キーボードの結論再び
実はまだ資金の引き出しをしていなかった仮想通貨取引口座ですが、
先日のBybitハッキング被害の件から明らかに仮想通貨市場が強い売りトレンドに傾き、
うっかり便乗して5万円ほどの利益が出ました。
この5万円は完全に余剰金と言えるものなので、
せっかくだしたまには物欲に素直になろうかと思いワイヤレスキーボードの購入を検討中です。
現状、身の回りの電子製品の中でも、新調すれば一番恩恵があると思われるのがキーボードだと思っています。
会社支給のパソコンはノートPCなのですが、出社・在宅ともにガッツリ作業する場合は外部ディスプレイに繋ぎます。
その場合、ディスプレイの真正面にキーボードがあることが当然望ましいので、
ノートPCのキーボードとは別に外部接続のキーボードも欲しい。現状はそれが無いのでやや不便を強いられています。
また、コンパクトなキーボードなら、
iPadを一緒に持っていくことで会社帰りのカフェでサクッとブログを書くことも可能になります。
まあ、これはMacbookを持って行ってしまうのが手っ取り早くはあるのですが……。
Macbook+業務用端末のコンボはそれなりの重量になるのでiPadの方がスマートではある。
さらに、接続切り替えボタンがありマルチポイントに対応していれば
自宅でWindowsとMac両方で作業する際にも重宝します。
最近はWindows機を配信ターミナルとして使うようになってきているのでこれも一定のニーズがある。
そういうわけで多方面から需要のありそうなキーボードですが、
コンパクトであることを重視した場合に「60%キーボード」という選択肢があることを知り、少し調べていました。
60%キーボードとは、ざっくり言えばファンクションキーが無い超コンパクトなキーボードのこと。
ファンクションキーを使わないならこれも全然アリのような気がします。
実際、ファンクションキーを使う機会はかなり限定されているんですよね。
かな変換(F6)、カナ変換(F7)などはCtrl+J、K、L、;
で代用できるしこちらの方が手の移動が少ない。
フルスクリーン(F11)も基本的にはFn+F/Command+Shift+F
でなんとかなるし、
フルスクリーンの出番が多いYouTubeはアイコンクリックで簡単にトグルできますしね。
ちょっと問題があるとすればGoogle Chromeの「開発者ツール(Devtools)」です。
web制作者の七つ道具として非常に有用なDevtoolsですが、これの呼び出しは通常F12を使います。
代替ショートカットとしてCommand+Option+I
がありますが、あまり使ったことがありません。
3キー同時押しというのはあまり好きではなく、ファンクションキーが無くなるとこの点だけはしばらく慣れないかも。
ただ、それ以上に明らかに深刻なのが60%キーボードの多くがASCII配列であり、
JIS配列と同じような日本語/英語切り替えの手段が基本的には無いということです。
たしかCommand+Space
で切り替えはできるのですが、
トグル式のショートカットだといまどちらのモードなのかを把握しないといけないため大変不便。
日本語(JIS)配列であれば英数キー、かなキーによってワンボタンで切り替えることができますが、
英字配列の場合はこれをショートカットキーでどうにかするしかありません。
キーカスタムに対応していれば左右Commandキーを無理やり英数キー、かなキーに変えて、
左下に並んでいるOption、Controlを1つずつずらし、CapsLockを廃止してControlに割り当てる……
という方法で無理やり解決することはいちおう可能です。
しかし、それがどんな端末でもできるという保証は無い。特にiPadでは難しいような気がしています。
こう考えると、結局60%キーボード、というよりASCII配列は厳しいのではという結論に至るわけです。
そもそも自分は日本語を書くことをいわば趣味としているわけで、
多少イキってASCII配列キーボードを買ったところで不便になることは避けられないんですよね。
ゲーミングキーボードとして買うならともかく、ブログにも仕事にも使うとなると妥協はできないような気がする。
そしてJIS配列が必須となると選択肢はかなり狭くなり、
結局以前も結論として辿り着いたLogicoolの「MX KEYS MINI」に行き着くんですよね……。
これはファンクションキーはありますがハーフサイズのため、コンパクトさはそれなりにあります。
「MX MECHANICAL MINI」などの後継と比べても評価が高く、Enterキーの右にキーが無いのも良いポイント。
なにより以前同型のMINIでない方を持っていた(去年秋に手放した)のでキーの打ちやすさは良く知っています。
まぁフルサイズの方はカバンからはみ出てしまうほど長いので携帯性は微妙でしたが……。
60%でロープロでJIS配列のキーボードがあればそれが良いのは間違いないのですが、
ざっと調べたかぎりではそのようなキーボードはまだ存在しないみたいです。
現状ではMX KEYS MINIを買うのが無難かなといった感じ。
というわけでいまポチりました。
キーボードは調べるとすごくデザインに富んでいるものもあって物欲を刺激されるけれど、
やはり手に触れるデバイスである以上は使い勝手最優先ということでひとまずは着地かなと。