Chrononglyph

暗号資産

#7646

塩漬け戦略と機会損失

今日の出来事暗号資産

先週、利確タイミングを誤ったことで数日の塩漬けとなってしまった反省を書きましたが(#07639 / 2024年11月15日)、
今度はエントリータイミングを誤ってさらに深い塩漬けになってしまいました。
うーん、やはり先物取引は難しい。ルールを徹底できない心の弱さを狙われやすいというか……。
ルールを徹底できない取引環境のせいとも言えますが。


今回はビットコインが95,000ドル台をフラフラしており、
そろそろ調整局面かと思うものの確信が持てないのでとりあえず少額でショートインしてみたんですね。
そうしたら市場は思惑の真逆を突き進み、一時99,000ドル台へ。
「いよいよ10万ドル達成か!」と仮想通貨界隈が盛り上がっている中、
めちゃくちゃ空気の読めないショートを打ってしまった自分は冷え切っていました。
少額だからといって軽率にポジションインしてはいけないのはまあそうなのですが、
様子見ポジションインが絶対ダメと言い切れるわけでもなく、この辺は難しいところではあると思います。
それよりも、今回は明らかに上昇相場と分かりきっていたのに軽率に逆張りしようとしたことの方がダメですね。
思い返せばこういう逆張りで煮湯を飲まされきた経験はかなり多いような気がする。
今回は結果的には調整局面だったので、少し待ってからショートが正解でした。
中途半端なシグナル点灯では我慢してポジションを開かない覚悟も必要なんだろうか……。


あと、今回は前回と違って明らかに損切りが必要な場面だったというのも大いに反省すべきところです。
この損切りは何を根拠に判断すればいいのかが非常に難しいところで、
単純に損切りラインを近づければ2022年夏のように負けまくる危険性があるし、
かといって「負けても塩漬けでいいや」では2024年春のように予期せぬ事態に巻き込まれて大損する可能性がある。
どちらも正解であり不正解でもあるため、やはり臨機応変に考えていく必要があろうかと思われます。


ここでひとつの指針として、
「塩漬けを1日するごとに安定して得られる程度の利益を事実上損失確定している」
という考え方はアリなのかなと思いました。
塩漬け中は当然新規の取引はストップするため、利益をまったく得られなくなります。
1日50ドル目標なら、1週間塩漬けすれば350ドル分もの機会損失をしている。
もちろんこれは皮算用を前提としている甘い計算であることは承知していますが、
わかっていてもなかなかできない早期の損切りを後押しする考え方としては有用なのではないかと思っています。
1週間以上塩漬けするよりは、150ドル損してでも早く取引を再開した方が利益を増やせる可能性がある。
というより損切りさえできればそれ以上損することは無いわけです。
とはいうものの、損失が減る方向に傾けばそのまま逆転して利食いできる可能性も出てくるので、
この辺は本当に難しいところです。まだまだ全然取引スキルが足りていない。


あと今回の件を乗り切ったら、ワンウェイをやめてヘッジモードを解禁しようと思っています。
ヘッジモードとは、簡単に言えば両建てができるようになるというもの。
両建てできるようになれば、今回のように少額の塩漬けが発生しても並行して逆ポジションを持てるようになります。
当然、ポジションの合計が許容範囲を超えないように注意する必要はありますが、
機会損失を避けられるという点では有効なのかなと。
まあ先述の損切りを後押しする考えがさっそく棄却されることになるわけですが……。


両建てができないワンウェイモードでも、高騰が分かりきっているならロングを打てば損得を相殺できます。
こちらの方がやっていることはシンプルなのですが、
相殺を目指してロングしたら実はやっぱり下落相場でさらに傷口が広がった……
みたいな事態になるのが怖すぎるのでポジション相殺は心理的にはあまり使いたくないところがあります。


ヘッジモードを解禁したら、その上でポジション分割は積極的に使っていきたいですね。
つまり、部分的にクローズしたり追加でポジションを開いたりして流動的に対応していくということ。
現状は損失を出したら基本的にナンピンするか逆転するまで祈るゲームになってしまっていて、
これではいつ破綻してもおかしくありません。
部分的であれば心理的に損切りもかなりしやすくなると思うので、これは次回確実に活用したいところ。


#7644

ステーキングの勘違い

今日の出来事暗号資産

2日連続で仮想通貨の話になります。


自分がこの界隈に本格参入するのとほぼ同時に興味を持ったアルトコイン、「Internet Computer Protocol」。
そのふざけたネーミングの裏にある壮大な野望と懐の広さに驚き、
一時期これでdApp(Web3.0のアプリ)を作ろうと画策するなど金儲けとは別の文脈で活動していました。
しかしその直後にピクチャレ大会移転プロジェクトが始動したので結局うやむやに。
また仮想通貨を知った当時は有望銘柄の現物を長期ホールドすることで利益を得ようとしていたため、
必然的に「推せる」プロジェクトを探すことに大きな意味があったわけですが、
2022年に先物取引に手を出してしまってからはそんなピュア・ハートは消え失せてしまいました。
そのため、ICPも最近の動向はまるで追っていません。


最近久々に仮想通貨界隈に戻ってきたのでこちらもにわかに興味が戻ってきたのですが、
ここで自分は盛大な勘違いをしていることに気づきました。


仮想通貨には、ホールドすることによって利益を増やす「ステーキング」という仕組みがあります。
それは乱暴に言えば銀行の利子のようなものですが、利子の受け取り条件もさまざま。
たとえば元祖仮想通貨のビットコインは膨大な演算と引き換えにビットコインがもらえます。
この場合はステーキングではなく「マイニング」と呼ばれていますね。
イーサリアムなどはホールドすることが新規発行した通貨を受け取る権利につながってくるため、
こうした仮想通貨ではただ持っているだけで増やすことができます。
ICPも基本的には後者の部類なのですが、大変ややこしいシステムなんですよね。
ICPはステーキングシステムに預け入れ、預け入れた資産は最大8年間ロックすることができます。
その上でロックした資産に対し「Dessolve(融解)」もまた年数を選択して実行することができます。
融解すると設定したロック期間が減っていって、ゼロになったらアンロックされるという仕組み。
利子が発生するのはこの融解中のみであって、ただロックしているだけでは何も起こりません。
以前の自分はこの辺を勘違いしていたみたいで、
1年半前に少額預け入れた資産がただ何もせずにロックされていたことに先日気づきました。


