雑誌サブスク再検討
ふと、ブログで話題にできるネタの範囲をもう一回り広げたいと思い、
すぐにできそうなアイデアを模索していました。
このブログは当初ゲームのプレイ日記をメインコンテンツとしていることを標榜していましたが、
現在は……というより黎明期からわりと実質ノージャンルのブログとしても書き続けてきました。
ゲームのプレイ日記はいまなおカテゴリのひとつとして生き残り続けていますが、
それは12個あるカテゴリのひとつでしかないという認識です。
ノージャンルのブログが何を書くのかと言えば、それは執筆者=自分が興味を持った物事です。
逆に言えば、自分が興味を持ち得ない物事は永遠に書くことができません。
感覚的には、一人の人間が興味を持てる範囲というのは世界全体からするときわめて狭い範囲でしかなく、
何も策を弄さなければ、ブログはその狭い世界の中で観測した何かを永遠に擦り続けるしかないでしょう。
そのため、少なくとも「これまで自分が興味を持たなかった分野」へ能動的にアンテナを広げることは、
ブロガーとして重要な営みであることは間違いありません。
これを怠ってきたことの積み重ねが執筆負荷の高まりの遠因になっている可能性も否定できません。
しかし、果たしてそれをどうやって探すかというのはこの情報過多な時代、かえって難しいものです。
そういう視点から普段の情報収集を思い返してみると、結構な視野狭窄に陥っていると感じます。
SNSで流れてくるポストやYouTubeやGoogleディスカバリーのトピックスというものは、
基本的に自分が知っているジャンルの世界の話の延長線上でしかありません。
似たような話題を延々と繰り返しているわけですね。そこに新規開拓の余地はあんまりない。
情報過多の時代だからこそ仕入れる情報は徹底的にフィルタリングされているわけですね。
ただ、だからと言って安易にそのフィルターを外せば良いというわけでもない。
いつぞやにそのフィルタリングが外れたTwitterを体験しましたが、
あれはもうファイヤーウォールを張っていない昔のパソコンみたいなものでした(#07551 / 2024年08月19日)。
となると、自分ではない誰かが責任を持ってフィルタリングした情報を摂取したいと考えるのは当然の流れです。
こういう文脈でテレビ新聞などに回帰してみるのもアリかもしれない、
というのはたまに思うことですが、これらはどうしてもゴシップなどの下世話なトピックスが入ってきてしまいます。
視野を広げたいと思うものの、最低限切り落としたい情報にはやはり触れたくない。
そこで考えつくひとつの案としては、雑誌に手を出すというものですね。
それも従来の生活の動線に絶対引っかからないようなジャンルの雑誌がいい。
たとえば女性ファッションやコスメなどを取り扱う女性向けの雑誌なんかは完全未開拓の世界でしょう
(もちろん、女装趣味を持ちたいとかそういうわけでは決してありません)。
グルメやクルマや海外旅行雑誌なんかもいいですね。旅行関連は単純に読んでいて楽しそう。
そこへ来ると、現代には雑誌サブスクといううってつけのサービスが存在するわけです。
ただ、実は雑誌サブスクには以前も辿り着いていて実際にdマガジンを契約したことがありました。
それは主に電車の中での暇つぶしという目的だったため今回の趣旨とはやや異なりますが、
とはいえ一度契約して解約している過去があるというのはちょっとネガティブな要素です。
少なくとも、前回契約時すぐに解約したということは従来の自分が興味を持てる雑誌は非常に少ないのでしょう。
とりあえず最寄りの書店に行ってみて紙の雑誌をざっとチェックして契約に値するかを見る必要はありますが、
キュレーションに依存しない情報収集の在り方として再検討してみる価値はあるんじゃないかと思っています。