インプレゾンビ壊滅へ
Twitterは認証済みアカウントを対象とした報酬プログラム「Revenue Sharing」を廃止し、
代替プログラムとして「Original Content Rewards Program 」という報酬プログラムをスタートすることを発表しました。
新プログラムもユーザーの投稿のインプレッション数に応じて報酬を支払うプログラムに変わりはありませんが、
①コンテンツはオリジナルでなければならず、②評価基準は認証ユーザーのインプレッションに限る、
という制約が加わっています。
いままでの報酬プログラムは投稿のインプレッション(閲覧数)ならなんでもよかったので、
バズったツイートにリプライで便乗してインプレを稼ぐ「インプレゾンビ」が長らく問題になっていました。
このプログラム改革は、そのインプレゾンビ的な投稿の価値が無に帰することを意味します。
もともと雀の涙ほどしか稼げなかったという噂も聞きますが、これでインプレゾンビは消滅することになりそうです。
また、新たな報酬プログラムは認証ユーザーのオリジナルコンテンツのみ対象とするため、
報酬プログラム以前からひたすらパクツイでフォロワー数を伸ばしていた類のアカウントも収益化は許されなくなります。
そもそも申請条件に「認証されたフォロワー500人以上」とあり、
インプレッションの対象さえも認証されたアカウントのみということで無料アカウントは完全に蚊帳の外です。
この件は、一見すると長年の問題だったインプレゾンビやパクツイに決定的な打撃を与えるという意味で、
Twitterが多少なり健全なSNS(マイクロブログ?)として再出発する契機としてポジティブに捉えられます。
しかし一方で今後論争になりそうなのは、少なくともガイドラインではAI生成コンテンツを禁止していない点です。
文章を読むかぎりでは、それに十分なオリジナリティが認められるかぎりはAI生成もオリジナルコンテンツであり、
つまり収益の対象になると解釈することができます。
となると金の亡者が次にターゲットにするのは、
いわゆるAI Slop(低品質なAI生成コンテンツ)の粗製乱造なのではないでしょうか。
Twitterで金儲けしたいがクリエイティブなスキルが無い人は、いままで以上にAIコンテンツに頼ることになりそう。
それによってTwitterにAIコンテンツが溢れかえれば、AIに対する嫌悪感も増すことになりそう……
ですが、おすすめアルゴリズムさえ正常に機能してくれればコンテンツを押し付けられることはないと思われるため、
そう言う意味ではインプレゾンビよりはまだマシなんでしょうか。
あるいは、バズったツイートにAIコンテンツつきのリプライを送ってインプレッションを稼ぐ……
みたいなことが流行ったりするんだろうか(趣旨を考えるとリプライはリワードの対象にならなそうな気はしますが)。
Twitterは長らく青い鳥のアプリ(ver.9.24)を使ってどうにか凌いでいましたが、
先月初頭あたりでついに埋め込み画像が表示されなくなり、
とうとうPWA版のTwitterに乗り換えざるを得なくなりました。
が、PWAは複数ホーム画面に置くことができ、同一ドメインでもセッションやLocalStorageも別管理になる仕様らしく、
おかげでアカウントの使い分けという観点ではむしろ便利になっています。
実体はSafari(webブラウザ)なのでコンテンツブロッカーも効くのでタイムライン巡回も快適。
「そろそろ次のサービスか」と言われて10年経ちますが、なんだかんだでTwitterからは逃れられそうにありません。