この「ただロックしているだけ」の状態は利子は増えませんがもちろん意味はあります。
その資産は、そのままICPのプロジェクトに投票する権利(Vote Power)になるんですね。
そして重要なのは、投票することによって少額のリワードがもらえるということ。
つまりICPのニューロンシステムは資産をロックする代わりに投票権を得て、
投票して初めて見返りがあるということです。ただ預け入れるだけではダメなんですね。
投票が面倒という人のために指定したユーザーに委譲することもできます。


試しに何もしていなかった少額資産で財団に投票権を委譲して様子をみてみたところ、
24回の投票が自動実行されウォレットに0.0018614 ICP貯まっていました。日本円にして2.57円!!!
とはいえ、そもそも預け入れている資産が5 ICP(≒6,930円)にしか満たないのでショボくて当たり前です。
投票はかなり高頻度で開催されており、日割りでも2.57円の3分の1はもらえそう。
その仮定で利率を計算すると年利は4.48%。このままずっと放置すれば1年後には310円増えています。
年利4.5%は銀行の普通預金からしてみれば信じられないくらい高いですが、
仮想通貨の世界では、比較的安定しているステーブルコインが
普通にそれ以上の利率でステーキングサービスを展開しているのであんまり魅力的ではないですね。


ちなみに「1年預けても手数料分すら回収できない」と以前ボヤいたMina Protocolですが、
ちゃんと計算したら実質年利は9.55%でした。ICPより全然うまい……。
ただ、送金時に一律1 MINA取られるのであまりにも少額だと送金手数料が相対的に大きすぎるようです。
MINAはアルトコインの長期ステーキングとしてはなんだかんだでアリなのかもしれない。
ICPに関しては、利率だけを考えるとこういう独自のステーキングサービスはあまり割りに合わなさそうです。
とはいえプロジェクトそのものに興味があるならこの投票システムは面白そうではある。


結局どのアルトコインにしろ積み立てたいなら素直に仮想通貨市場のステーキングサービスが無難そうですが、
それはそれとしてICPの世界は引き続き注視したいと思っています。
いまは1 ICP≒9ドルですが、かつて1 ICP=1,000ドル以上になったことがあり、
もしその域まで復活すれば650 ICP持っているだけで億り人達成できます。
そう考えるとやっぱり仮想通貨の現物ホールドもこれはこれで夢のある分野ではあるんだよなぁ……。


#7643

ハードウェアウォレットの付加価値

今日の出来事暗号資産

このブログで定期的に話題にするハードウェアウォレットの話。
前回はいつだったっけと調べてみたら(#07276 / 2023年11月18日)とほぼ1年前で運命を感じました。
ハードウェアウォレットとはなんぞやという話についてはその記事に譲りますが、
簡単に言えば仮想通貨の世界における財布はオンラインで繋がっている限りハッキング被害のリスクがあるため、
それをオフラインで保存するための物理的な鍵のようなアイテムです。


とはいえ、そんなものがあるならオンライン保管は論外なのかというとそんなこともありません。
むしろハードウェアウォレットは故障やらバッテリーやらセキュリティとは別のリスクがあり、
「秘密鍵を紙に書いて保存する」という原始的な方法以外はさほど支持されていない印象です。
国内ではお金儲け目的以外で仮想通貨に興味がある人自体がまだ少ないと思いますが、
ハードウェアウォレットなんかに興味がある人はさらにマイナーなのではないでしょうか。
自分がそれでも定期的に物欲の矛先にしてしまうのは利便性というより、単に嗜好の問題かと。


以前、「Ledger Nano X」を買ったときはFIDOキーとしても使えるという付加価値があったからでした。
しかしその後パスキーが主流になってその方がはるかに便利だったことと、
そもそもバッテリーが全然持たない&USB-Cケーブル必須という利便性の悪さを前に活用を諦め、
貴重品ポーチの隅で長らく放置されてしまっています。
本来の使い途である現物トークンの長期保存としては依然として価値を感じているものの、
まだ現物を長期保存する必要性が生じるほど仮想通貨資産を持っていないという……。
あと、ホットウォレット(=オンライン上の財布)はステーキングで勝手に中身が増えていく魅力もあり、
ハードウェアウォレットはそれができないデメリットが地味に痛いですね。


とはいえ、Ledger Nanoの上位モデルである「Ledger Stax/Flex」については別の可能性を感じています。
これらはE-Inkといういわゆる「電子の紙」の液晶パネルを持った小型端末で、
超小型スマホかそれ以上に小さいボディがかわいらしいガジェットです。
タッチパネルを持ち操作性が良いことに加え、電池持ちの良いE-InkでNFTを含む待受画面を設定できるのが特徴。
ずっと前から気になってはいるものの、4万円以上するので基本的にはコスパが悪すぎて手が出ない代物です。
しかし、もしこれにある付加価値が備わったら買ってしまってもいいかもしれない、と思っています。
それはメモ機能。つまりLedger Stax/Flexに任意のテキストを保存したい。


これがセキュリティ的にどうなのかについては詳しく検証してみないとなんとも言えませんが、
パスワード管理アプリのリカバリーシードなど、
いわゆる「主なパスワードとは別にオフライン管理したいパスワード」というものはいくつかあり、
それなりにニーズがあるのは確か。しかもディスプレイが備わっているなら結構実現可能性はある気がする。
Ledgerシリーズは任意のミニアプリをインストールできる機能があり、
仮想通貨ウォレット以外にも先述のFIDO2など便利アプリもごく少数ながら存在しています。
そこにメモ機能が加わるだけで断然欲しくなりそう。


