Chrononglyph

キャリアプラン

#8094

人依存の仕事からの脱却

プロジェクトの変更が確定したことを受けて、自社のキャリア面談を受けてきました。
キャリア面談とは会社の偉い人と自分のキャリアについて相談できる制度で、
自分は年配者と話せる貴重な機会として半ば悩み相談の場として利用させてもらっています。
2年前の前回(#07371 / 2024年02月21日)は主に仕事に対してモチベーションが上がらないという悩みを吐露し、
それに対してアドバイザーには「仕事にモチベーションは要らない」という考え方を提示されました。
要するに仕事は(趣味と違って)何もしなくても外発的動機づけが供給される環境なので、
自分からやる気(内発的動機づけ)を絞り出さなくてもやっていけるのではないかということでした。
2024年当時の自分はフルテレワーク&閑散期の影響でプライベートも仕事もモチベを捻り出せないことに悩んでいて、
そういう状況を踏まえて相談したのだと記憶しています。


今回はそういったメンタル面の問題は特に起きていない……
というより、問題はあるがまだ言語化できていないので相談できないという状況のため(自尊心の問題など)、
それよりも「40代以降も仕事していくために、いまやるべきこと」にフォーカスしました。
自分は地方時代を経て2019年末に上京し、当初は開発案件に携わりたいという気持ちが強くありました。
webエンジニアの仕事というのはもっぱらコーディングだと思っていたからですね。
しかし自分の上京と同時に世の中はコロナ禍に見舞われ、
IT業界もそれまでの売り手市場から一転してどこも即戦力を求めるような風潮に(なったとされています)。
そしてなんやかんやあっていまの会社に転職して、まもなくするとChatGPTが登場。
コーディングはAIが肩代わりする未来が日に日に現実に近づき、
そして体感ではCodexやClaude Codeの登場によってそれはもう現実になったと思っています。


こうした世の中の激変を経て、自分はもはや仕事でコーディングをしたいとは思わなくなりました。
ただ、だからといって異業種に行くという選択肢は無い。
となると、中年以降も生き残るためにはマネージメント職も前向きに考えなくてはならない。
むしろ、自分に向いているのはそっちなのではないかという話をしたこともあります(#07204 / 2023年09月07日)。
ただ、そのためにPMPなどの難関資格を取るモチベーションは正直無い。
とはいえその小さなポテンシャルの中でもできることはやっていきたい。
それに対するアドバイザーの答えは「ヒューマンスキルを重視するのはどうか」ということでした。


つまり、プロジェクトマネジメントのスキルはマネージメントの仕組みとしての部分と、
配下のメンバーやお客さんとうまくやっていくために必要な対人スキルとがある。
前者は本を開けば載っているが、後者は実際に経験してみないとなかなか身につかないところがある。
特に、人や現場が変わったら通用しないということではダメで、
どこに行っても通用する(ポータブルな)スキルでなければならない。
これからはその対人スキルを意識的に磨くのはどうだろうかと。


確かに自分は現状、かなり「人依存」の働き方をしていると言わざるを得ません。
というより、これまで現場を変更してきた理由のほとんどは現場にいる人と合わなかったからです。
良い人がいれば仕事できるし、嫌な人がいると仕事はできないというのが実情。
ただ、中年以降はそれでは通用しないということです。
まあ、地方時代もある意味それが通用しない世界でいちおうやってきたつもりではありますが……。


対人関係については近年プライベートでもいろいろと思うところがあり改善はしていると思うので、
次のプロジェクトでこれが通用するのかどうかは気になるところです。
人格者だけでメンバーが構成されていれば仕事しやすいのは確かなのでそれはそれで歓迎ですが、
対人スキルを磨きたいという動機を考えると、
変なやつがいたらそれはそれでチャンスなのかもしれない。
いずれにしろ、次は「人」を重視することになるんじゃないかと予感しています。


#7997

抽象的な業務への志向

昨日の夜に自社の営業担当と、今日の午前中に現場の上司と立て続けに面談を行いました。
まず営業部は、現状の業界を鑑みると特定のプログラミング言語だけを武器にやっていくのは難しく、
より「抽象度の高い」要件であれば椅子が空いていることもあるとのことでした。
そのひとつにうちの会社がいま取引を拡大しようとしているある会社があり、
自分にはゆくゆくはそこに入ってほしいとのこと。


