HP発展計画
1年目、11年目とリニューアルオープンして2本目の記事はブログの運営方針について書いているので、
21年目の今回もそれに倣おうと思います。
とはいえ、今回のコンセプトはシンプルにして明瞭。1日1本相当を目標とするブログを淡々と続けることです。
初代〜2代目のようなゲームレビュアーとしてのサブコンテンツの産出や、
3代目の「パーソナルWiki」を目指すといった計画は一切ありません。
ただただブログを書き続けていき、可能な範囲でそれを磨き上げていくことだけを考えています。
なので今回、フロントエンドをNext.jsベースのオリジナルに移行しましたがその仕組みもとことんシンプル。
ほとんど1日で完成させたもので、そこにwebクリエイターとしてのこだわりはありません。
従来、自分のネット活動の総本山としての意味合いが強かった本家ブログですが、
これ自体はweb制作のタスクとしては非常に優先度が低いです。
それよりももっと他にやるべきことがたくさんあるし、これ自体は訪問者が増えることを想定していないので。
なので、21年目からはただただ書くことを念頭に置く。余力があれば過去記事を読み整理もする。
それ以上もそれ以下もしないというのが現時点の方針です。
これは承認欲求不足によって迷走していた10年前、20年前の自分には絶対にできない発想でしょう。
誰も認めてくれないようなコンテンツを物陰でコソコソ生み出し続けることに何の意味があるのだろうかと。
確かに、誰かに認めてもらうためという前提で考えると個人ブログほど割に合わない活動はありません。
しかし20年間書き続け、その累積と対話しながらより良い「持論」を作り上げていくという営みは、
どうやら自分の人生にとっては承認欲求云々よりも大切な活動であるようです。
これは前10年のWordPress時代の最後に一時的に非公開運営へ移行し、
それでもなお継続してきた(せざるをえなかった)ことからも明らかです。
15年ほど前にオンラインメモアプリの「Evernote」が登場した当時、
プレーンテキストはもちろん写真から録音、webクリップに至るまで何でも保存できるので
「第二の脳」ともてはやされたことがありましたが、自分にとってはブログがまさに第二の脳です。
約1300万文字の明文化された記録と深層記憶がゆるやかに紐づいていて、
どんなに古い記事でもそれを読み返せば当時の記憶や情景を思い浮かべることができる。
まあ、これは2022年くらいに大きな転機があり文字通りの「今日の出来事」を書き残すことが廃れたため、
それ以降については当時の情景というよりは当時の思想と言うべきかもしれませんが……
(情景を書き残すことも大事だと思うので今後10年はそれも軽視しないようにしたいですね)。
確かに記録することは大変です。第一の脳から手作業でアウトプットしないといけないわけですから。
それに何度挫折しかけたか数え切れないし、非公開化直前は本当にもうやめようと思い詰めていました。
しかし、ブログはその苦労を払ってでもやる価値があるというのが現時点でのスタンスです。
20年かけて育てた結果、せっかく承認欲求不安のしがらみからも解放されたので続けない理由もありません。
むしろ、ここにきてブログという活動にとても伸び代を感じています。
21年目からの10年間が飛躍の時代になればいいなと思っています。