いまのところメモ機能は実装される予定も無さそうで、
持っている資産の量的にもハードウェアウォレットを買う理由は見いだせそうにありません。
が、これだけ物欲のアンテナに引っかかるところを見るといつかはまた買ってしまいそうな予感がします。


#7639

お小遣い感覚の取引

今日の出来事暗号資産

トランプ旋風による市場フィーバーに便乗した取引、とりあえず累計純益5万円を達成しました。
原資も5万円なので、5万円抜けばここから先は負けても痛くないボーナスゾーンに突入です。
前シーズンと比べても負け数は少なくさらに好調ですが、
直近の取引がちょっと危なかったのでそこで得た反省点を改めて明文化しておくことにします。


まず、いまの取引スタイルとしては15分足ビットコイン先物市場を主戦場とし、
EMA、OI、MACD辺りを主軸にしたいくつかのトレンド指標を足がかりに順張りでポジションを張り、
1回の取引で証拠金200ドルの25〜50%ほどを利食いすることを目標としています。
レバレッジ設定は純益50%=1000ドル幅を目安に随時調整しており、
これはビットコイン価格が上がれば上がるほど倍率も上がっていくことになります。
基本的には「1日1回50ドル」をコツコツ積み上げていくという方針です。
これも意外とバカにできなくて、平日全部達成できれば毎月の利益は約17万円になります。


このポリシーでいまのところ1回だけ4,000円ほどの損失を出しましたが他はすべて勝っています。
しかし直近の取引は、最終的に利益は出たものの2日ほどいわゆる「塩漬け」状態に陥ってしまいました。
その日は日中帯をずっとヨコヨコで推移していたところを夕方になって突然上振れたので、
買いトレンドに転換したと見て91,000ドルでロングポジションを張ったんですね。
そしてその後予想よりは勢いが足りないもののとりあえず500ドル近くの値幅は取れていたので、
「これは大きな高騰トレンドにうまく乗れたかも」と期待していました。
その後、定例のゲーム会があったので5時間ほど放置。
5時間ぶりにチャートを見てみると……なんと予想外の大暴落!!
以降、91,000ドル台に回復するまでは死んだ目でチャートを見ていました。回復して本当に良かったです。


今回の暴落は、ビットコインのアウトフローから察するにおそらく実需の利確売りだろうと見ています。
つまり、先物市場とは関係のないビットコイン現物市場による影響。
大量のビットコイン現物を持っていたクジラが手放したので市場が一時的に下振れたということですね。
これは先物市場のチャートだけ見ていても予想できるはずがなく、
改めてテクニカルに頼ることの危うさを実感しました。
現物の動向を探るツールもいろいろありますが、あまりにも情報が多く的確な判断は難しいです。
最近だととりあえずETFの動向をチェックするくらいはした方がいいのかも……。
いままでもチャートガン無視の乱高下に振り回されることは多々ありましたが、
それも結局ファンダメンタルズや株式など他の金融市場との絡み込み込みで実需の影響ということなのでしょう。
先物市場「のみ」を見て取引するというのはかなり視野が狭いやり方と言わざるを得ない。


とはいえ現物市場の分析は自分のスキルではまだ難しいので、
とりあえず次に活かせる反省としては以下の3点が考えられます。


  • トレンドラインを割るなど不穏な現象が起きたら利益に関わらずいったん利確する
  • イベントなど長時間チャートを見れない場合は直前にポジションを開かない
  • 自分の取引スタイルは超短期にのみ有効であることを心得る

最近は結構エグジットタイミングで判断を誤っていると感じることが多く、
これが特に今後意識したい課題になるかなと思っています。
エントリータイミングはそこまで的外れなところで打っていないと思っているのですが、
利確時は結構後悔することが多い。
今回の場合は、想定したトレンドラインは割っており予想よりも勢いが無かったので、
その時点でいったん退避して様子を見るべきだったのでしょう。
あとはそもそもゲーム会で何時間もチャートを見れないのにポジションを開くのは自殺行為です。
過去の経験則から就寝前利確は絶対というルールがある以上、これもダメなのは当然。


ただ就寝やイベントの直前に利益が出ておりトレンドが継続しているようなケースなど、
自己都合で利確することで明らかに機会損失になってしまうようなこともあります。
その場合はいつの間にか取引アプリにも実装されていたトレーリングストップ機能を使うのが無難かなと。
トレーリングストップとは、最高値から指定割合を引いた値になったら自動で利確するという機能です。
トレンドに乗って利益がどんどん膨らんでいったあと、
転換が起きて値が下がり始めたところで自動利確してくれるわけですね。
寝る前に勝っているときなどはむしろこういう設定は必須と言えるでしょう。


基本的には自分がやっている取引というのは「ちょっとしたお小遣い稼ぎ感覚」の範疇であり、
1日のうちここぞというところでほんの少し利食いをすればOKというスタイルです。
超短期決戦なので、「ここで思い通りにならなくても次の波で挽回できる」という考えは通用しないわけですね。
それを許してしまうと結局塩漬けも許容せざるをえず、ただただリスクが大きくなるだけ。
短期決戦さえ徹底できれば基本的にメチャクチャな大損は滅多にないはずで、
この辺の心構えはもっと意識したいところではあります。


このコツコツスタイルが安定するなら、可能ならトランプ旋風関係なく中長期でやっていきたい気持ちはあります。
前回は2ヶ月で撤退してその後長いオフ期間が続きましたが、
年間通して安定的にできればチリツモでそれなりの金額になるでしょうしね。
前回かろうじて達成できなかった100万円(=約6,451ドル)
をこのペースで達成するためには全勝しても130営業日という途方もない時間がかかりますが、
リスクオフを徹底して習慣化できればわりと現実的に行けそうな気はします。