実はその会社は自分が2021年にお世話になっていた会社で、
そこで得た経験というのは少なくとも他の現場よりはかなり良好なものでした。
そういうイメージの良さもあり、今回の話はかなり前向きに捉えています。
ただし、やや忙しいプロジェクトらしいのでついていけるかどうかは若干不安なところだし、
わざわざ忙しいところへ行くメリットを見出せるかどうかという問題になりそうです。


現場上司とは「ここで今後やりたいことはある?」というような話になりました。
開発ができるなら開発をしたいが、システムエンジニアとして上流工程にも触れておきたいというような話をしました。
ここは内部向けの開発プロジェクトとあっていろいろと融通は効くので、
そういう環境を活かして学べることは学んでおきたい……というような意向を伝えました。


webエンジニアに転向して今年で6年目となりますが、ずいぶんと状況も変わりました。
転職当初はいかにして開発スキルを高めるかというところだけ考えていたように思います。
しかし現実は「開発」というのはいくつもある工程のうち1つでしかなく、
それだけを専門にして食っていくのはあまりにも厳しい。
当初の自分は「webエンジニアなのにプログラミングができないなんてそんなおかしな話があるか」
と憤ったものですが、そうこうしているうちにAIの台頭によってプログラムは人間が書くものですらなくなり、
ここ1〜2年でようやく観念して他の工程にも目を向けるようになりました。


いまぼんやりと考えているのは「45歳までに管理職としてのスキルを備える」というもので、
そのためにいまの現場はさまざまな工程を学ぶのに適した環境であるのは確かです。
この環境でシステム開発とはなんたるかを包括的に知った上で、
2021年にお世話になった会社へ行って責任ある仕事に従事するというのが現状考えうるキャリアプランです。
ただ、問題は圧倒的に熱意が足りていない。どうやって自分に鞭を打つかを考えなくてはなりません。
もしモチベがあったら資格を取ろうという話にもなってくると思うのですが、
現状ではとても資格の勉強が続く気がしません。


とりあえずいまの現場は年度末まで続くことになりました。
このぬるま湯にいつまで浸かっていていいのだろうかというような焦りもぼんやりとありますが、
ここがやり甲斐のある仕事場になってくれるに越したことはありません。
上司が変わってからその方面で徐々に進み始めているのは確かなので、
2023年以来のモチベ低下もいつか大底を打つ日が来ればなという思いです。


#7821

管理職を目指すために

キャリアプランの見直しのため、1年3ヶ月ぶりにキャリアアドバイザーと面談してきました。
前回は「仕事にモチベーションは必要ない」という言葉が目から鱗だったのを覚えています(#07371 / 2024年02月21日)。
当時は上場企業に入って2つ目のプロジェクトを更改するか否かという判断に迫られていて、
暇であることを憂いているいまよりもさらにやることが少なく、
しかも業務内容は明確に開発とは関係ないノンプログラミングということで焦りもありました。
結局、年度末更改では次に行くところがないので契約更新することになったのですが、
その後現場レベルでの話し合いで、携わっている分野で食っていくつもりが無いならいまのうちに他へ行った方がいい、
という話になって中途半端な時期でプロジェクトを離脱することになりました。
その分野というのはセキュリティで、当時の自分はそれよりも開発をしたいという気持ちが強くありました。


いわゆる開発の現場になかなか関われないというのは、もうこの業界に入った当初からずっとある悩みです。
これまで、コロナを中心に関われない理由をさんざん聞かされてきましたが、
そもそも開発というポストは多種多様なポストのうち1つでしかなく、
しかも「自分ができるプログラミング言語のみ」という条件ではあまりにも狭いというのが現実のようです。
これはコロナ関係なく、コロナ禍明け以降のプロジェクト探しで実感していることです。


