待遇に関する焦燥
あんまり気乗りしないと思っていたゲーム会ですが(#08015 / 2025年11月25日)、
結局キャンセルすることなく当日を迎え、まあ当初危惧していたようなほどつまらない会でもありませんでした。
コンシューマーゲームは予想通りイマイチで、
『カービィのエアライダー』をやってみるもののそのゲームスピードについていけない人多数。
初っ端からすでに楽しんでいる雰囲気を感じられず、3回目には無言プレイになってしまったので打ち切り。
ゲーム会は前の会社の同僚と自分の家に集まって喋ったり遊んだりするオフラインパーティーですが、
実は第1回当時は30代の集まりという名目だったのが、自分以外は全員40代に昇格してしまっています。
自分ですら年齢的な衰えでエアライダーはまあまあ負荷が大きいゲームだと思っているので、
40代でしかも普段ゲームをやらないようなおっさんたちにできるはずもなく……。
じゃあ何をするかということで2年ぶりにボードゲームの『ドミニオン』を取り出したところ、これは好評でした。
自分は逆に〈交易人〉の使い方を誤ってボロ負けしましたが。
今後ゲーム会はもうコンシューマーゲームを完全に卒業して、ボードゲームに専念する方針でいいんじゃないか、
ということを改めて実感した会だったと思います。
元同僚のうち1人が既婚者になったことについては、誰一人ほぼ触れなかったので結果的にセーフでした。
その代わり、別方面から刺されることになったのが年収の件。
自分たちはいわゆるSES(客先常駐型のIT社員)ですが、
元同僚の所属する会社は年2回の昇給があり、その査定基準は本人から所属会社に出す週報という名の日記や、
勤怠、資格などの勉強をしているかどうかといった本人の内面的な誠実さを重視する仕組みになっています。
つまり、本人のスキルそのものはさほど考慮されません。
そしてその甘い昇給システムの代償として、ボーナスがほぼありません。
昇給額については、自分が在籍していたときの自分の昇給額は2万円でしたが、
これは当時相当意識が高かったこともあって会社の要職の人にも「自己研鑽している人」と認識されていたこともあり、
同僚の中では最高額でした。
これが半期ごとにあればそりゃあ調子も乗るわといま改めて思います。
で、オフラインゲーム会以外でも毎週オンラインで話している元同僚(退職済)の当時の昇給額がその半分だったので、
「みんなも半期1万円=年2万円昇給なんだろう」と勝手に思っていました。
それでも、いまの所属会社の定期昇給はせいぜい年1万円なので昇給ペースは2倍です。
このまま自分が定期昇給以外での昇進をしない場合、2030年ごろに追いつかれると試算したこともあります。
が、実際には半期15,000円=年3万円であることが今回発覚しました。
これにより計算し直すと2020年以降12回昇給したことになり、その昇級幅は18万円となります。
元同僚たちは30代後半に未経験の中途採用で入ったプログラミング知識が無いエンジニアで、
いまだにフレームワークとはなんぞやと言っているような人たちです。
要するに業界的には高齢ロースキル人材。
そんな人が6年で18万円も給料が上がっているというのは、世間からしたら納得いかない待遇ではないでしょうか。
世の中、これよりも低待遇で忙しい仕事をしている人は多くいそう、というかかなりの多数派だと思います。
自分としてもこれはモヤるところで、自分は2022年に別の会社にヘッドハンティングされたのち、
そこは蓋を開けるとまあまあブラックだったのと睡眠障害による勤怠不良もあってキャリア形成を断念し、
再転職して2023年にいまの大企業に入社しました。
その待遇は2021年末時点の月給を据え置きつつ5ヶ月分のボーナスが出るという感じだったので、
2022年に足踏みしてしまった分を差し引いても大幅な年収アップが実現して当時は喜んだものでした。
が、昇給ペースは年1回1万円と大きく落ちてしまったのも事実です。
それを加味すると、もしヘッドハンティングされずに残り続けていたら
ボーナスが無くてもいま現在以上の年収になっていた可能性は否定できません。
まぁ、あの転職劇は当時の性格上必然的なものだったと思うのでたらればを考えても意味はありませんが、
結局転職したことで年収レースは同僚にほとんど背後まで追いつかれてしまったのも事実です。
この感情は嫉妬というより「焦燥」の方が近いと思います。
元同僚たちは、世間からしてみればそのスキルや忙しさを鑑みると不当に高い給料をもらっているように思われますが、
自分もいまの現場はかなりホワイトなので仕事にプライベートを食われている実感はほとんどない。
そういう意味では、客観的には元同僚も自分も大差ないのかもしれません。
ただ、昇給ペースが3倍早いという現実を考えると、計算上は今年はギリギリ勝っているものの、
来年にはもう明確に追い越されることになる見込みです。
年齢は向こうの方が3〜4歳上なので年功序列的には順当とは言えなくもないものの、やはり追い越されるのは悔しい。
とはいえ元同僚たちの給料はどこかで「限界」が来ると思っています。
客先常駐型の場合、なにはともあれお客さんからもらう「単価」が上がらないと話になりません。
単価から給料と諸経費(厚生年金、法人税、営業・事務方の人件費などなど)を引いた分が会社の利益になります。
また、そもそも多重請けの場合は仲介業者にマージンを取られる想定です。
それを踏まえ高齢ロースキル人材の単価を60万円程度と考えると、本人の給料原資はせいぜい35〜45万円くらいでしょう。
この会社はボーナスがほぼ無いので給料原資から会社側が支払う厚生年金を引けばいいだけとなると、
最終的には30〜40万円程度が残ることになります。
で、元同僚たちは18万円昇給+採用時給料がおおよそ40万円くらいだと思われるため、
単価が「一般的なロースキル人材に充てられる金額」ならもう上限が見えてきていることになります。
もしこの天井を突き破ったら会社にとっては毎月赤字を垂れ流す「赤字人材」になってしまう。
こうして考えると社内の人柄評価だけで年2回昇給するシステムは近い未来に破綻するでしょう。
社員の誰も彼もが年3万円以上の単価アップができるとは思えない。それはお客さん側の事情ですからね。
もちろん技術力がすべてではないとはいえ、
ロースキル人材に対して毎年3万円単価を上げるような羽振りの良いお客さんばかりとは限りません。
なのでまぁ、楽観的に捉えればここ5年はその早い昇給ペースで猛追されたしこれから追い抜かれそうではあるものの、
10年スパンで見ると彼らはどこかでロースキルであることがキツいボトルネックになって行き詰まるのではないか、
と見ていますが……実際どうなるかはもう5年経ってみないと分かりません。
とにかく自分にできることは、この焦燥エネルギーを仕事のモチベーションに転化して、
自分の給料を少しでも上げられるように行動を起こすことです。
自分だってハイスキル人材とはとても言えないので他人事ではないわけで、
上記のことはそのまま自分にも当てはまります。
文面からは上から目線的に映るかもしれませんが、
焦燥感を感じるということは現実的な地位は大差ないことを意味しています。
元同僚と会うのは自分が停滞しているという劣等感からしんどいと思っていましたが、
だからこそ定期的に会って自分の立ち位置を正直ベースで再確認して、活動のタネにするのも大事なのかもと思いました。
改めて、ライバルがいるというのは大事なことだなと。
こんなことをブログに書かれる相手からしてみればたまったものではないかもしれませんが、
まあ完全匿名だし特定のしようがないので許してください。