#7633

大統領選挙と仮想通貨

今日の出来事暗号資産

アメリカ大統領選、どうやらトランプが二度目の当選確実とのことで仮想通貨界隈がフィーバーしています。
この強気相場はETF承認で湧き上がった今春以来のこと。
若干出遅れましたがしっかりと利食いしていきたいところですね。
とはいえ、もう絶対に大損したくないのでレートはかなりしょぼいです。
取引口座に入れた原資はわずか5万円で、いまのところ先物取引の利益が4回で20,000円。目標はとりあえず5万円。
この低レートだと勝っても数千円なのであんまり嬉しくありません。
むしろ「もったいない」という感覚の方が強い。
春のときは原資4倍の20万円で月に数十万円稼いでいたわけですが、4倍でこんなに変わるのだろうか?
春時点の自分は相当無理をしていたのではないかと思い、取引履歴を集計してみました。


データによると02月28日からイラン攻撃直前の04月10日までに稼いだ総額は約4200ドル(63万円)。
もともとの原資は10万円ほどでしたがWorldcoinの利確分10万円も使ったのでピーク時残高は約83万円と、
あと少しで100万円の大目標に到達するというところでした。
取引回数は18回でそのうち損切りは4回です。意外と……というかかなり勝率良いですね。
取引内容はピンキリなのでそれぞれの値を中央値で見ると、
証拠金額は約426ドル、価格差は約957ドル、純益は214ドル、利益率は30%となっています。
原資が20万円で当時の為替レートを約160円とすると、30%近くを毎回証拠金にぶち込んでいた計算になりますか。
この辺の取引ポリシーはあまり変わってなさそう。


ただ内訳をよく見ると18回のうち前半の8回と後半の10回で露骨に利食いの規模が変わっていて、
純益4200ドルのうち3800ドルは後半10回で稼いでいます。つまり、最初の8回は400ドルしか得ていないということ。
原資1200ドルに対して400ドルなので「原資抜きしたから調子に乗った」というような状況でもなさそう。
日足チャートを見てみるとETFフィーバーは01月23日を大底として03月14日で最高値を記録、
その後はずっとレンジ広めのヨコヨコ展開が続いています。自分はこのときも出遅れていたということになり、
なんなら強気相場でもなんでもない市場でこそ大きな勝負していたということになります。


それを踏まえて改めてデータを前後半に分けて見てみると、証拠金額は前半124ドル→後半682ドルと大きな差があり、
また利益率も13%→41%と、前半は弱気かつおそらく短期取引を徹底していたのに対して
後半は数日握ってそうな気配があります。純益に至っては21ドル→254ドルと10倍以上になっています。
ポジションを開いたまま(何もせずに)寝るのはめちゃくちゃリスキーということは言うまでもありません。
過去もそれで何度も火傷しているし、このときも結局このあとイラン危機で火傷します。
唯一、利確時の値幅の中央値のみ、前半も後半も1000ドルで変わらず一貫しています。
これは「ビットコインは1000ドルずつの変化を心理的節目とする」というポリシーがあるからです。


これらのことから、当時も最初はおそるおそる小金で勝負していたんだなということが伺えます。
おもしろいのは前半はETFフィーバーでロングを打てば打つだけ勝てるボーナスステージだったのに対し、
後半はなんでもない普通の市場ということですね。
素人目でも後半の方が難しそうなチャートなのに、利益はこちらの方が9倍以上も多いという……。
しかも損切りの4回は簡単なはずの前半に集中していて、後半はなんと無敗です。
「たとえ負け戦でも塩漬けしていればいずれ蘇生する」みたいなことを言って絶好調でした。
そりゃあ負けにくいだろうけど、万が一蘇生できなかったら文字通りに(資産が)ロストするんだよなぁ……。


ともあれ、春のときの取引も前半はいまと似たような状況だったみたいです。
なんなら最初の4回と比べると今回の方が成績は良い。
春時点で作った反省まとめ(#07442 / 2024年05月02日)を読み返しつつ今期もちょっと頑張ってみましょうかね。
ちなみにこれは反省に書かなかったことですが、取引記録をちゃんと付けることは大事そうなので
それをスマートにやる方法については模索したいところ。
今回このデータ探索で試しにチャートと照らし合わせながら見てみたら、結構トンチンカンな取引をしているので……。
そういう結果を可視化して振り返れるだけでもかなり違ってくるんじゃないかなと。


いま、ピクミン関係がダンドリ検定落選で打ちのめされて完全にほぼ活動停止みたいになっていて、
その穴を埋めるものとして仮想通貨はどうしても魅力的に映るんですよね。
こう考えるとやはりweb制作・ゲーム系の文化から身を引いたら次はこっちの世界に身を投じることになりそう。


#7613

仮想通貨のその後

今日の出来事暗号資産

2021年当時はその奥深さから今後のメインの趣味になるとすら思っていた仮想通貨界隈。
アルトコインの現物取引に始まり、DApp(Web3 App)の開発や関連コミュニティへの参加、
エアドロップ、ステーキング、デリバティブ取引、ブロックチェーンゲームとさまざまな周辺文化を渡り歩いてきました。
その勢いは上京以降、いや社会人以降新たに出会った文化の中でも突出しており、
「ついにゲームに取って代わる趣味ができた」とさえ思っていた時期もありました。
今年は年間40万円ほどの黒字ですが、イラン問題以降はほぼ触っておらずかなりの低空飛行のまま終わりそうです。


自分はアルト銘柄のうちICP(Internet Computer Protocol)が最推しなのですが、
これ関連のモチベは去年夏にシンポジウムに参加したのをピークに衰退してしまっており、
所属していたコミュニティも最近久々にアカウントをのぞいてみましたがもう稼働していないようです。
一時はかなりのポテンシャルを感じていただけに残念。
当然、2022年初頭ごろにチャレンジしていたDApp開発も芽が出ないまま宙吊りになっています。
これはもう事実上ピクチャレ大会が取って代わったと言ってもいいので再開することはないでしょう。
ただ、それはそれとしてICPについてはもう少し値が下がったら現物を買い足してもいいかなとは思っています。