そして、そうこうしているうちに自分自身のプログラミングモチベも地に落ちてしまいました。
言うまでもなく、AIの台頭が影響しています。自分で頑張って書くよりも、明らかにAIと二人三脚で書いた方が早い。
このブログの4代目移転以降はプライベートにおけるweb制作もプロンプトエンジニアリングが中心となっていて、
自分は基本的に今後そういう方向性でweb制作と向き合うことになっていくと思います。
なのでChatGPTが利用できる現場ならチカラになれるかもしれませんが、
セキュリティの都合上、AIを禁止されている現場ではもはや役に立てるビジョンがまったくありません。
アドバイザーは「将来的にはプロンプトエンジニアが中心になる」と断言していますが、まだ現状はそうではありません。
では、もう自分はこの道を諦めるしかないのか。


そこで今後の中長期的なキャリアプランとして浮上しているのが、
いまの現場上司がやっているような統括・管理的ポジション、つまりPMやPMOを目指すというもの。
これは前々回の面談でもたどり着いた結論です(#07204 / 2023年09月07日)。
つまり、そもそも席があったとしても一生涯開発を続けるのは無理がある。
業界では目安として45歳を過ぎると若手を統括する管理業務ができるかどうかが問われてくることになるそうです。
そして現代ではそういうポジションの人間が圧倒的に不足している。
そこを目指すのだとすると、いわゆるシステム開発の基本設計から保守・運用まで一通り知らなければなりません。
もちろん開発経験の有無が問われることもありますが、それ以外にも必要なことは多々あるわけです。


自分はこれまで、開発経験を積めていないということに対する焦りが非常に強くありました。
開発経験が「実質ゼロ」とも言えるこの現状は、この年齢にして新卒と同じようなものなのではないかと。
しかしPMのために「業界のさまざまなポジションを経験してきたかどうか」と問われた場合、
180度景色は変わってきます。
直近3つのプロジェクトで開発、セキュリティ、運用・保守と多種多様なポジションを渡り歩いているし、
そもそも自分が地方時代に5年間やっていたことは管理業務そのものです。
また、自分の根幹に「自分が作った島に他者の方から入ってきてほしい」(#06284 / 2021年03月02日
という信念があることも否定できない事実で、それと今後も付き合っていくなら管理業務は打ってつけのように思います。
実際、こういう性格だからこそ地方時代はブラックな現場を5年間耐え抜けたのでしょう。


いまの現場は、ニッチであるがゆえに基本設計からリリースまで自分たちでやっているという特徴があります。
その実態は独自かつ稚拙でベテランの監査も無く、「システム開発ごっこ」みたいな雰囲気も否めませんが、
だからこそしっかりやろうと思えばいくらでもやりようがあり、学びようもあるとも言えます。
開発ではないということでモチベはずーっと低空飛行を続けていましたが、
良く言えば管理職の練習としては絶好の機会なので、
そういうつもりで残りの契約期間向き合っていこうかなと思いました。
そして遅くとも秋口を目安に次の現場に行き、さらなるステップアップをするというのが当面の計画ですね。
こうなると、一時期検討しつつもモチベ不足ですぐに倒れた応用情報やPM試験なども再検討の価値がありそう……。
持っていればそれがアドバンテージになるのは間違いないですからね。
まぁ、半年にしろ1年にしろ、勉強を持続させるだけのモチベがあるかと言われれば極めて怪しいのですが。
一緒に勉強する相手がいないと難しそう。


いちおうこれで仕事のモチベは底を打った感じはありますが、今後どうなるかはまだまだ運次第なところもあります。
45歳になったとき、自分は果たして何をしているんだろう……。


#7399

中途エンジニアの悪循環

会社お抱えのエンジニアになる道は狭き門なので、
IT業界では一般的なSES(プロジェクトごとに労働契約を結ぶ派遣型正社員)として
第2のキャリアを歩み始めた2020年。
それから紆余曲折を経ていつの間にか5年目に突入している2024年現在。
この道のりを思い返してみると、ほとんどまともな経験値は得られていないことに気づきます。
これに対する焦りはかなりあるけれども、どうしようもないのも事実。
先日のゲーム会で同業者で同じ中途からこの業界に入った仲間とこの話もしましたが、
やはりみんなほとんど同じような状況のようです。「もう年下には勝てないね」とあきらめムード。


