永続所有権を追い求めて
昨日に引き続き音楽の話。
個人的にエレクトロニカ系で大傑作のひとつだと思っているOneohtrix Point Neverの『R PLUS SEVEN』。
2013年にリリースされ、自分がCDを購入したのは2014年。
それ以来10年以上まったく色褪せることなく愛聴し続けているわけですが、
ふとしたきっかけでまだ聴いたことのないボーナストラックが存在することを知りました。
エレクトロニカの名門レーベルであるWarp Recordsは、日本版のみボーナストラックがつくことが多いです。
商業的な事情があるのか、日本だと売れるからこうしているのか事情はさっぱり分かりません。
が、とりあえずWarpの新譜が出たら国内版を買うのは鉄則とされていました。
自分もめちゃくちゃ円高&Amazonが輸入盤2枚で割引キャンペーンを長期間実施していた2009年前後を除き、
基本的にはCDは国内版を買っていたはずなのですが……どういうわけかこの超名盤だけは輸入盤を買っていたという。
Amazonの購入履歴でも確かに輸入盤を買っている足跡が残っていました。
意図して輸入盤を買ったつもりはないしその理由も無いはずなので、おそらく買い間違いです。
まさか11年も経ってから気づくことになるなんて……。
国内盤はもうAmazonでも取り扱っていません。まあOPNならタワレコに行けばワンチャン手に入りそうな気はしますが、
もしダメならAmazonないしメルカリ等で中古に手を出すことになりそうです。
もちろん、キラーチューンでもなんでもない1曲にそこまでするのは割に合わないし、
なんならApple Musicでいつでも聴けるしダウンロードできます。
楽曲管理の煩雑さの観点からも、今回このボーナストラックについてはApple Musicで済ますのが妥当だとは思います。
ただ、それはそれとして楽曲の永続所有権は保持しておきたいという気持ちもある。
特にコレクションとしての側面も否定できないエレクトロニカについてはその思いが強いです。
Apple Musicは無制限にダウンロードし放題ですが、当然それを扱えるのはサービス契約中のみ。
未来永劫聴くことができるわけではなく、あくまでその権利はAppleが握っています。
もちろんそれを十分わかった上で契約している以上、生半可な気持ちで解約する気など毛頭ないのですが、
しかしそれはそれとして別途手元に持っておきたいという気持ちは否定できません。
まして、『R PLUS SEVEN』はトップクラスにお気に入りの名盤なわけで。
Apple Muic契約後にダウンロードしたエレクトロニカのアルバムは37枚。
これらについては、なるべくダウンロードして実際に聴く音源とは別に永続所有権も確保しておきたいと思っています。
ただ、このご時世CDが存在しない音源もかなりあるので完全にカバーするのは難しそう。
Bandcampに音源が売っていればまだマシで、それすら見つけられないケースも……
と思ったけどApple Musicにある音源はiTunes Storeで買えば永続所有できそう。
iTunes Storeはサ終が怖いのでレアそうな音源はとりあえず買っておくのが無難かもしれませんね。
まぁ、それはそれとして好きなアルバムでCDが売っているなら物理的に所有したいのでいずれ買うでしょう。
以前も似たようなことを書きましたが、そういう文脈でいずれアナログレコードに手を出す可能性もなきにしもあらず。