ステーキングについては、MINA(Mina Protocol)に可能性を感じていたことがあり、
公式ウォレットアプリでいまもステーキングを続けています。
もともと捨て銭のつもりだったのでいいのですが、実績としてはドル建で当初比半減しています。
いや、それどころか半年以上預けているのにトークンベースでまだトランザクション手数料すら回収できていない。
MINAは自サーバーでもマイニングできるところに特徴があるトークンなのですが、
このステーキングはサーバーを用意してもらってごく少額でマイニングを委託するようなもので、
まあ完全に放置しているだけなので利率が悪いのは仕方ないですね。
公称APR(年換算利回り)はもっと高かったはずなんですけどね……。
MINAについては長期投資はちょっと難しそうな雰囲気はあります。
同じようにブロックチェーンゲームも今春に『エルフの森』を日課にしていた時期がありましたが、
実利だけで考えると圧倒的に割に合わないのでよっぽど革新的なタイトルが来ないと厳しい印象。


逆に、OpenAIのWLD(旧World Coin、最近「World」に改称)はエアドロだけで12万円稼がせてもらっており、
2週間に1度の無償エアドロは終わったものの、
いまもAPR10%を公称する利回りで毎月数WLDを貰い続けています。
普通に日本円で4桁は乗るのでdポイントなどのポイ活等と比べるとおいしい部類です。
これもまだポテンシャルは残っているように思うので引き続き注視したいところ。
いま、2ドル近辺まで落ちているのでまた10ドル付近まで上がるなら買いどきではあるけど……。


そして、これらよりも動くケタが1〜2つ多いデリバティブ取引(先物取引)。
これは今春の反省を活かして少額でより安全な取引をするという方向性はすでに定まっています。
最近、久々にちょっとだけやってみようと思い立ち若干の利益を出したところですが……。
改めて、これは心が弱いほどのめり込みやすいんだろうなと。
実生活のタスク進捗がどんなに悪くても、先物取引で勝てさえすれば正しいような気がしてくるんですよね。
もちろん負けることもあるので、そうなったらもう実生活がどんなに充実していようとどん底に落とされます。
実生活が充実していない状況ほど先物取引にすがりやすいという構図があるのは事実でしょう。
これは公営ギャンブルなどにも似たようなことが言えると思います。


また、ハイリスクハイリターンの世界は不可逆な刺激があり、
もしかしたら昨今あらゆることに意欲的になれないのは先物取引に関わったからなのではないか……
と邪推したくもなります。実際、今年前半を振り返るとそういう側面を否定できないところはあるでしょう。
勝てば10万円もらえるゲームを知っているのに、1円にもならないゲームに熱中できるかという話。


まあでも、コンシューマーゲームではもう押しても引いても心が動かないようなら、
こういう娯楽に身を染めてしまうのはもう時間の問題かなと思っています。
先物取引はある意味究極のゲームと言えなくもないし、そこに無視できない魅力があるのは確か。


#7539

日経平均暴落と仮想通貨

今日の出来事暗号資産

一昨日がピークだったのでしょうか、ここ数日株式市場は乱高下を繰り返しており、
日経平均は一時下落幅としては史上最大となる前日比マイナス4,400円を記録して騒然としていました。
160円/ドルにタッチしそうだったドル円相場は急速な円高が進行して一時141円台へ。
なんかもうめちゃくちゃですね。
日本株との関連性はおそらく無いと思いますが、
ビットコインも暴落しており50,000ドルをタッチしそうなところまで落ちていました。


自分は例のイラン情勢悪化で大損して以降ずっと、ビットコインはショートで入れば儲かると思っていました。
もし先月の任意のタイミングでショートで入って放置していればいまごろ50〜100万円の利益が出ていますが……
当然そんな長期でホールドしていたら手数料がかなりの金額になるだろうし、
逆にピンチになったときに精算されないとも限らないわけで、握っている期間を考慮すると現実的ではありません。
たまに「100万円チャンスだったのに!」と誘惑に駆られるときがありますが、
やはりそんなに簡単な話ではないわけです。


基本的なスタンスとしてビットコインはとことん落ちるまで待ち、
週足が上向いてきて勢いを感じられるようになったらロングで入るのが無難だと思っています。
この景気後退の煽りに乗じてショートで儲けようとするのは素人には難しい気がする。
少なくともこの乱高下がある程度落ち着いてからの方がいいでしょうね。


仮想通貨に関してはいろいろ思うところはありますが、
基本的にはお金云々よりも他の活動がある程度充実しているならやらなくていい、という方針です。
なので当面はやる予定がありません。
2022〜2023年の低迷期は全部仮想通貨のせい、と言い切ってしまうのはやや問題がありますが、
やはり仮想通貨取引はお金の魔力に強く引き寄せられるため、他の活動を犠牲にしてしまっていた面は否めません。
仮想通貨に触れていたかどうかとその時期のQOLは明らかに相関があり、
明らかに取引をしていた時期ばかりQOLが顕著に低いです。
あらゆる活動が停滞しても「大儲けさえすれば挽回できる」と思ってしまう節があるからなんでしょうね。
だから、他の活動が面白くない時期は仮想通貨取引をはじめとするギャンブル界隈が魅力に映りがち。
この点は今後も気をつけていきたいところです。
以前も書きましたが、1週間のうち1日だけやって寝る前には全部クローズするというような、
「1日デイトレーダー」方式で短期集中でやるならアリかなと思っています。
逆に言えば日を跨ぐのは絶対ダメ。それで何度煮湯を飲んだことか……。


ちなみにアルトコインに関してはかなり熱が冷めてしまっています。
World Coinのエアドロップも終わってしまったし、
『エルフの森』も効率的にはポイ活にすら劣るので結局やめてしまいました。
まあアルトコインもいずれガツンと暴落すると思うのでその機に気になる銘柄を買い足すのはアリかも。
アルトコインの内部的な文化に触れるモチベーションはいまはあまり無いですね。
去年はアプリを作ろうとしたりセミナーに出席したりいろいろやっていましたが……。


