ステーキングの可能性
今年の夏に登録しておいたOpenAIのサム・アルトマン肝入りの仮想通貨「Worldcoin」。
何もしてなくても2週間に1回少額のトークンを受け取れるという仕組みがあり、
その累計がなんだかんだで100ドルを超えました。現在のレートで15,000円です。
Worldcoinの理想とするベーシックインカムの実現にはあまりにも遠いですが、
実質2週間に1回スマホアプリを立ち上げただけで15,000円はポイ活ではうまい部類でしょう。
実際にポイ活に精を出したことが無いので相場が分かりませんが……。
仮想通貨に関しては先物はもうダメという固い意志については変わりませんが、
それ以外の仕組み、たとえばWorldcoinのようなエアドロップなど、
低リスクでトークンが増える仕組みについては依然として興味を持ち続けています。
特に、ある程度ロックしても構わないくらいの金銭的余裕ができたら「ステーキング」はしたい。
ステーキングというのは超簡単に言うと銀行の利息のようなものですが、
仮想通貨の世界のそれは厳密に言うと利息ではなく、新規通貨を発行して割り振られています。
こういう仕組みをプルーフオブステーク(PoS)といい、明らかに銀行の利息とは異なるものです。
しかし大手仮想通貨取引所では
PoS非対応のビットコインなどもステーキング対象にしていることがあり、
これはむしろ銀行の利息のような仕組みであると推察されます。
実際にPoSを採用していないビットコインのステーキング利率は高くありません。
それに対して、PoSを採用した仮想通貨は
銀行の利息では考えられないような利率を付けることも少なくありません。
3%を超えるのはザラにありますが、高利率というと7〜15%辺りのものが多いです。
たまにこれを飛び抜けて300%とかいうのもありますが、これはかなり怪しいですね。
実体が無いのにステーキングで客寄せしようとしている銘柄にありがち。
だいたい20万円用意できれば毎月の利率は10,000円を超えると見ていますが、
それよりもつみたてNISAみたいに毎月コツコツ入れていく想定でいます。
国内の銀行預金よりも使いにくい場所にあるヘソクリ金庫としての運用がメインですね。
こうやって資産を分散しないとどうせまたすぐに使ってしまうので。
なおかつ、Worldcoinのように毎月少しずつ増えていく楽しみがあれば十分です。
Worldcoinはアプリもオシャレなのでこの役割を担う分には十分魅力的だったりします。
ただ、言うまでもなく仮想通貨ステーキングは「仮想通貨自体の価値が乱高下する」
というリスクがあり、日本円など法定通貨の預金と比べると当然リスクはあります。
中には実質米ドルと同じ価値のステーブルコインをステーキングできるサービスもありますが、
2022年のLUNA事件ではそのステーブルコインの価値すら危ぶまれたことがあり、
絶対に安全と言い切ることはできません。
またこれも性質上PoSはあり得ないので、どこを見ても利率は低めです。
さらに信用度の高いゴールドトークン(本物の金と連動する仮想通貨)もありますが、
ゴールドトークンでステーキングを実施している取引所は見たことがありません。
まあ、預けているだけで物理的に金が増えるはずがないので当たり前なんですけど。
結局のところ、PoSを実施しておりなおかつ相応に信頼できる銘柄でないと、
つみたてNISAのようなことをするにはリスクが高いという結論に至ります。
この候補は無いわけではないので今後はその辺を主軸に検討していくことになると思いますが、
そうなるとその銘柄の将来性ひいては内部プロジェクトの進捗なども調べる必要があり、
なんだかんだで先物取引よりもより深く仮想通貨を知る必要がありそうです。
楽な道は無いということなんでしょう。