閃輝暗点
人には誰しも嫌だと感じること、面倒なこと、その他諸々のトラブルが不意に起こります。
トラブルが起こりうる方向性はあまりにも多方面なので、予期・予防するのもなかなか容易ではありません。
それでも人は学習能力があるので、起きてしまったことについてはその後しばらく意識するなどして、
重点的に予防することに努め、年数を重ねると比較的多方面で予防できるようにはなってくるわけですね。
しかし年齢が重なればトラブルの種類がガラッと変わるので結局恒久的な対処は困難です。
それ自体はまあどうしようもないし、きっと誰にもあることなのでしょう。
ただ自分が個人的に腑に落ちないのは、そういうトラブルは得てして畳み掛けるように連続的に起きたり、
あるいは考えうるかぎり最悪のタイミングで襲いかかってくるということです。
そして果たしてこの問題は単に「間が悪い」「運が悪い」で済ませていいのか、ということを考えています。
言うまでもなく、そう考えるようになったきっかけは先の緊急入院です。
仕事は自分が関わるフェーズの最終盤、まさしく佳境というところでした。
そしてここを乗り切ればしばらくは暇という、まさしく一番休んではならない場面でした。
しかも、脳神経外科を受診している最中に先に応募していたソロライブS席の当選通知が来るんですからね。
これ以上間の悪いトラブルは今後しばらく起こらないのではないでしょうか。
それから今回の実家帰省。
実は昨日、2年ぶりに虫歯が発覚しました。なんでよりにもよって実家帰省のタイミングで。
歯間ケアをメインに歯の健康はそれなりに気を遣っていたつもりでしたが、
歯並びの都合で歯間ブラシが届きにくい前歯がダメになってしまいました。
これによって東京に帰ったらすぐに歯医者に行かなくてはならなくなったわけですが、
今日はそれに続いてなんと人生初の「閃輝暗点」を発症しました。
閃輝暗点とは視界の中心にギザギザの光のようなものが見える一時的な視覚障害で、
片方の目を瞑ってもそれぞれで見える場合は脳に原因があると言われています。
一般に脳の後頭葉にある視覚野の細胞が興奮して過剰反応するとなると言われ、片頭痛の前兆とも言われます。
血管の過剰な収縮・拡張によって起こると言われており、
自分の場合は負担をかけ続けてついに解離した椎骨動脈の件もおそらく無関係ではないのでしょう。
主治医は「理想的な予後」と言っていたのはなんだったんだ……。
とはいえ、今回は10分ちょいで直り、視野の欠損も頭痛もありませんでした。
また実家生活は後半必ず崩壊するのですが、それによってまあまあ無理をしていた自覚もあります。
頭痛が無ければ基本的に様子見するのが普通だそうですが、
自分の場合は特殊事情もあるので主治医に相談してみるつもりです。MRI検査を前倒しでやることになる……かも。
まぁそういう感じで、トラブルは畳み掛けるし最悪のタイミングを狙ってくるわけですよ。
逆に言えば、そうでないトラブルはもはやトラブルと認識していないのかもしれませんが。
「畳み掛ける」トラブルは対処のしようもないし一種のバイアスがかかっている可能性もあるでしょう。
一方、「間の悪い」トラブルは、直感的にはそれこそが運の悪さそのものであるようにも思いますが、
間が悪いことが本質なら頑張れば避けられるような気はするんですよね。
いまこういうことをしている、一番起きて欲しくないトラブルはこれで、それに対する予防はできているかどうか。
そういうことを常日頃から思いを巡らせる余裕を持てるかどうか、ということです。
そしていまや自分は、その意味で健康を意識せざるを得なくなった。
これは否定し難い事実であり、当面のウィークポイントでもあるように思います。
まさに今回の実家帰省では、そこを意識しないとお前死ぬぞと言わんばかりに早々にトラブルが畳み掛けてきている。
こうやって衰えていく体のケアに対する意識を育む過程で、
きっと自分はそのうち若者であるという自覚を失っていくんだろうなと改めて思った次第です。