#7446

先物取引で問われる人間性

今日の出来事暗号資産

本日ビットコイン65,000ドル突破。これはこの一週間で一気に8,000ドル近く上がった計算になります。
いまごろ刺されていなかったら最後の虎の子25万円を失うこともなかった上に、
上乗せ15万円くらいの利益が出ていますね……。
今回のロスカの具体的な反省は長々と書いているのでそちらに譲りますが(#07442 / 2024年05月02日)、
負けトレンドも塩漬けで乗り切る今回のコンセプトはロスカラインが遠いことが必須条件だったのに、
絶対上がるからとナンピン買い(やればやるほど利食いラインが近づくが同時にロスカラインも近づく)
をしていた時点で約束された破滅だったのだと改めて思います。
ナンピンはセーフティ取引を成り立たせる条件を破壊しているため禁忌であるということは明白なわけですよ。
こんなのは小学生でも分かる。
……まぁ、ポジションイン直後の自分はIQが3しかなかったんでしょう。
「明らかにトレンド転換ラインを超えているんだから絶対値上がりするはず」の一点張りだった気がする。
予想外の下落に完全に冷静さを欠いて取引ルールの根幹を忘れてしまっていました。
割とロスカラインに近いところで反発しているので、せめて1回分ナンピンを控えていたら破滅しなかったかも。
まあロスカットというのは得てしてこういうものですが。


冷静さを失ったら取引ルールを守れないのであれば、どんなにルールを洗練させても無意味です。
ルールを守れないならいつか破産するのは明らかであり、それに数十万円を賭けるのは馬鹿げている。
これは取引センスとかそれ以前の問題なんですよね……。人としての問題というか。
当然、市場はそこを狙い澄まして資産を奪おうとしてくるわけで、堅実な取引は絶対条件なわけです。
冷静さを失う可能性があるならそもそも先物取引はやるべきではないということです。


こう考えると、いまはスマホでいつでもどこでも取引できる環境にあることが、
冷静でないときにも取引できてしまう要因になっているとも考えられます。
これまでパソコンでの取引は避けていましたが、逆にパソコンでしかできないように制限した方がいいのかも……?
なんなら毎日何時から何時までと限定してしまった方が少なくとも破産はしにくいような気がします。
これを今後どこまで実践できるかは仕事の方向性次第でしょうかね。
次の現場はテレワークではなく出社を希望しているので、
もしそうなればよっぽど緩い現場でないかぎりいままでのような平日取引はできない。
それを逆手に取って休日昼のみ集中的にするというのはアリといえばアリか。
休日は多くの場合そこまで乱高下しない傾向にあるため大きな赤字も避けられるでしょうし。
まあ、その分リスクを負うか相当数取引しないと利益も望めないんですが。


しかし、それでも冷静さを失わない保証はありません。
どうであれ最終的にはメンタルを強くしなければどんなルールも方針も環境も意味が無いということです。
どこまで取引に対して真剣に臨めるかが改めて問われていると思うし、
翻って価格相応に真剣になれないような金銭感覚では破産して当たり前だったとつくづく思います。


#7442

仮想通貨取引反省まとめ 2024年春期

今日の出来事暗号資産

さて、調子に乗っていた仮想通貨取引ですが、先日の大暴落でロングポジションがロスカットされ、
退場を余儀なくされたのでここまでの反省点と方針をまとめておきます。
前回の総括は2024年03月06日(#07385 / 2024年03月06日)を参照。


今シーズンの通算成績は、軍資金15万円、利確資産37万円、ピーク時残高75万円です。
1回当たりの最大の勝ちは15万円、最大の負けは40万円です。また、継続期間は約2ヶ月です。
黒字ではあるものの、手元に残ったお金はピーク時残高と比べるとどうしても見劣りしてしまいます。
ただし手探り感が強く視野も狭かった過去の取引と比べ、
今回は今後に活かせそうな反省材料がとても多く残ったためしっかり書き残していきたいと思います。


まず、今回は04月10日までは自分でも意外なくらい勝ち続けていたのに対し、
イランによるミサイル攻撃があった04月13日以降はなかなかすんなり勝つことができず、
たった2回の損切りでそれまでの含み益を溶かしてしまいました。
強いて言えば上位足の読みが浅かったという反省はありますが、
どちらも突発的な値動きで自分のスキルではどうにもなりませんでした。
04月初旬までは、途中勢いに陰りが出てきたとはいえ基本的にはETF承認の流れから買い圧が強く、
ゆえにロングポジションであれば負けにくいという雰囲気がありました。
そういった前提で下位足である15分足を基準に基本的にはロングだけで勝負していたので、
必然的に勝ちやすかったのではないかと思います。
ただし、これは上位足のトレンド転換に気付けないと延々負け続けるということでもあり、
今回も中東情勢悪化辺りから売りトレンドが強くなったにもかかわらず、
ロングポジションで勝負し続けたことが結果的に大損失につながりました。
地政学リスクに振り回されたと言ってしまえばそうですが、
日足などのより上位のチャートをしっかり分析していればある程度避けられたのではないかと思われ、
その辺が今回の大きな反省点です。


2回目の大損、つまり最後のロスカットに至ってはもっと軽率で、
4時間足、1時間足ともに上向きなので下向きの15分足がトレンドをブレイクしたら大きく伸びるのではないか、
という思惑からロングポジションを取ったのですが、
実際にはその直後にクジラの利確でイランによるミサイル攻撃の日をはるかに下回る暴落を記録し、
それに巻き込まれる形でロスカットされてしまいました。不運といえばあまりにも不運です。
このとき、日足はダブルトップを形成していて明らかに落ちるサインを出していたのですが、
そこまで分析することを怠ったがゆえの敗北です。
4時間足を最上位みたいな位置付けで分析していましたが、やはり日足も見ないとダメだなと。
ここでショートを打っておけば逆に30万円近く勝っていて過去最高益に一層近づいていたのに……。


