ハードコアサーバー企画感想
ここ1週間にかけて行われたホロライブメンバーによる『Minecraft』ハードコアサーバー企画が完結しました。
まさかラスボスは企画者であるぺこーら本人だったとは……。身を挺した企画に脱帽です。
『Minecraft』におけるラスボス、エンダードラゴンははるか昔のver.1.0(2011年11月)に実装されました。
ジ・エンドとエンダードラゴンの実装をもって正式リリースとされたわけですね。
しかしそれから13年もの年月を経ており、エンダードラゴンの討伐は当然みんな経験している上に、
ネザライトなど正式リリース後に登場した強力素材もあってエンダードラゴンはそれほどの脅威ではありません。
しかも今回の企画では19人がかりで討伐するので圧倒的有利なわけですよ。
……そこで、主催者であるぺこーらはジ・エンドに2体のウィザーを召喚してエンドラの援護をさせた上に、
エンドラ討伐後は自分自身が裏ボスになることでホロメンに襲いかかるといったサプライズ演出を行いました。
結果としてただエンドラを倒すだけと比べるとかなりの見応えがあったと思います。
ホロライブメンバーには1人当たり数千〜数万人のリスナーがついているので、
合同企画となると各ファンが一斉に見るため十数万〜数十万人もの視聴者がいるわけです。
その中で提案から旗振りまで、一連の企画・運営を担当するのは相当の重圧でしょう
(その上ぺこーら自身も連日長時間配信していて喉が潰れかかっていたとか……)。
しかも少しでもメンバーが不平等に楽しめないような構図を作れば主催がそのファンから叩かれかねないわけです。
これをアイドルという肩書きのVTuberにやらせるのは相当のリスクを伴うと思うのですが……
結局ぺこーらはそれをしっかりと最後までやり切っており、さすがベテランVTuberだなと思わされます。
デイリーミッションのルールの中で絡んだことのないメンバー同士の交流を後押しするなど、
VTuber界隈そのものの発展を見据えている節もあって本当に器の大きさを感じました。
個人的に今回の企画で一番株の上がったVTuberです。
また、今回の企画のおかげで少なからず既知のメンバー以外のチャンネルを見るハードルが下がりました。
個別チャンネルではなく「ホロライブ」という括りでコンテンツを楽しめることを知ったという感じ。
最終日は要塞を探すためにオーバーワールドをみんなで一斉に移動していたのが面白かったですね。
なんだかまるで学校の遠足のような懐かしい雰囲気でした。
こうして見るとやはりマイクラとVTuberの親和性の高さを感じます。
他にこれに匹敵するゲームが果たして存在するんだろうか?
ただ、今回の企画を見て改めてレイドボスとして通用するような敵Mobが欲しいとは思いましたね。
ウォーデンがいちおうそういう立ち位置なんだろうか……?
ただ、あれは大人数でわちゃわちゃ立ち向かうものではないですしね。めちゃくちゃ強いけど。
いずれにしろエンダードラゴンはもっと強化してもいいのかもしれない。
いつかはスピンオフ作品に登場したウィザーストームが正式実装されるんだろうか。
ともあれ、ホロライブを知ったばかりの自分にとって初めての大規模企画でしたが、
結果的には非常に満足度の高い今回の配信でした。こうやってどんどん沼にハマっていくんですね。