汎用人工知能の第一歩
「GPT-6 Astra」が発表され、近日中に一般ユーザー(無課金除く)も使えるようになるそうです。
GPT-6は開発者が「将来、AGI(汎用人工知能)の歴史を振り返ったとき、
GPT-6が最初だったと語られることになるのではないかと思う」と豪語しているOpenAIの次世代AIモデル。
とはいえ、ユーザーのプロンプトに基づいて回答を出力する、
いわゆるチャットボットとしての賢さはGPT-5.6 Solと同等性能らしく、
その意味でシンギュラリティを越えたと言っているわけではありません。
なので今後もチャットとして使うならGPT-5.6シリーズ(Sol / Terra / Luna)を使うことになると思います。
GPT-6 Astraが飛躍的に進化したのは、ざっくり言えば文字入力のみに頼らない情報の処理能力だそうです。
あるユーザーはAIに『ポケットモンスター ファイアレッド』をプレイさせる独自のベンチマークで、
GPT-6がわずか18時間で殿堂入りまでクリアしたと報告しています 。
それまでのAIモデルは、GPT-5.6は96時間、GPT-5.5にいたっては200時間以上かかっていました。
初代ポケモンを18時間というと、もう人間と比べてもなんら遜色ない認識力を持っていると言える気がします。
AIはスクリーンショット(映像)のみを頼りに操作しているそうなので、
プレイ条件も人間とほぼ変わりません。
これまでの生成AIでは、人間がAIにやってほしいことを「プロンプト」という形式で言語化して、
AIはそれを解釈することによってコーディングやPCの自動操作を実現していました。
しかしGPT-6以降はもはや人間が目の前の景色を言語化する必要さえなく、
CodexならCommand+Commandでデスクトップ画面を共有するだけでやりたいことを理解してくれます。
外部アプリの代理操作も結構できるみたいで、さらに可能性が広がりました。
数年前、web屋さん界隈では「プロンプトエンジニアリング」などという言葉が流行りましたが、
もはや人力エンジニアは言語化スキルさえステータスにならない時代が到来するのかもしれません。
GPT-6 Astraがリリースされたら、たとえばUnityやBlenderみたいなクリエイティブなアプリは操作できるのか、
あるいは簡単なゲームならアセット集めも含めてやってくれるのか、
いろいろやってみたいことはあるのですが、トークンコストはかなり高いみたいなので、
Plusプランで使い倒すためには追加課金も必要になってくるかもしれません。
退院後、さっそく期間限定イベントのプラットフォーム開発を再開しているのですが、
ChatGPT / Codexはいつの間にか5時間リミットが復活したこともあり、
GPT-5.6 Sol mediumでもちょっとした開発でモリモリ消費してしまっています。
リミットを使い切ってしまって開発が止まることもしばしばあり、この感じだとGPT-6はかなり厳しそう。
今後はリソースが余っている深夜帯を狙って自動実行することも視野に入れる必要があるのかもしれません。