天国か地獄か、あるいは「一寸先は闇」という言葉を思い起こさせるような取引は根本的に間違っている。
これは春先に方針を整理した際にも認識していて、
日足でもタッチしないようなロスカットラインを設定するというルールによって
セーフティな取引を心がけるはずでした。
しかし、40万円負けてからは巻き返したいという気持ちが強かったこともあり
そういうルールをちゃんと意識できていたとは言い難く、
この辺は率直に言って自分の心の弱さ、取引センスの無さ、意識の低さが招いた敗北だと思っています。
もっと具体的に言えば、損切りできないということが自分にとって大きなウィークポイントになっている。
セーフティ取引は「負けても塩漬けにしていればいずれ損は帳消しになる」という目論見もありますが、
そういう考え方は結局損切りから目を背けているという側面は否めません。
このコンセプトをアップデートしないかぎりは次シーズンに突入してはいけないと思います。


やはり投資は負けているときにこそスキルが問われますね。
今回も40万円負けてからが特にひどくて、
損切りできるかどうかはもとより、有利な情報だけを取捨選択しようとしてしまったり、
逆に都合の悪い情報から逃げて解釈やチャートの見方を恣意的に変えたり
(下位足では負けトレンドだが上位足は勝ちトレンドが継続しているので下位足を見ないようにするなど)、
順風満帆なときにはやらなかったような軽率な行動をいくつもしてしまいました。
最後の取引に至っては2022年にあれだけ痛い目に遭ったナンピンを繰り返し、
その結果ロスカットラインが大幅に上がってこのザマです。
そして、負けて初めて2022年のときと同じく金銭感覚が壊れていると気づきました。
所持しているときは20万円ぽっち持っていても仕方ないから早く増やしたいと思っていたものですが、
20万円を失ってからはその金額の大きさを痛感しています。
ロスカによって投資目線から一気に生活目線へ引き戻されるからでしょう。


今回の教訓として、一方向だけの目線ではダメで反転した方が利益が出る可能性を常に考える、
トレンドは明確に観測してからポジションを確定すべきで
「あとちょっとでトレンド転換するだろう」という段階での先打ちは往々にして損に繋がる、
ファンダメンタルズは無視できずCPIやFOMCなどの定期イベントは必ずチェックする等々、
他にも細々とした反省材料はいくつかありますが、やはり問題は損切りをどうするか。
予測できない要因によって一瞬にして大きなマイナスになる可能性は常にあり、
勝率をどんなに高めたところで一度の負けでごっそり持っていかれるようでは意味がありません。
その対策として、仮想通貨資産はデリバティブ口座だけ使うのではなく現物口座をサブバンクとして活用し、
日本円に換金する前段階として細かく資産を移動していくというやり方が考えられます。
先物取引に使うデリバティブ口座はロスカットされると全部失うリスクが常にあるからです。
現物資産はクロスマージンでロスカットされても失うことがありません。
ただしこの方法では儲けてもロスカットラインが遠ざからないので精算されるリスクも下がりません。
過去に分離マージンを使って精算されまくったことがあることを考えると、
塩漬け戦略が必ずしも正しくないとはいえロスカットラインをあまり近づけたくないのも確かです。
とはいえその辺はポジションサイズで調整もできるので、
1日に欲しい純益の5〜10倍をデリバティブ口座に維持するという方針の下、
その余剰は現物口座に回すというルールを徹底すれば欲張りを防止できていいかもしれません。
アプリからの注文はデリバティブ口座の割合でサイズを決める仕組みになっているので、
全額デリバティブ口座に入れていると勝てば勝つほどハイリスク・ハイリターンになります。
これを防ぐと言う意味でも資金の分割管理は重要かと。


また、最近読んだ本で知ったのですが「バルサラの破産確率理論」も参考になりそう。
これは「ペイオフレシオ(損益率)」と勝率から将来破産する可能性をパーセントで算出するもので、
損益率とはこの場合ポジションに対する利食いと損切りの比率を指します。
たとえば、1,000ドルで成り行き注文したポジションを
1,100ドルで利食い、900ドルで損切りするなら両者の利益と損失は同額なので損益率は1となります。
損益率が1で勝率が50%なら破産確率も50%。
これは常に50%の確率で破産するという意味で、破産確率の安全圏は1%以下とされています。
50%ではいつかは破産するということですね。
破産確率1%以下というのは、損益率を「2」以上にすることによって勝率50%でも実現します。
損益率=2とは利食いの半分で損切りするということを意味しています。


ちなみにこの勝率が40%になると損益率=2でも破産率は一気に16.8%まで上がり安全圏を超えてしまいます。
30%以下になれば90%超えとなり破産はもう約束された未来に。
今回の自分もロスカットを食らったので部分的に破産したと言えるわけですが、
利食い予定の金額に対して2.5倍近くの含み損が発生してもなお塩漬けによって乗り越えようとしていたため、
損益率は0.4かそれ以下ということになります。この場合は勝率が50%でも破産確率は99.9%だそうで、
図らずもその通りになってしまったというわけです。この理論はあと1ヶ月早く知りたかった……。


損益率を2以上にするというルールが定まれば取引のやり方もいろいろ改善点が見えてきます。
要はポジションを開ける前に目標金額の半分を目安に損切りラインを決めてしまえばいい。
それなら心理的に損切りできないという問題も解決でき、同時に利食いラインも機械的に決められる。
具体的な損切りラインは直近安値やネックラインなどケースごとに異なってくると思いますが、
いずれにしろまずこれを決め、それが目標金額の半分に等しくなるように証拠金額を決めればいいわけです。
損切りラインを決められないならポジションは開けてはならない。
こうすればシステム的に1回で致命的な損失を出すようなことはあり得ません。
その代わり損切りラインを近づける以上はいままでのコンセプトよりも絶対的に勝ち難くなるため、
勝率50%を維持できるかどうかが大きな問題になり、
ここはこれまでの経験値で言えることは少ないため次シーズンの課題になります。
いままで以上に真剣にチャートを分析してポジションを決定する必要があるでしょう。
逆に言えば、含み損が出てから損切りするかどうかを決めていた従来のやり方は
ポジションを開ける際に負けることを考慮しないため、
どうしても軽率に取引してしまうリスクがあったとも言えます。