自分は当初、これはコロナ禍のせいだと思っていました。
なぜなら営業部の人間に「コロナのせいで中途をまともに派遣できるプロジェクトが減っている」
とさんざん説明されてきたからです。
それで、極めて不本意ながらも開発案件ではない、つまり肩書きはwebエンジニアであるにもかかわらず
それとまったく関係のないデスクワークやテストのような作業をやってきました。
2020年春以降、現行の現場を含めて通算で8つの現場に参画していますが、
そのうちコーディング作業があったのは3つだけ、あとはすべて実績にもならない仕事です。
この5つのうち最初の3つは2020年の話なのでコロナ禍だからしょうがない、でギリギリ許してもいい。
残り2つのうち2022年の現場はお局様を怒らせた結果半ば左遷されて配属されたプロジェクトなので、
まあこれも文句は言えない立場なのかもしれません。
そして残る1つがいまの現場となるわけですが、これは2023年からの参画なのでコロナは言い訳にならないし、
自分になにか落ち度があってそこに行かざるを得なくなったという話でもない。
言うなれば自分の意志で行った現場ということになります。


もちろん、進んで自分からこの現場に行きたいと言ったわけではありません。
営業からぜひ行ってほしいという強い推薦があり、背中を押された形になります。
当然、当時から「開発系に行けないならwebエンジニアになった意味が無い」と訴えてきたわけですが、
競合として紹介される開発系の現場は「レベル高いよ」「やったことない言語を使うかも」等々軽く脅され、
実際に自分は触れたことのない言語なのでやっていける自信がありませんでした。
当然自分としてもできないことをできますとは言えないので、
半ば妥協していまの現場に入った形になります。


結局、SES社員にはなろうと思えば誰でもなれるんですよ。異業種からの30代転職であっても。
けれども、そこからやりたい開発系の現場へアサインするには相応の経験とスキルが必要であって、
そこから落ちこぼれた人間はこうして永遠に不本意な現場へ飛ばされる運命なのではないかと改めて思います。
自分はまだマシな方で、電話応対だけをやらされるケースもザラにあるようです。
この辺は制度上の瑕疵というか、雇う会社と仕事を生む会社が異なることによる悲しいすれ違いというわけです。
この悪循環から脱出するには労働時間外に勉強しまくってスキルを溜めるか、
営業を揺さぶって年齢不相応にロースキルでもなんとかなる現場を探してもらうかしかありません。
2021年に行って満足度の高かったあの現場は後者の手段によって獲得した現場でした。
いま思えば、あれも同室で堂々とサボっているブス女との確執程度を理由に退場するべきではなかったなと……。
非常にもったいないことをしたと思っています。何か他にも理由があったとは思いますが。


そして、それ以上にいまの現場に関してはもっと強く「NO」と言っておけばよかったと後悔しています。
少なくとも延長については強く否定すべきだった。
そこでも無理難題な開発現場を提案されて「それなら延長を選びます」と言わざるをえませんでした。
ここまで来るとこっちにそう言わせるように仕向けていると考えるべきなのかもしれない……。
まあ、現実的には30代に回すようなロースキル案件は無いということなのでしょうが。
いや、この際明確にロースキル案件でなくても言語さえ一致していればいいんですけどね。
それすら提案できないというのはいかがなものかと……。やはり営業をもっと揺さぶってみるべきか?


この現場に参画して9ヶ月が経ち、もうすぐ1年が経ちます。
この年齢にしてまともに現場経験を積めていない状況で1年も無駄に消費するというのは致命的のような。
かといって現場ではこの状況を理解してくれるような人は皆無なのもツラい。
いや、そもそも自分を受け入れてくれる現場なんて存在するんだろうか。
この心配と二重苦が昨今のモチベーション低下の根本原因と言っても過言ではないと思います。
表面上はキャリアアップ転職は成功し年収は上がり続けていますが、
実態としては3年目くらいにボロが出てから
取り返しのつかないレベルで下り坂を転げ落ちているような気がして危機感があります。
40代突入後など、もっとどうしようもない段階になってから破綻するのではないかと。
次の現場選びでは心を鬼にして営業と向き合うべきなのかもしれない。


