先物取引で問われる人間性
本日ビットコイン65,000ドル突破。これはこの一週間で一気に8,000ドル近く上がった計算になります。
いまごろ刺されていなかったら最後の虎の子25万円を失うこともなかった上に、
上乗せ15万円くらいの利益が出ていますね……。
今回のロスカの具体的な反省は長々と書いているのでそちらに譲りますが(#07442 / 2024年05月02日)、
負けトレンドも塩漬けで乗り切る今回のコンセプトはロスカラインが遠いことが必須条件だったのに、
絶対上がるからとナンピン買い(やればやるほど利食いラインが近づくが同時にロスカラインも近づく)
をしていた時点で約束された破滅だったのだと改めて思います。
ナンピンはセーフティ取引を成り立たせる条件を破壊しているため禁忌であるということは明白なわけですよ。
こんなのは小学生でも分かる。
……まぁ、ポジションイン直後の自分はIQが3しかなかったんでしょう。
「明らかにトレンド転換ラインを超えているんだから絶対値上がりするはず」の一点張りだった気がする。
予想外の下落に完全に冷静さを欠いて取引ルールの根幹を忘れてしまっていました。
割とロスカラインに近いところで反発しているので、せめて1回分ナンピンを控えていたら破滅しなかったかも。
まあロスカットというのは得てしてこういうものですが。
冷静さを失ったら取引ルールを守れないのであれば、どんなにルールを洗練させても無意味です。
ルールを守れないならいつか破産するのは明らかであり、それに数十万円を賭けるのは馬鹿げている。
これは取引センスとかそれ以前の問題なんですよね……。人としての問題というか。
当然、市場はそこを狙い澄まして資産を奪おうとしてくるわけで、堅実な取引は絶対条件なわけです。
冷静さを失う可能性があるならそもそも先物取引はやるべきではないということです。
こう考えると、いまはスマホでいつでもどこでも取引できる環境にあることが、
冷静でないときにも取引できてしまう要因になっているとも考えられます。
これまでパソコンでの取引は避けていましたが、逆にパソコンでしかできないように制限した方がいいのかも……?
なんなら毎日何時から何時までと限定してしまった方が少なくとも破産はしにくいような気がします。
これを今後どこまで実践できるかは仕事の方向性次第でしょうかね。
次の現場はテレワークではなく出社を希望しているので、
もしそうなればよっぽど緩い現場でないかぎりいままでのような平日取引はできない。
それを逆手に取って休日昼のみ集中的にするというのはアリといえばアリか。
休日は多くの場合そこまで乱高下しない傾向にあるため大きな赤字も避けられるでしょうし。
まあ、その分リスクを負うか相当数取引しないと利益も望めないんですが。
しかし、それでも冷静さを失わない保証はありません。
どうであれ最終的にはメンタルを強くしなければどんなルールも方針も環境も意味が無いということです。
どこまで取引に対して真剣に臨めるかが改めて問われていると思うし、
翻って価格相応に真剣になれないような金銭感覚では破産して当たり前だったとつくづく思います。