ピクミン4総括
『ピクミン4』、完全クリアしました。
1日でクリアできるかなと思いきや予想外のクリア後要素の多さにびっくり。軽く総括しておきたいと思います。
今回のストーリーは『ピクミン1』のアナザーストーリーであるという見方が有力です。
初代である『ピクミン1』では、星間運送業の社員であるオリマーが
休暇中の宇宙旅行に未知の惑星へ不時着してしまい遭難。
生命維持装置が機能する30日以内にロケットのパーツを集めて脱出するというストーリーでした。
このとき、通常は序盤に回収する「きまぐれなレーダー」を回収したときに
「いちおう救難信号を出しておく」というモノローグが語られます。『ピクミン4』はこの続きです。
1ヶ月後に救難信号を受け取った宇宙レスキュー部隊はさっそく未知の惑星「PNF-404」へレスキュー隊員を派遣します。
しかしそのレスキュー隊員を乗せた宇宙船もまた未知の惑星の付近で故障してしまい、二重遭難状態に。
そこでレスキュー隊を救出するべく派遣された最後の希望として「あなた」が派遣されます。
通常EDまでの4ステージは、まず最初の3ステージでオリマー捜索に必要な隊員を救出することになり、
4ステージ目の「一番星のかくれ家」で追い続けてきたオリマーと対峙することになります。
無事に救出し帰還しようとするのですが、その途中で宇宙犬オッチンの具合が悪いことが発覚。
最初の遭難時にしっぽが葉っぱになってしまったオッチンを救出するべく、
その解決の糸口を知るルーイを追い求めて5〜6ステージを攻略することになります。
過去作では地上は通常4ステージというのが通例でしたが、今回はその枠を大幅に超える6ステージ。
しかも最終ダンジョンは前々作の最深である15Fをはるかに超える「20F」!!
事実上のボスラッシュ構造になっていてワクワクが止まりませんでした(さすがにちょっと疲れたけど)。
最終ダンジョンをクリアするとオッチンの「治療」に成功し、これによって真エンディングとなります。
しかしまだまだゲームは終わりません。各エリア・ダンジョンには達成率が保存されており、
当然クリア後はオタカラ全回収を目指すことになります。
今回、オタカラは重複して何個も登場するものがあり総数はかなり多いです。
前々作の201個も相当ですが、それよりもはるかに多い印象。
また、同様になぜかPNF-404に遭難している人たちが点在しているので、彼らの救出も達成率に関わってきます。
オタカラ、遭難者の全回収が終わってもまだゲームは終わりません。
クリア後コンテンツとして拠点でオリマーに話しかけると遊べる「オリマー遭難記」というものがあり、
アレンジされた4ステージ目までのエリアを赤・青・黄ピクミンで攻略するミニ本編を遊べます。
要はアナザーストーリーとしての『ピクミン1』部分のリメイク。
これには感動しました。まさかここまでしてくれるなんて、ファンサービスが過ぎる……。
回収するのはもちろん宇宙船パーツです。さすがに30個全部の再現ではないですが、主なものは登場します。
オリマー遭難記が終わったら今度こそ終わり……かと思いきや、さらなるコンテンツが待ち受けています。
本編のダンドリチャレンジとは別に用意された、高難易度チャレンジモード「葉っぱ仙人の挑戦状」。
段位認定のように初ダンから十ダン(終ダン)まで10ステージ用意されていて、かなり個性的です。
これの全プラチナはかなりの難易度と言えそう。
これでコンテンツとしては本当に終わりですが、当然ダンチャレ22ステージのスコアを詰めようと思ったら延々遊べます。
RTA領域も通常ED、真ED、完全クリアと3つのフェーズに加え「オリマー遭難記」もあり盛り上がりそうです。
誰がここまでのボリュームを予想できたでしょうか。
『ピクミン4』はピクミンシリーズの集大成と言っていいと思います。
もちろん、こじらせファンとして「もっとこういうのが欲しかった」的なことはいくらでも思い浮かびますが、
さすがにここまで盛り込んでくれたら追加要望をあれこれ言うのは無粋な気がする。
これで永遠に遊んでいたいピクミンファンの自分としては、
願わくば追加DLCの発売によってさらにその集大成っぷりを盤石なものにしてほしいとは思いますけどね。
特に現状6ステージしかないダンドリバトルはぜひとも追加ステージが欲しい。
あとはすでに報告されている諸々のバグが直ったらいいなと。
まぁいずれにしろ、自分にとっては今後長い時間をかけて遊んでいくタイトルになると思います。
チャレンジモード各種はもとより最短日数クリアやRTAなど、やってみたい領域があまりにも深過ぎる。