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#8141

緩すぎた現場の末路

今日の出来事仕事

自社・客先プロジェクトを含むwebエンジニアの経歴としては「9社目」となる現場の退場日でした。
入場は2024年06月なので、1年9ヶ月いたことになります。


入場当時、この現場は「自分が今後webエンジニアとしてやっていけるかどうかの分岐点」という位置付けでした。
というのも直近は、というよりコロナ禍以降ずっと、いわゆる開発に携われていないという実情がある。
営業部に散々開発をしたいとプッシュしているにも関わらず、そうした現場に行かせてもらえない。
このままではもはや新卒・若手から見たら「ロースキルのおっさん」でしかなく、相当に焦りがありました。
そもそもキャリア云々を抜きにして考えても、直近の現場はあまりにもやりたいことにマッチしていない。
そういう観点からも、「営業がまともに動いてくれるかどうか」を試した結果入場した現場でした。


結果的にはここも、自己都合退職する自社の外国人の尻拭いとして入ったに過ぎません。
現時点では、もう技術者は自分が望む現場には行けないものなのだと半ば諦めているところです。
とはいえ、それとは関係なく現場の就業環境や人間関係はとても良好で、かなり良い印象の現場ではありました。
ただ致命的だったのは仕事が少なかったこと。
自分はもともと「これから大掛かりな開発をするから」という名目でアサインされたのですが、
その開発プロジェクトがいつまで経っても動かないんですね。
現場レベルではすぐにでも動きたいと思っているし、関係部署のプロパー社員もそれに同意している。
けれども、もっと上の立場の人からゴーサインが出ないと当然動けないわけです。
そしてこの現場のネガティブな特徴として、大企業ゆえなのか上の人間の腰がとにかく重いというのがありました。
結局入場当初のプロジェクトはものすごく簡略化して実装するにとどまり、
その後更改のたびに「開発案件を動かすようにプッシュしている」と現場上司から説得されたものの、
それが実現する前に自分たちが所属している部署ごと閉鎖することになり、最後の3ヶ月は全部引き継ぎ期間でした。


そうこうしているうちに世の中ではCodexやClaude CodeなどといったエージェントAIが登場し、
もはや開発のみ(コーダー)としての需要は早晩無くなるだろうと囁かれるようになり、
それは最近「SaaSの死」などと呼ばれる関連株の大暴落によって世界的潮流としても加速しています。
自分自身も2024年08月のブログ4代目移転に始まり趣味においても開発はAIに任せるようになっていき、
もはや入場当初こだわっていた開発実績には未練が無くなってしまいました。
むしろ今後は上流工程など他の工程に精通しなければという思いが募っていきました。


実態としてはITに詳しい人材として非ITであるプロパーの業務支援を遂行するというような立場に近かったので、
そういう意味では上京後でもっともイメージの良い2021年の現場の状況にかなり近い、理想的な現場だったと思います。
ただ世の中の激変によって客先企業内でも「AIができることはAIに任せよう」という方針が定められ、
結果として自分たちのような技術で業務支援をするような立場の人間はその方針によって淘汰されてしまいました。
上司も部署閉鎖の理由はまさにAIだと言っていたので、ある意味AIによるリストラとも言えるかもしれません。
業務支援的な立場ならプロパーから頼られやすいし、そういう意味でやりがいも見出しやすいのですが、
AIの登場によってそういう仕事は今後どんどん減っていくと思われます。
もしかしたらこの手の仕事で自分が携われるのは今回の案件が最後だったのかも。


(10社目の入場に至る経緯を含め)営業に対する信用やAIを取り巻く世の中の状況などを鑑みると、
30代で上京してwebエンジニアになった自分の未来はとてもポジティブには描けないというのが正直なところです。
上京当時は、最初の数年〜10年くらいで幅広い分野の現場を渡り歩いて、
その実績でどこかの企業に転職して情シスなどのお抱えエンジニアとして定年まで頑張るというビジョンがありましたが、
その展望はもはや打ち砕かれたといっても過言ではないと思います。
かといって、果たしてこのまま40代も50代も客先常駐前提の技術社員としてやっていけるのか……?


もはやAIと一蓮托生と言うほかない状況ですが、果たして数年後の自分はどうなっているのでしょうか。



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