#7371

仕事にモチベーションは要らない

所属会社の営業部と現在の仕事の契約更新について話があり、
電話ではどうも決着しそうにないということで対面で話す機会を設けてもらい、話してきました。


自分は当初、更改はしないという確固とした意志がありました。
いまの仕事はwebエンジニアとしての本筋とはなんら関わりないノンプログラミングの仕事です。
そのため、長期化すると本来しているべきプログラミングなどのスキルが停滞することが懸念され、
ただでさえいい歳なのにそんなことをしていいのかという不安が常にありました。
自分の担当営業は「オフ時間に趣味の範囲でやっているなら問題ない」と言うのですが、
もはや無事にイベントも開催できないピクチャレ大会開発にちゃんとやっているという自負など無く、
趣味はやはり趣味に過ぎないのだと思っています。
それはそれとして、やはり本業でもwebプログラミングに携わる必要性はあるだろうと。


ただ、今回更改のタイミングで提示してきた仕事が自分の専門にかすりもしない分野ばかりで、
よっぽど強いチャレンジング精神が無ければそれを選ぶのは難しそうでした。
中にはWeb3案件もあって「おっ」と思いましたが、実際にやるのはJavaのプログラミング。
やはり日本企業のプログラミング案件はJava絡みが多いという印象で、
これはいずれ避けられなくなるのかもしれませんが、今更感が強すぎる気もして悩ましいところです。


とにかく、提示された案件はどれもこれも論外レベルだったので、
更改せざるを得ないという結論になりました。
どうしても納得できないなら年度明けからしばらく待機=無職になるという覚悟の上で、
05月スタートなどの少し遅めの案件を探すという手もあります。
その際、無職期間も給料が出るのは派遣とは違うSESの利点ではあるのですが、
待機期間が1ヶ月もあるとボーナスがかなり減るとのことでペナルティはやはり大きいようです。
そりゃそうですよね、1円も生み出さない社員になんの罰則も無かったら不公平ですから。


ボーナスが大幅減するのは避けたいので、こうなると更改せざるを得ません。
まあ更改後の契約範囲である04〜09月は閑散期に当たるので、仕事自体は楽だとは思っています。
ただ、2023年に続き2024年もそんなゆるゆる生活を続けていたら
本当に社会復帰できなくなってしまうんじゃないか……という気持ちも。
自主的に無理矢理にでも週1は出勤しますかねぇ……。


ところで、自分は営業部との面談の機会はこの業態では貴重な先達と話す機会だと思っています。
前の会社の営業部は若いお兄ちゃんでしたが、いまの会社はかなり達観してそうな壮年の方なので、
人生の先輩としていろいろとアドバイスをもらうという立ち位置で勉強させてもらっています。
今回、先述のようにwebエンジニアとしての活動ができていなくて焦っているというくだりで
「『趣味でやっているから別にいい』というのは違うんじゃないか」という話をぶっちゃけました。
自分の趣味で得られるものは現場で働いている人が得られるそれと比べるとかぎりなく小さい。
それに趣味においては常にモチベーションとの戦いで、成果が何日も出ない日はよくある。
そういう活動を実務の代替として実績として数えるのは無理があるのではないか、と。


営業さん曰く、「現場>趣味」は確かに事実としてあるが、
何もやっていない人よりは上であるという事実もあり、その自主性を高く評価するお客さんは必ずいる。
それにモチベーションと戦ってやりたいことをやろうとしていること自体が凄いのだという考えもある。
なぜなら、一般に仕事というのは「やらなければならないことをやっているだけ」であり、
実はそこにモチベーションは必要無いからだ、と。


「仕事にモチベーションは必要無い」
これは自分にとっては結構衝撃的な視点で、今後深く考えていく価値のあるテーマだと思いました。
この意見が正しいのかどうか、あるいは自分にとって正しいのかどうかはわかりません。
ただ、これは自分の仕事観にメスを入れうる鋭い言葉であることは確かです。
この視点からもう一度仕事とはなんぞや、ということについて考えてもいいのかもしれない。
2019年に悩んでいた「やるべきこととやりたいこと」の違いに決着をつけられるかも。


もはや更改のことはどうでもよく、その言葉を聞けたことが大きな収穫でした。
こういうことがあるので、自分は会社の飲み会ってわりと肯定派だったりするんですよね。
先達から学ばないで誰に学ぶんだというスタンスなもので。