いろいろ書きましたが、最終的にこれらのルールを徹底できるかどうかはメンタル次第です。
特に損切りは決断力も要するためなかなか難しいような気もしますが……。
ただ、適切な損切りができれば今回も着実にお金が増えていっていたであろうことは間違いないので、
やはり一攫千金は考えず、足元の課題を一歩ずつ処理してチマチマ稼ぐのが良いのかなと思います。
思い返せば、負けるときはたいてい欲張ったときですが今回も結局それでした。
前に「仮想通貨で年1000万円儲けられれば40代でFIREできるかも〜」、
みたいなことを書きましたが(#07404 / 2024年03月25日)、その傲慢が破産の伏線になった感も否めません。
やはり仮想通貨取引はあくまでも公営ギャンブルのような感覚で臨むべきであり、
副業とみなしたりアーリーリタイアの条件にしたりするなど人生設計に組み込むのは無理があるのでしょう。
そういう目線が持てるのは投資のプロだけで、
3年も経っていない自分がそんなことを考えるのは烏滸がましいにもほどがあります。


結果的には微妙な結果に終わった今回ですが、今回実践したことのうち次回も継続できそうなこともあります。
まず対象銘柄をビットコインのみにするという方針は正しそうな気がしているので継続で。
少なくとも前回やっていた「未決済建玉変動率上位のアルトコインをショートで狙い撃つ」
なんていう視野の狭い取引よりは有望でしょう。
アルトコイン自体はトレンドの順張りでビットコインよりも強いシグナルを出しているならアリかも。
ただ複数銘柄をチェックするのは難しいのであくまで余裕ができたらの話ですね。
あと「上位足の順張り、かつトレンド転換のみを狙い撃つ」
というポジションオープンの方針もおそらく大枠は間違ってなさそうなので継続で良さそうです。
ただ、トレンドを見極めるのは難しいので「もしかしたら逆かも」という意識は常に持ちたいですね。


あと自信を失ったときほど縋りたくなる有識者その他の意見ですが、
これはむしろ縋れば縋るほど破滅に近づくということが分かったのも収穫です。
例の楽天ウォレットチャンネルを見ると、今回の57,000ドルへの大暴落の前日の投稿で
ラインをブレイクしたら下に行くという可能性にもいちおう言及していましたが、
結論としては「レンジの下限にいるので上目線です」などと宣っていて、この人はもうダメだと確信しました。
ここ最近の値動きは完全にこのチャンネルの予測の逆を行っています。
まあ、専門家ですらここまで大胆に外すくらい値動き予想は難しいのでしょう。
専門家の言うことを鵜呑みにしていると勝ち負けの結果を専門家のせいにできる分、
反省することでルール改善に活かすことが難しいという側面もあり、やはり依存は禁物かなと。
これは突き詰めれば専門家だけでなく各種シグナルやテクニカル分析指標にも同じことが言えます。
「MACDが反転したから行けるはず」みたいな思い込みは危険だということですね。
これについてはどんなときも最終的には自分の勝負勘で決めること、
あるいはチャート分析においては複数のシグナルを明確に観測するまでポジらないことが大事なのかも。
この「シグナルが明確なときだけポジる」というのもなかなか徹底できない反省点ではあります。


夏ボナ前に20万円ものお小遣いが消滅してしまったことについては非常に悔しさを感じていますが、
とにかく仮想通貨取引は負けるとストレスも溜まるのでしばらくはお休みして別の活動に専念します。
またしばらくしたらやりたくなってくると思うので、
夏ボナか秋口に支給されると噂されている決算賞与のタイミングで次シーズンに臨みたいところ。


#7433

有識者の信憑性

この半ヶ月でビットコイン相場にもさまざまなことが起きましたが、
結果として有識者の意見を鵜呑みにして大損した自分としては、
少なくともYouTubeで語られているような情報に基づいた取引はしないと決めました。
というのも、例の40万円損するきっかけになった「楽天ウォレット」のデイリーリポート。
試しにビットコインが明確に価格下落した翌日に下落する前の前日の動画を見てみたんですね。
そうしたら「まあここからのビットコイン相場は底堅い展開が続くでしょう」などと宣っている。
実際にはレンジを抜けて明確に下落しているわけで、こうなることをまったく予見できていないわけです。
こうして結果を先に知った上でアーカイブを見ると、いかに信憑性が低いかがよくわかります。
こんなのを鵜呑みにして大損するかもしれない取引をするなんて狂気の沙汰ですよ。


まあ専門家ですらこれなので、やはり値動きの予測というのは不可能なのでしょう。
いままで、なぜビットコイン界隈はYouTuberが全然いないのか疑問でしたが
今回の検証でようやく納得しました。
ビットコインの話をすれば当然今後どうなるかという話を求められる。
とはいえ値動きの予測は到底不可能で、それっぽいことを言って一度でも外せば簡単に信用を失ってしまう。
そんな危うい土壌ではYouTuberという仕事が成立しません。
ただ、Web3のエアドロップに関してはむしろYouTuberという立ち位置がうってつけのようにも思われ、
そっちの界隈から人が出てこないのは不思議といえば不思議。
まあ若干マルチ商法っぽい胡散臭さもあるのでイメージ的に手を出しづらいのでしょうか。
あと広告収入目当てでYouTuberをやるよりもエアドロ自体で儲けられるので
そもそもやる目的が無い、と言ってしまえばそうなのかもしれない。これは取引も同じことが言えます。


取引の知識が十分についてきて業績が軌道に乗ってきたら、
個人的にサブチャンネルを開設してそっちでビットコイン取引ライブをやってみたい、
という思いは実は前々からひそかにありました。
自分はともすればお金よりも他者承認の方が欲しいと思っているような人間なので、
取引を通じてそれを満たせるのであればまさしく一石二鳥ではないかと。
ただ、現状はチャートをずーっと見ているような必要性は無く永遠一人言を喋れるスキルも無いので、
あくまで絵に描いた餅でしかないし、上記の事情も加味するとあんまり実現しない方がいいのかなと思います。
ビットコイン取引はあくまでお金儲けのためのお仕事、という立ち位置が無難でしょうか。