お小遣い感覚の取引
トランプ旋風による市場フィーバーに便乗した取引、とりあえず累計純益5万円を達成しました。
原資も5万円なので、5万円抜けばここから先は負けても痛くないボーナスゾーンに突入です。
前シーズンと比べても負け数は少なくさらに好調ですが、
直近の取引がちょっと危なかったのでそこで得た反省点を改めて明文化しておくことにします。
まず、いまの取引スタイルとしては15分足ビットコイン先物市場を主戦場とし、
EMA、OI、MACD辺りを主軸にしたいくつかのトレンド指標を足がかりに順張りでポジションを張り、
1回の取引で証拠金200ドルの25〜50%ほどを利食いすることを目標としています。
レバレッジ設定は純益50%=1000ドル幅を目安に随時調整しており、
これはビットコイン価格が上がれば上がるほど倍率も上がっていくことになります。
基本的には「1日1回50ドル」をコツコツ積み上げていくという方針です。
これも意外とバカにできなくて、平日全部達成できれば毎月の利益は約17万円になります。
このポリシーでいまのところ1回だけ4,000円ほどの損失を出しましたが他はすべて勝っています。
しかし直近の取引は、最終的に利益は出たものの2日ほどいわゆる「塩漬け」状態に陥ってしまいました。
その日は日中帯をずっとヨコヨコで推移していたところを夕方になって突然上振れたので、
買いトレンドに転換したと見て91,000ドルでロングポジションを張ったんですね。
そしてその後予想よりは勢いが足りないもののとりあえず500ドル近くの値幅は取れていたので、
「これは大きな高騰トレンドにうまく乗れたかも」と期待していました。
その後、定例のゲーム会があったので5時間ほど放置。
5時間ぶりにチャートを見てみると……なんと予想外の大暴落!!
以降、91,000ドル台に回復するまでは死んだ目でチャートを見ていました。回復して本当に良かったです。
今回の暴落は、ビットコインのアウトフローから察するにおそらく実需の利確売りだろうと見ています。
つまり、先物市場とは関係のないビットコイン現物市場による影響。
大量のビットコイン現物を持っていたクジラが手放したので市場が一時的に下振れたということですね。
これは先物市場のチャートだけ見ていても予想できるはずがなく、
改めてテクニカルに頼ることの危うさを実感しました。
現物の動向を探るツールもいろいろありますが、あまりにも情報が多く的確な判断は難しいです。
最近だととりあえずETFの動向をチェックするくらいはした方がいいのかも……。
いままでもチャートガン無視の乱高下に振り回されることは多々ありましたが、
それも結局ファンダメンタルズや株式など他の金融市場との絡み込み込みで実需の影響ということなのでしょう。
先物市場「のみ」を見て取引するというのはかなり視野が狭いやり方と言わざるを得ない。
とはいえ現物市場の分析は自分のスキルではまだ難しいので、
とりあえず次に活かせる反省としては以下の3点が考えられます。
- トレンドラインを割るなど不穏な現象が起きたら利益に関わらずいったん利確する
- イベントなど長時間チャートを見れない場合は直前にポジションを開かない
- 自分の取引スタイルは超短期にのみ有効であることを心得る
最近は結構エグジットタイミングで判断を誤っていると感じることが多く、
これが特に今後意識したい課題になるかなと思っています。
エントリータイミングはそこまで的外れなところで打っていないと思っているのですが、
利確時は結構後悔することが多い。
今回の場合は、想定したトレンドラインは割っており予想よりも勢いが無かったので、
その時点でいったん退避して様子を見るべきだったのでしょう。
あとはそもそもゲーム会で何時間もチャートを見れないのにポジションを開くのは自殺行為です。
過去の経験則から就寝前利確は絶対というルールがある以上、これもダメなのは当然。
ただ就寝やイベントの直前に利益が出ておりトレンドが継続しているようなケースなど、
自己都合で利確することで明らかに機会損失になってしまうようなこともあります。
その場合はいつの間にか取引アプリにも実装されていたトレーリングストップ機能を使うのが無難かなと。
トレーリングストップとは、最高値から指定割合を引いた値になったら自動で利確するという機能です。
トレンドに乗って利益がどんどん膨らんでいったあと、
転換が起きて値が下がり始めたところで自動利確してくれるわけですね。
寝る前に勝っているときなどはむしろこういう設定は必須と言えるでしょう。
基本的には自分がやっている取引というのは「ちょっとしたお小遣い稼ぎ感覚」の範疇であり、
1日のうちここぞというところでほんの少し利食いをすればOKというスタイルです。
超短期決戦なので、「ここで思い通りにならなくても次の波で挽回できる」という考えは通用しないわけですね。
それを許してしまうと結局塩漬けも許容せざるをえず、ただただリスクが大きくなるだけ。
短期決戦さえ徹底できれば基本的にメチャクチャな大損は滅多にないはずで、
この辺の心構えはもっと意識したいところではあります。
このコツコツスタイルが安定するなら、可能ならトランプ旋風関係なく中長期でやっていきたい気持ちはあります。
前回は2ヶ月で撤退してその後長いオフ期間が続きましたが、
年間通して安定的にできればチリツモでそれなりの金額になるでしょうしね。
前回かろうじて達成できなかった100万円(=約6,451ドル)
をこのペースで達成するためには全勝しても130営業日という途方もない時間がかかりますが、
リスクオフを徹底して習慣化できればわりと現実的に行けそうな気はします。