#7204

キャリア面談まとめ

先々週に引き続き、所属支社のキャリア面談を受けてきました。
今回でいちおう一区切りということになったので、頭の整理がてら総括しておきます。


そもそも今回キャリア面談に臨むことになったのは、
いまの現場でなかなかやる気が出ないという悩みに直面していたからでした。
仕事のモチベーションが非常に低いという悩みは実は2022年からずっとあります。
その間通算で4つのプロジェクトに参画しているわけですが、
そのうち1〜3つ目まではどれも直属のリーダーと反りが合わないというのが主な原因でした。
3連続となると自分自身のコミュニケーション能力にもやや原因がありそうですが、
人を動かすのが得意な人が非常に少ないこの業界ではまあ妥当なのかもしれないとも思います。
それまでは、言ってしまえばモチベの問題も「現場のせい」で片付けられていました。
だから、解決しようとしたら現場を変えるというのが具体的な解決策になるし、
事実それで転職活動をしていまに至るわけです。


しかし4つ目の現場、
つまり現在参画しているところはどうも人間性に問題のある人は見当たらない。
しかし相変わらずモチベは低いので、やっぱりこれは自分が原因なのではないか。
ということで、その原因を客観的に確かめたいと思ったのがきっかけです。


全部で180分くらい話しましたが、前半は主に心理分析的なことに費やしました。
そこで得られた結論としては、
モチベが上がらないと悩んでいるその正体はある種の劣等感なのではないかと。
これは、上京以降でもっとも充実していた2021年のプロジェクトと比較して至った結論です。


2021年の現場は、言うなれば非IT企業だったので
自分が周囲にDX的なことを提案したり教えたりすることで社内の地位を確立していました。
どうやらそういうすぐに代替の人間を用意できないような立場になるとモチベがぐんと上がるのは、
仕事に限らず自分の人生経験全体の傾向からも言えることです。
新潟時代の社会経験はリーダーだったからこそ5年も続いたと言えるし、
趣味においても、幼少期から周囲に年下が多かったこともあって
誰かの作ったルールに従うよりもみんなを代表して何かを主催したり、
そのために労力を使うことが多かったように思います。
その点で言えば、新潟時代と2021年の現場以外のポジションは基本的に指示待ち人間でしかなく、
しかもいまの現場は自分に指示を出す人間がみんな年下なので、
それがちょっと屈辱的なのかもしれません。


さらに、いまの現場はいわゆる開発業務ではないのでこれまでのノウハウはほぼ通用しない。
まったく別の世界でイチから知見を積み重ねていかなければならず、
そういう意味でもすでに実践レベルの既存メンバーとの差を感じます。
アドバイザーは、まず周囲と比べて自分が下っ端に過ぎないというポジションへの不満と、
スキル差があることへの劣等感がモチベ低下につながっているのではないかと指摘しました。
そしてそれに対する具体案としては大きく分けて頑張る方向と頑張らない方向があると。
前者は簡単で、「スキル不足が劣等感になるならその差を努力で埋めるべき」という考え。
これはありきたりな正論ですが、そもそもモチベが無いと努力もできそうにありません。
後者は「現場はそういうものと割り切って、プライベート面での活動の方に注力する」という考え。
自分の場合はプライベート活動にもweb制作が含まれていて、
この業界ではそれもそれで立派な実績として通用します。だからこそ自分も上京できたわけで。
モチベが上がらないことを悩んでいた自分に、「そもそもモチベ上げる必要ないかもよ?」
という視点を与えてくれただけで、やっぱり他人に相談することには価値があると感じました。


また、第3の提案としては「資格を取得することでスキル差由来の劣等感は意外と無くなる」
というもの。スキル差はあくまでも抽象的な概念にすぎませんが、資格はいわばスキルの見える化。
資格を取得するとそれ自体が自信になるし、アサイン時の面談も明確に有利になる(ことがある)。
これは、一部のお客さんには資格を重視する人がいるという意味です。
思えば2020年から再三基本情報の取得を考えて何冊か本も買い、
一時期は実際に受験するつもりで参考書を1周したこともある自分ですが、
結局なんやかんやで受験には至りませんでした。やはり動機が弱かったのだと思います。
会社の資格推奨一時金とかも高が知れているし……。
ただ、これについてはこの後のキャリアプランの話を受けて今度こそ受けるべきとも思っています。


