきっかけにたまに姫森ルーナのゲームプレイ動画などを見るようになりました。
そしてつい最近、オススメに流れてきた中ですごく面白いと思ったのが、
同じくホロライブ所属(0期生)の「さくらみこ」。
こちらも同じくゲーム配信などで人気を獲得しているVTuberなのですが、
俗に「撮れ高の女王」などと呼ばれているくらい笑いを誘うアクシデントが頻発する上に
それに対する対応力の高さにも恵まれていて、
単純にYouTubeチャンネルのエンタメ性としてはかなり群を抜いている印象を受けます。
本人は天然っぽく振る舞っていますが、これが計算づくだったとしたらかなりのエリートですね。
あと声もガワも可愛い。特にジト目の表情が猫みたいで愛らしいです。
ねんどろいどがこの表情に対応していたら買っていたかもしれない。
余談ですがみこちは昔のハンドルネーム(リアルでの自称?)が「ちゃっぴー」だそうで……。
実はいままでさっぱり利用頻度が低く見るチャンネルの種類も限定的だったYouTubeですが、
今年に入ってから一気に視聴時間が増えていて、
いままで抵抗のあったジャンルの動画も見るようになっています。VTuberもそのひとつ。
何らかの「推し」が欲しいとは常々思っていたので、
VTuberがその穴を埋めてくれる存在になってくれたらと思っています。
しかし2018年ごろはあからさまにVTuberに対してアレルギー反応を示していた自分ですが、
逆に好きになってしまうとは……。上京以降の価値観の変化の大きさを改めて実感します。