Chrononglyph

#8254

注意散漫の壁

今日の出来事意欲の問題

昨今、ショート動画などでコンテンツのおいしいところだけ摂取することに慣れてしまった結果、
小説や映画、従来型のゲームなどの従来型コンテンツが楽しめなくなってしまった若者を「ドパガキ」というそうです。
あたかもZ〜α世代を揶揄するかのようなスラングですが、
満員電車で他の人の様子を見ていると老若男女誰でもショート動画を見ているので、
短絡コンテンツのドーパミン中毒は何も若者に限らない、ちょっとした国民病になりつつあるのかなと思います。
最近自分の中ではWeb 2.0批判がちょっとした流れになっているのですが、
思えばこれもWeb 2.0の時代にプラットフォーマーとして舵取りを担った企業たちが、
ただただ金儲けを最適化しようとした結果なのかもしれません。
利用者は各プラットフォーマーがアテンション・エコノミーを奪い合う競争に巻き込まれ、
その結果ドーパミン中毒から抜け出せなくなったとしたら、
ドパガキと揶揄される人たちも結局ネット文化に広がる格差の犠牲者なのかなぁとつくづく思います。


そして自分も御多分に漏れず、過剰なコンテンツに埋もれて注意力が散漫になってしまった一人です。
基本的に、部外者として短時間に集中してコンテンツを楽しむ分にはドパガキでも問題ないと思っています。
つまり刺激的なコンテンツを高効率で回していくということですね。
こういうことは電車の移動時間など限られた時間でしかやらないので、
そういう隙間時間の密度を上げようとするというのは別に悪くないんじゃないかと。
延々スクロールを自宅や会社の休憩時間にもやっていたら結構ヤバいと思いますが。


ただ、それはそれとして集中力の衰えが深刻になってきているというのは間違いなくある。
そしてその要因のひとつは間違いなく加齢だと思っていますが、
これまでのコンテンツの過剰摂取のせいなんだろうなという実感もあります。
加齢が原因なのは間違いないので、この問題をたとえば10代のように戻すことはもう難しいと思う。
一方で、これ以上悪化するとマズいのではないかという危機感があることも事実です。


自分はここ近年、有言不実行になる不誠実さの原因を多方面から改善しようと試みてきました。
たとえばAの方が気になっているのにBを先に片付けないといけないような場面ではどうしても捗りにくいとか、
そもそも体調不良時にはタスク消化が捗らないのは当たり前なのでまず体調を万全にすることが重要だとか、
やるべきことが明確なら手広く構えすぎずにそれに集中するべきだとか。
実際にこれらは効果があったと思っていますが、一方で注意散漫になる問題はまるで改善する兆しがありません。
むしろどんどん悪化している感じがある。


とはいえ、別にショート動画にハマっているわけでもないのでドパコンテンツを封印しても無駄な気がする。
そうでないところに注意散漫になる原因があるということですね。
ながら作業とか、メリハリをつけることとか。
この辺は行動力改善の新しいテーマになりそうな気がしています。



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