次に、そもそも開発業務ではないいまの現場に長期でいたらITエンジニアとしてヤバいのでは?
という話題にシフトしました。
これはちょうど、2020年に研修終了と同時にコロナ禍がはじまったとき、
当時の所属会社の営業チームでは未経験可の現場を見つけることができなかったので、
仕方なく全然関係ないデータ処理の現場に行ったときと同じような状況です。
しかもあちらは短期契約だったのでなんやかんやで3ヶ月ほどで脱出できましたが、
こちらは数ヶ月かけてチュートリアルをやっているような大プロジェクトなので離脱も難しい。
しかし、だからといってここに留まっていたらその間にも年齢はどんどん上がってしまう。
ただでさえ30代転職からの中途採用で新卒と比べてめちゃくちゃ頑張らないといけない立場なのに、
こんなことをしている余裕はあるのだろうかと。
これについては、
さきほどと同じ「プライベートで開発実績を積めればOK」と言うのがアドバイザーの答えでしたが、
前半を終えてからいろいろ考えていくうちに、
「それなら非営利の趣味でやるより副業としてやった方が収入増にもなって一石二鳥なのでは?」
と言う発想に行き着き、それを相談してみました。
しかし、副業については本業の所属会社が労働時間を把握することが難しいので、
公には許可していないかもしれないというなんとも不明瞭な回答でした。


キャリアプランについては、この業界ではそもそも生涯開発を続けるのか、
それともより上の立場である上流工程に携わることを目指すのかという選択肢があります。
これはなるべく早期にどちらを目指すか決めなければなりません。
これまでの相談内容を整理した上で考えると、これは後者を目指すのが妥当のような気がします。
特に自分は生来、誰かに必要とされるポジションであればこそ頑張れる性分であるという事実。
実際に2021年の現場などそれのおかげで仕事に対する意識を前向きに保てていた実績があり、
それが将来も揺るがないのであれば……
いままでは「非IT企業へのDX提案をしたい」という程度にしか将来を考えてこなかったけど、
そういうニッチ(?)なところよりは上流工程への参画を目指す方が合理的かも?
「上流工程は、お客様の要望を聞いて実際に実現できるかどうか等について提案などを行い、
それをプロジェクトに反映させていく業務」と聞いてそう直感しました。


ただ、じゃあ具体的にどうやって上流に入っていけばいいのかわからないし、
そのためのスキルの高め方もわからない。そこで資格の話に戻ります。
世の中にはプロジェクトマネージャー試験という資格があるそうで、
これに合格できれば現在思い描いているキャリアプランの強力な武器になる。
ただこれはIPAが策定する情報系国家資格の中でも最上位(Lv.4)に位置する難関資格のようです。
なので、そこを目指すならまずは基本情報(Lv.2)、次に応用情報(Lv.3)とステップアップし、
40歳前後までに最上位を取るのが目標ということになるでしょうか。


いわゆる上流工程が本当に自分のやりたいことなのかは分かりません。
高度なコミュニケーション能力が必要なイメージも強く、その意味で適任でない可能性はあります。
ただ、いままでの人生経験をざっと振り返ってみると挑戦してみる価値はあるように思います。
なんなら開発よりもそっちの方が適性がある可能性だってゼロではありません。
去年までは「40歳までにセミFIREするためにフリーランスとしての実績を積む」
というのが30代後半のざっくりした目標でしたが、
プロジェクトマネージメントができるようになるという具体的な目標も加えた上で、
どういうポジションが自分にとって適任なのかはこれから見極めていくことになるんじゃないかと。
できればこれを30歳の段階でやっておきたかったので、
ライフプランと同じく後手に回っている感は否めませんが、まあ悩み続けているよりはマシでしょう。


そういったキャリアプランのとっかかりとして、あるいは近々のモチベを上げる目的として、
改めて3年越しに基本情報を勉強するのはアリといえばアリだと思っています。
有効的な金策として期待していた副業が出来ないとなればなおさら。