Chrononglyph

#7385

追加投資と資金調達率

今日の出来事暗号資産

去年秋で一度は引退しようと決めた仮想通貨先物取引ですが、
最近また、過去の教訓から複数のセーフティゾーンを敷いて10万円以下の範囲内で遊んでいます。
過去の自分はこれは「投資」や「副業」と言い張っていましたが、いまでは単なるギャンブルです。
競馬パチスロに手を出さない代わりに24時間365日できるギャンブル。
特に最近はビットコイン1000万円突破をはじめとして仮想通貨界隈が明るく、
やはり自分が手を出した2021〜2022年は冬の時代だったと言わんばかりの勢いです。
特にビットコインは比較的勝ちやすい相場なのではないでしょうか。


ここで改めて、過去の自分の戦略のどこが間違っていてこれから何をすべきなのか、
について整理しておきたいと思います。
これまでの戦略については各シーズンで取引戦略を書き残しています
#07223 / 2023年09月26日#07109 / 2023年06月04日#07064 / 2023年04月20日)。
ざっくり言えば、2022年までは取引戦略はまだ確立しておらず、
2023年春は主にショート目線でのテクニカル分析、夏は途中利確による黒字ラインの調整、
秋以降は未決済建玉に着目した取引を重視していたという印象です。このうち春が一番勝っています。


過去の教訓で共通しているのは、ローリスクであるほど利益は出やすくなるということです。
要は身の丈に合った取引をしろということですね。
一般に証拠金率は400%以上を維持できればセーフティとされていますが、
実際には日足などロングレンジの波を見て「ここまではさすがに来ないだろう」という値を把握するべき。
そして、セーフティを優先すると当然口座残高に対する証拠金の割合はかなり減ります。
これはポジショニングする銘柄にもよりますが、まあ1〜3割がせいぜいでしょう。
昔の自分のようにほぼ全賭けしていたのは愚の骨頂です。
あれは「仮想通貨取引はギャンブルではない」という意識の高さが招いた失敗だと思っています。
こんな短期でお金が増えたり減ったりするものがギャンブルでないわけがありません。


あと解決しないといけない課題が、「コツコツ勝ってドカンと負ける」という負け方をいかに避けるか。
これは損切りできない一方、勝ち確では妥協点を早め早めに置くのが主な要因だと思うのですが、
この際早めに利確することはそれ自体はプラスなので良しとして、
1回読みが外れるとどこどこまでもマイナスになってしまうという状況をどう改善するかです。
これについては最近のビットコイン取引で気づいた点が2つあるので書き残しておきます。


ひとつは、ポジションを開けてから利確するまでの間にも買いや売りは行った方が良いということ。
取引経験者が読んだら「むしろしてなかったの!?」と驚かれるかもしれません。
はい、本当に愚かだったと反省しています。
まあ草コインだとハイリスクすぎてやりたくてもできないという事情もあるのですが……。
だからこそ負け続けていたんじゃないかと、最近やっとその愚かさに気づきました。


これは、例えば最初に少量の買いから入って高騰したら部分的に売り、
その後下落したら部分的に買うということを利確前に何度も繰り返すということです。
「下落したら部分的に買う」だけだとただのナンピンですが、
思惑通りに高騰したら都度一部利確するというのがポイントだと思っています。
これによって同額の範囲で1回ポジションを開けるだけよりも利益をより増やすことができるわけです。
もちろん途中の買いや売りで判断を誤ると利益が減る可能性はあるし、
負けにくくなる分、勝ったときの純益がポジション開けたまま放置よりも確実に少なくなります。
先物取引をローリスクローリターンに寄せる戦略ということですね。


これの重要なポイントは、負けトレンドに突入してしまったとしても足掻けるので、
「破滅か爆益か」みたいな究極の二択を避けられるというメリットがあります。
大前提として追加投資しても精算リスクが少ないことが求められるため、
金額としては〔従来の投資金額=初期投資+追加投資〕のようになります。
最初のポジションインではかなり少額で臨むことになり、反転することもよくあると思います。
これによってダマシにも対応できるので初期全振りよりはよっぽど戦略的なのかなと。
あと、オープン時のみ売買する従来の手法と違ってより頻繁に市場分析を行うことになるため、
トレーダーとしての実践経験も積みやすいのかなと思います。
ただし、当然ですが追加投資には限界があり、限界を迎えると静観するしかなくなります。
これは自分も長らく誤解していましたが、
負けているときの一部利確は資産そのものが減るため、強制精算ラインを遠ざけるわけではありません。
なので「証拠金を増やしすぎて危険だから撤退しよう」というのは簡単にはできないわけです。
この場合、できることは他所から資金を引っ張ってくるしかない。


もうひとつは「資金調達率」をよくチェックすることです。
資金調達率は先物と現物の差異を解消するために定められているシステムで、
8時間ごとに有利ポジション側が不利ポジション側に一定の手数料を支払うというものです。
これって意外とバカにできないんですよね。
マイナスの建玉を持ち続けていると、1日100ドルとか増えていることもよくある。
資金調達率目当てで逆張りポジションを持ち続ける、という戦略も無いとは言い切れません。
逆に、勝ち続けている相場ではあまり長く持ち続けているとそれだけでコストがかかってきます。


もちろんこれだけで未決済建玉のマイナスを取り返せるわけではないし、
資金調達率で利益が出たからといって利確時に大幅マイナスになっては意味がありません。
なので、これはマイナスだがいずれは悪くともプラマイゼロには戻ってくる、という確信がなければならない。
それくらい長い目で握り続けるには当然それなりの資金力が必要になってきます。
ただ、資金調達の積み重ねで利確前の純益がそれなりにある場合、心理的に損切りはしやすいと思います。
まあ、たいていは読みが外れて塩漬けするようなケースでは
資金調達の純益など雀の涙にしかならないくらい大きな赤字を背負っていることが多いですが……。
「資金調達で利益が出るから負けていてもいいや」はNGというわけですね。


この「トレード機会の分散」「資金調達率の意識」の2点は次回以降の取引に活かしたいところです。
なんだかんだで自分はもう長期で仮想通貨をやる運命なんでしょうかねえ。
それなりにやっているにしてはなかなか爆益を得る機会が少ない気がしますが。
最初のあれが最初で最後だったなんてやめてくれよ……。



同じタグを含む記事(暗号資産
#8111投機的なリスクオフ資産』(2026/03/01
暗号資産世界情勢今日の出来事
#8099ゴールド現物の行方』(2026/02/17
暗号資産今日の出来事
#8084趣味としての株取引』(2026/02/02
暗号資産今日の出来事
#8081投機商品としての貴金属』(2026/01/30
暗号資産今日の出来事
#8071市場を読むための指標』(2026/01/20
暗号資産今日の出来事
#8065ミームコイン便乗騒動』(2026/01/14
暗号資産今日の出来事
#8010仮想通貨取引反省まとめ 2025年秋期』(2025/11/20
暗号資産今日の出来事
#8008理不尽なロスカット』(2025/11/18
暗号資産今日の出来事
#8004便乗の罠』(2025/11/14
暗号資産今日の出来事
#7996三倍到達』(2025/11/06
暗号資産今日の出来事
前後の記事