睡眠障害をついに克服か
えー、年末繁忙期ということで東京駅至近のお客さん先のビルで勤務することになりまして。
今週は昨日から金曜まで、来週は月曜から水曜までここで今年最後の奮闘をします。
これまでフルテレワークでしかも閑散期も多かった状況から一転して忙しくなりました。
そして自分としては何よりもまず朝起きられるのかというのが心配になるわけですが……
なんと、ここまで2日連続でまったく問題なく朝起きられています。
思えば自分の半生は睡眠障害との戦いだったわけですが、特に去年初頭からが一番ひどかったと思います。
発端を辿ると幼少期の夜ふかしがそもそもの始まりでしたが、
高校時代までは起きられなくても平日は親が無理やり起こしに来るので深刻な問題には発展せず、
最初に深刻化したのは一人暮らしを始めてからでした。
このときはいわゆる睡眠リズムが24時間周期で回らない「概日リズム障害」が悩みでした。
おおよそ25〜26時間周期で巡るので、夜起きて昼寝る時期というのが必ず来る。
ただ単に体内時計が壊れるだけならいいのですが、
実際には「3時間しか眠れず、起床直後は猛烈に覚醒するがあとはずっと眠い(しかも眠れない)」
みたいな状況も少なくなく、これによって趣味や人生設計に致命的なダメージを与えました。
金銭的に一人暮らしの維持が難しかったこともあり社会人になると同時に実家に舞い戻ってきて、
その期間は当然ながら25時間周期になることもなく問題になることはありませんでした。
ただ、このときもよく思い返すと2018年末の仕事の大詰めのときや
2019年の職業訓練校の職場体験など「起きられなかったらめちゃくちゃ迷惑をかける」
というシーンでどうしても起きられないということが間々あり、
このころから去年発症した病気はすでに芽が出ていたと考えることもできます。
2020年(正確には2019年末)に上京して再び一人暮らし時代に突入し、
同時にコロナ禍にも突入してテレワークという新しい働き方もスタートを切るわけですが、
自分は2020年12月から客先常駐の契約で1年ちょい働くことになり、
その職場も割と近かったのでここでも問題は起きませんでした。
まあ、いま思えば2020年に短期で関わったフルテレワーク案件でも
後の崩壊の予兆みたいなものもありましたが……。
大学時代以来の崩壊となったのが2022年でした。
いままで避けてきた満員電車での通勤をここで始めて経験することになり、
通勤時間も約1時間半とまあまあの長距離。
それでもめちゃくちゃ早起きしなければならないといった事情は無かったはずなのですが、
同プロジェクトの責任者は特例でフルテレワークなのに
自分はフル出社しなければならないことへの不平感などから徐々に生活リズムが破綻してきて、
ついに朝は何度目覚ましを鳴らそうがとにかく起きられない体になってしまいました。
結局、ヘッドハンティングされたのもこれが直接の原因です。
当時の自分は睡眠の問題を責められるかと思いきや逆に給料大幅アップしたとかで喜んでいましたが、
実際には派遣先企業にとってあまりにもコストに見合わないので、
それならいっそ直接雇用すればいいと判断させるほど失望させたということです。
なにしろピーク時には2営業日に1日は欠勤する事態になっていたのですから。
「朝どうしても起きられない」というだけだとただの怠慢だと思われがちですが、
これは起立性調整障害という自律神経の失調による病気の一種だそうです。
結局ヘッドハンティングされた会社に所属していた期間はずっとこれが続き、
欠勤数が多いまま改善されないので職務怠慢と認定されて別部署に飛ばされ、
社長に直訴して11時出勤のフレックスタイム制に変えてもらうも改善せず、
しかもまあまあなブラック現場だったのでどうしようもなくなって転職活動をすることになります。
いま思えば、この辺りは自分にとって過去最大の窮地だったと思います。
仮想通貨の先物取引でLUNA事件なる市場全体の暴落に巻き込まれて大損したのもこの頃です。
しかし転職しても結局勤務先の遠さはあまり変わらなかったこともありすぐには改善せず、
今夏までは起立性調整障害の症状は残っていたと思います。週1の出勤すら負担に感じていたので。
急に睡眠の問題が改善したのは本当に最近で、いまの現場に移ってからですね。
いまの上司は出社否定派ということもあって徐々にフルテレワークに移行することになり、
それによって毎日当たり前に9時間眠れるようになり、
それと同時に高校時代以降できなくて当然だった休日午前起きが自然とできるようになりました。
そして今回の改善してから初めての連続出社。
まだ2日なのでなんとも言えませんが、
これが安定するとなると自分にとってめちゃくちゃ高い人生の障壁を乗り越えることになります。
いままでは無いに等しかった休日の午前にも予定を入れられるようになるし、
ホテルのチェックアウト時間に悩む必要も無くなる。いまなら都心通勤もできるかもしれません。
改善要因としてはフルテレワークによって十分以上の睡眠時間を確保できるようになったこと以外にも、
ここ1年ほどで食事や眠剤を飲むタイミングや量を極力一定のリズムに統一するよう意識したり、
2021年から地道に続けているスパ銭通いが結果に繋がっている気がします。
来年は睡眠の悩みに別れを告げられるかどうか……。今週1週間はその試金石ということになりそう。